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テーマ:映画館で観た映画(8532)
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絶縁状態の父親が倒れたという知らせを受けた日、 小さな衣料品会社の営業マン・長谷部真次は、いつものようにスーツケースを転がしながら 地下鉄で移動していた。 そこに突然、亡き兄が姿を現す。 兄の背中を追って地下通路を抜けると、そこは昭和39年の東京だった。 goo映画より 直木賞作家・浅田次郎の同名小説の映画化。 私は原作未読で今日映画を観てきました。 知らなかった父の真実 兄の死のいきさつ、 恋人みちこ。 2時間半という時間に濃密にさまざまな想いや出来事が凝縮された 余韻の残る物語でした。 ただ 以下ネタバレ反転 みちこの行動の意味がわからない。 好きな人の幸せとお母さんの幸せ どちらを取ればいいか? と母にたずね 好きな人を幸せにしてあげて と言われて 自分の存在を消してしまったのですが なぜ?どうして自分が生まれなかったことにしたら彼が幸せになれるのかわからなかった。 父の愛人に子供がいないほうが幸せな人生を送れるから? 不倫相手がいないほうが 妻子と幸せに暮らせるから? 近親相姦で苦しまないように? わからん! せっかく生まれてくることを喜んでくれていた父母を悲しませ 真次を悲しませ。 生きたまま互いの存在を大切にしながら 離れて生きてゆくこともできるのでは?? ラスト ポケットから指輪を出した真次の表情も読みきれませんでした。 あまりせつなそうでなかったのですが もうみちこの記憶が薄らいでいるのか みちこの選択を受け入れて乗り越えたのか? タイムスリップして兄を生き返らせるのかと思いましたがそれはなかったので やはり過去は変えられないのかと思いましたが 生きていたみちこが生まれなくなる。 そんな変えかたしていいんですか? そもそもみちこが存在しないのに指輪だけあるのはなぜ? もうひとつわからないのは父の行動。 出征時の電車で暖かい家庭を夢見ていた人が 戦場で身を盾にして子供たちを守った人が どうして妻に手を上げ 家に帰らず 愛人に子供を作るような人に豹変したのか。 心の奥では3人の子供たちを愛していたにしても あの 家族にとる態度の真意がわかりにくい。 妻がずっと過去の恋人のことを想い続けていることへの嫉妬から? これは絶対原作を読もう!と思いました。 途中涙するところも多々ある じわっと感動する映画でした。 が 某MOVIX(橋本じゃないのよ、今日は)の通路後ろに座っていた若い夫婦! 2~3歳児を連れていたのですが この子が最初から最後までず~っとおしゃべりしているんですよ! 「アイス買ってきて」のなんのと! しかも親も子供にお互いにしゃべるしゃべる。 ぶちぎれそうでした。涙の場面も全部イライラが勝ってしまいました。 まったく人の迷惑なんか思ってもいないようで 言ってやらないと彼らのためにもならないわ!と 映画終了後捕まえて注意しようと思っていたのに エンドロール始まったら彼らはすぐに退場してしまったので言えませんでした。悔しい! 私の感動を返して! 子供に罪はないのです。悪いのは親よ!親!! こんなおとなの映画に子供を連れてくるな~~~!!! しかも夜の上映ですよ!子供がかわいそうとも思わないのかしら!? 追記 また反転 昨夜映画を見た後 舞台と同じ駅も通って地下鉄に乗って帰ったこともあり 夢の中でもずっと地下鉄に乗り不思議な世界をさまよいながら映画のこと考えていたので 大変寝覚めが悪い!!! やっぱりどう考えてもみちこがわからない。 そもそも あの物語にみちこのくだりはいらなかったのでは?と思うのですが。 雰囲気と役者さんたち、音楽がたいへん良かったのに 物語に自分の気持ちを沿わせることがいまひとつできず 中途半端でもやもやしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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