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スピカの日記~育児編~

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Jan 8, 2005
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カテゴリ:出産
【40w1d】
今日は朝から定期的に下腹がいたい。
今日仕事の夫にお弁当をつくりながら、
”もしかして、もしかして”と思っていた。

だいたい家事も落ち着いて間隔を計ってみるとだいたい10分間隔。
おしるしも破水もまだだけど、とりあえず病院に電話してみた。
すると、荷物をまとめて来診するようにいわれた。
”ついにきたかっ!!”

でも、まあ、私のことだからだらだら出産までに時間がかかるんだろうな~。
また帰されるかもしれないけどとりあえずタクシー呼んで行ってきます。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

10:00 
病院に到着
先生の内診を受けて子宮口が4センチ開いているとのこと
入院することになる。

10:30 
陣痛室に移り術衣に着替えかん腸をされる
3分は我慢するようにいわれ陣痛との二重苦にもだえ苦しむ。
陣痛間隔はおよそ7~10分

11:30 
昼ご飯が出る
メニューはカレーライス。
陣痛妊婦にはヘビーな献立だがこれからのスタミナ温存のため完食する。
両親が病院に到着。
陣痛間隔5~7分

13:00
先生から促進剤の使用を進められる。
今から点滴すると明るいうちに産むことができるそう。
でも、あまり薬を使いたくないのでもう少しがんばる意思を伝える。
15:00
今からだと看護婦の手が少なくなるので促進剤を使うのが難しくなると婦長さんから伝えられる。
このままがんばる意思を伝える。
おやつがでる(この病院は手作りおやつもでるのだ)
この日のおやつはケーキ
いつもの私なら大喜びだが陣痛がひどくてとても食べる気にならない。
母親に食べてもらう。

15:30
夫病院に到着
入れ替わりに両親は一時帰宅
夫に背中をさすらせる
背中をさすってもらうとかなり痛みがまぎれる。
でも、途中から彼はカレーパンを食べながらさすりだす。
カレーパンのにおいにむせる・・。

16:00
子宮口は8センチまで開く。
婦長さんに早くて6時ころには産まれるといわれる。

18:00
夕ご飯が出る。
ご飯を2口食べたがそれ以上食がすすまない。
長い陣痛にばて始める。

19:00~
思うように陣痛が盛り上がらない。
いつまで続くかわからない陣痛に苦しみながら弱気になる。

22:30
先生:「目が死んでいるよ。そんなのではうまくいきめないので一度部屋を暗くして寝てみることにしよう」といわれる。
私:“この痛みを抱えて寝られるの~?”
と明日に持ち越しすることにがっかりする。
夫や両親は部屋から出るようにいわれ、私は一人陣痛室に残される。
そうこうするうちにかなり強い陣痛がくる。

23:00
突然先生が部屋に入ってきて「さあ産むよ!」
分娩室に移動する。
子宮口はマックスの10センチ、そして破水。
「こんな陣痛では普通はお産にならないのだけど、やるだけやってみましょう」
ということで先生は吸引、看護婦さんは2人がかりで私のおなかを押し、私はいきむというかなりの修羅場がつづく
夫は一応立会いすることになっているのだがこの修羅場を見せるとビビるだろうから頭がでてきてからよぶことになった。
うまく私がいきめず、赤ちゃんの心拍が60まで落ちてしまう。
なんだか先生もあせり始める。
私は目の前に星が舞い始めた。
私の鼻に酸素のチューブが入れられる。
もうなにがなんだかわからない。
痛いとかそういう次元ではなくなってきた。
最後の絶叫の後ようやく頭がでた。
夫、ビデオ片手に登場。
1月8日23時36分、もうひといきみして赤ちゃん(女の子)はとうとう誕生!

だが

泣かない。

へその緒を切り看護婦さんがペシペシたたき始める。
でも泣かない。

先生「すぐ、泣きますよ~」
といいながら「これ胎盤ね」と見せてくれるのだけど、どこかあせっているふうに見える。

“にゃ~”
子猫のような鳴き声が聞こえその後
“おんぎゃ~!”
と力強い泣き声がした。
私は一安心。夫はなみだ目。
体重を量ると3697g。
難産なはずだ・・。
産湯につかり、服を着させてもらって私のところに赤ちゃんが来た。
第一印象は正直“ま・丸い・・。”
普通産まれたて赤ちゃんはしわしわでオサルのようだと思っていたのに、なんだか肉付きがよくて丸くて“千と千尋の神隠し”の巨大な赤ちゃん“坊”にそっくりだった。

その後2時間ほどは出血が多くなるので分娩室でそのままで眠らないで居るようにいわれ、夫とぺちゃくちゃおしゃべりをしたり、赤ちゃんとの写真を撮ったりなんかしていた。
そこではもう次の子がほしいというような話をしていた。
“のど元過ぎれば熱さを忘れる“の局地な私。

赤ちゃんがほしいと思い不妊治療を受けたりしてようやく私のお腹に来てくれた赤ちゃんと始めて対面できた喜びでいっぱいだった。
もう“ありがとう”の言葉しか思いつかない。

私たちのところに来てくれてありがとう。
これからずっとよろしくネ☆





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最終更新日  Jan 17, 2005 03:47:42 PM
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