カテゴリ:カテゴリ未分類
先日ラジオでこんなことを言っていた。
日本食というものは「器」が重要な役割を果たしているという。 簡単に分類すると、焼き物の器、煮物の器、酢の物の器、そして椀物。 この器、量を量る役割があり、それが重要だそうだ。 それぞれの器に盛られた一人前の分量は、非常にバランスのとれた量であるらしい。 焼き物の器には、魚や肉などの焼き物から、刺身や煮魚、トンカツやから揚げといった揚げ物までの動物性たんぱくの料理を盛る器として使う。 煮物の器には、根菜や油揚げなどで構成された野菜中心のものを盛る。 酢の物の器は、酢の物以外にも、煮豆や白和えなど少なく盛り付ける。 椀物は、味噌汁や吸い物、これも野菜が中心になる。 そしてこれらの比率は、動物性たんぱくの焼き物の器を1とし、その他野菜の器が3あるわけで、1:3の比率で構成されているという。 今日の栄養学的にいってもこの比率がベストだそうだ。 このことから、日本人は自然とバランスよく食事を取っていたことになるのだが、、、、 最近はどうだろう、大皿に盛り付けてとめどなく好きなものを好きなだけ食べる傾向になってはいないだろうか? 肉の比率が非常に増えて、野菜が減っている。 ひとりづつの分量ではないために、どのくらい食べたかがわからないシステムだそう。 この欧米人的食べ方は日本人にあっていないらしい。 しかし、いそがしい中これだけのものを揃えて食べるのは大変だと言う声もでてきそうだが、そういう場合は惣菜などは買ってきてもいい。 そうすればそれぞれの器に盛る分量と比率が決まって適量になるという。 たとえば、サンマは焼く、大根などの煮物ときゅうりの酢の物は買ってくる、豆腐とワカメの味噌汁は作る。 これだけで1:3の比率が守られ、量的にちょうどよくなる。 少し手間が増えるとしたら、一人づつ盛り付けることで小さい器の洗い物が増えることぐらいか。 それでも日本人的食べ方を見直したほうがよさそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|