香港発 082惣菜有限公司 社長の日報 Ver.2　

今日は開店したときに購入した厨房機器のメーカーさんに、遅延していた残金を全て払いに行ってきました。

私の店は開店資金ゼロからはじめました。当然それが良しとしていたわけではありません。出店条件を大家と打ち合わせ出店契約。厨房機器メーカーさんと打ち合わせ売買契約。事前に予算を算出してありほぼ予算内に。

他界した会長に報告です。まだ記憶ははっきりしており｢わかったお金は会計に連絡して準備する｣と言った直後に集中治療室の出入りが多くなり、記憶もなくなりそのまま他界。しかしながら、会計に確認するもお金はどこにもありません。｢マジかよ～。会長カネ準備してないじゃん！｣。｢大家には、メーカーさんにはどう説明する？｣。｢雇い入れた社員はどうする｣。。。頭が真っ白になった記憶があります。

準備万端。さあ開店という状況で、このまま出店キャンセルとなると、私はもう香港量販店での商売は出来なくなるという危機感が頭をよぎりました。｢支払いのプッシュがあるまでは突っ走る｣。決行です。

開店から1年半は思ったように販売が上がらず苦しい時期でした。店長も亡くなりました。そんな状況下で、細かい支払いながらも待ってくれたのが、今日お伺いしたメーカーさんです。日本ではラグビーチームが強い事で有名。
香港のメーカーであれば即支払いが完了するまで機器は撤収です。実際に1社は撤収に来ました。

本当にありがとうございました。何とかお店も利益が上がり、自分の給与もこれからは取れるようになります。貴社の存在がなければ私の店は空中分解でした。｢感謝｣と2文字で完結できないほど大きな｢感謝｣です。