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カテゴリ:北朝鮮ニュース
○蛇数千匹が大脱出、不吉な自然の徴兆 2010年10月、白頭山近隣の中国地域で、数千匹の蛇が一度に道路に這い出すという奇怪な現象が起った。吉林省白山(バイサン)市と営城子の間の道路で目撃されたこの蛇の群れを、大震災や火山爆発の徴兆だと住民たちは信じていると言う。蛇の群れ出現の1日後に、近隣地域で規模3.0水準の地震が2度発生した。 ○増える地震 2002年、中国吉林省汪清(ワンチン)県の地下566km地点で、リヒター規模7.2の強震が発生してから、白頭山一帯に火山性の地震が急増している。2010年にもロシア地域の豆満江下流地点で、規模6.9の強震が地下574km地点で発生した。この強震が白頭山の地下にあるマグマを刺激して、動きを活性化させた可能性があるというのが、専門家たちの予測である。 2009年にも白頭山近郊で規模4.7の中型地震が発生した。2003年から2005年の間も、毎月最高で270回に達する多様な地震が発生したが、震源が白頭山を中心に密集していることが分かった。 ○火山ガスの噴出 去年11月7日~8日に白頭山の近隣地域で、火山ガスである二酸化黄が噴出する様子が、ヨーロッパの気象衛星METOPが撮影した写真で確認された。白頭山の地下にあるマグマ層の圧力変化で、マグマに溶けた二酸化黄成分が噴出された可能性が高いというのが専門家たちの分析である。 ○「天池(チョンジ)」周辺の隆起 2002年~2005年に白頭山頂上のカルデラ湖である「天池」周辺の岩盤などの地形が、7cm程度隆起した。中国の衛星航法装置(GPS)のデータによれば、2002年8月から1年間で「天池」周辺の北側地域が水平と垂直で45~50mm移動したと言う。これは地下のマグマ活動が活性化したことにより、マグマが白頭山を押し上げる圧力が高くなったという推論を可能にさせる根拠である。 ○「天池」の水温上昇 2004年に「天池」の水温が上昇して、白頭山一帯の温泉から出る火山ガスの中に、マグマから検出されるヘリウムや水素の含有量が、普段より10倍位増加した。 ○白頭山の山林考査 2004年に白頭山一帯の森林地域の木々が、一斉に枯れる状況が発生した。北朝鮮や中国政府は、害虫や樹木病などの特別な理由を発見することができなかった。 <白頭山の火山爆発の前例> 946年、1688年、1702年など、文献に記録されている前例だけでも数回ある。946年に発生した火山爆発の時、白頭山から排出された火山灰は、100~150Km3と推定される。去年、ヨーロッパと北極海の近郊を火山灰で覆ったアイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル火山の爆発の時の噴出量は0.1km3だった。白頭山が以前の規模で爆発した時に出る火山灰は、エイヤフィヤトラヨークトル火山の1000倍以上になる。 <白頭山火山爆発の際の予想災害> 過去のレベルで火山が噴火したら、摂氏500~700度の火砕流(火山灰と岩石等が混じった物質)が白頭山を中心に半径60kmまで広がって、この一帯の動植物が全滅して、火山灰で両江道や咸鏡道など、北朝鮮の北部地域全体の自然環境と建物、道路などが焦土化される可能性が高い。専門家たちは白頭山の火山が爆発した場合、直径12km、平均深度213mである白頭山頂上のカルデラ湖にある水20億tが一度に流れ出て、1時間後には周辺地域に大規模な洪水が発生するはずだと予想した。そして火山から噴出された硫黄酸化物、すなわち熔岩ガスと火山灰の中にある硫酸粒子の混合した物質が日光を反射して、韓半島一帯の気温が2カ月間は2度程度落ちると予測する。気温がこのように落ちたら、農作物の冷害による食料事情の悪化と伝染病の流行など、北朝鮮住民たちの北朝鮮脱出事態が発生すると考えられる。飢饉や経済難で難局に陥っている金正日北朝鮮体制が、白頭山の火山爆発で完全に崩壊することもあり得る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月11日 10時45分35秒
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