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テーマ:ワイン大好き!(30749)
カテゴリ:新技術
日経新聞によれば、 月桂冠は,2008年3月19日、 京都大学と東北大、神戸大学と共同で、 稲わらやもみ殻からバイオエタノールを 生産する技術を開発したと発表したという。 製造過程で硫酸など化学薬品を使わず 安全性が高いのが特徴という。 清酒造りに欠かせない「清酒酵母」を活用したという。 同社は生産効率を高めて実用化を目指すという。 月桂冠などは、酒の原料であるコメのでんぷんを 糖に分解する「麹菌」に注目し、 麹菌が持つ分解酵素「セルラーゼ」の遺伝子を 清酒酵母に組み込んだという。 高圧処理した稲わらなどを、この酵母で分解して エタノールを造るという。 同社によるとエタノールの生産効率は 従来と同程度だが、硫酸など化学薬品を使う必要がないという。 でんぷんから直接エタノールを生産する技術は 昔からあり、バイオエタノールにも利用されているが、 食糧となるでんぷんを分解利用するため、 穀物市場の高騰化や、食糧不足のもととなっていたが、 食糧としては廃棄物である稲わらやもみ殻から バイオエタノールが効率よく生産できるとすれば、 21世紀を担う革新的技術に発展しうる技術 であると言えよう。 また、稲わらやもみ殻をエタノール化する前に、 分解するのに化石燃料を消費する機械技術や、 硫酸などの化学物質を使わないので、 比較的安全性が高く、その意味でも、 21世紀の新技術であるといえるだろう。 あとは、遺伝子組み換え酵母の安全性の 確認ができ、生産効率が向上すれば、 申し分の無い21世紀型の技術であると言えよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 21, 2008 12:47:21 AM
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