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カテゴリ:My Shop
私のお店。2007年上期の概算収益が出た。3年目にして文句なし
の黒字!ヤッター!! というわけで、各スタッフの給与半月分のボーナスを支給した。 香港の会社はボーナス制度というのが無く、給与だけでいい。 ある会社では、13ヶ月目の給与(ダブルペイ)というのがあり、 これは、1年を旧暦で動いていた香港の風習の名残で、旧暦 (1年336日)と新暦(1年365日)の差29日の給与という意味で会社 はこれを支払うか支払わないか、雇用契約に盛り込む必要がある。 支払うという契約書を交わした場合は借り入れをしてでも払う 義務が会社に発生する。 私の店はこのダブルペイは支払わないが、利益がでた場合は 1ヶ月給与内のボーナスを支給という条件で全スタッフと雇用 契約を結んでいる。 「給与はどこから出るのか?」という問に関して、殆どの人が 「会社から」と返答するだろう。しかしこれは正解ではない。 給与はお客から出ているというのが本当の答え。 売買行為をし、人を雇い、給与を出すという行動は最低限の 会社存在条件である。給与を出せなければそれは会社ではない。 しかし、ボーナスは「会社から出ている」という答えは正解。 ボーナスを出せることが会社の力であり、社長の力であると 思う。 日本はバブル崩壊で潰れないとされていた銀行、証券がどんどん 経営破たんしていった。ある最王手の証券会社はお金を借り入れ して社員にボーナスを支給して消えた。 私の親戚連中の1人は経営破たんした大手保険会社に就職したが、 経営を引き継いだ会社で現在家も購入し結構裕福な生活をしている。 それに比べ私は独立したものの、2年間給与はとれずあくせくして いる。食うだけで今は精一杯だ。何とかしなきゃと考える日々。 「おかしいんじゃない?ボーナスは会社の力であって、利益がある からボーナスを出せる。何故瀕死の会社がボーナスを出して、しが みついた社員が前の会社の時より裕福な生活を手に入れる事が出来る のか?」 このあたりに私は日本の会社社会に本当に矛盾を感じる。 だから香港に居る。だから日本で働く事は考えた事がない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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