|
テーマ:ワイン大好き!(30749)
カテゴリ:新技術
日経新聞によれば、
経済産業省所管の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) と産業技術総合研究所などは、 微生物やショクブツから集めたバイオ技術由来の 天然化合物を使い、新型万能細胞(iPS細胞)の 作製効率を高める研究に2008年4月から乗り出すという。 安全性の高いiPS細胞の開発につなげるという。 再生医療に向けて実用化を後押しするのが狙いだと言う。 産業技術総合研究所の新家一男チームリーダーらは、 iPS細胞を開発した京都大学の山中伸弥教授らと協力して 研究に着手するという。 産業技術総合研究所では、 微生物や海洋産物・生薬から採取した約15万種類の 天然化合物のライブラリーを保有しており、 これを研究に活用し、iPS細胞の作製に役立つ化合物の 探索に取り組むという。 iPS細胞が当初作られた時に導入された4種類の遺伝子の一つは 発がん性が指摘されていたが、その遺伝子なしでは 作製効率が下がってしまったという。 遺伝子導入に使うウィルスにも発がん性が懸念されているという。 iPS細胞の作製時に遺伝子の働きを調節する化合物を加えれば、 導入遺伝子の数を減らしても効率よく作製できる可能性があるという。 将来的にはウィルスで遺伝子を導入しなくてもiPS細胞を 作製できるかもしれないとして、世界的に研究競争が 活発になっているという。 iPS細胞の考え方は、何も、人間の再生医療にのみ 使われる必要はないであろう。 また、動物だけではなく、植物などにも利用できるかもしれない。 これらにより、バイオ系の素材、構造材、等々 様々な物が生み出されうる可能性を持っていそうである。 いわば、命を持っていて、太陽エネルギーを利用できる 生物質を生み出す技術であると考えられそうである。 そうした新技術の確立にも、 可能な限り多くの天然化合物利用による試行錯誤が 重要であると考えられる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 31, 2008 10:51:39 PM
コメント(0) | コメントを書く
[新技術] カテゴリの最新記事
|
|