2011冬タイ旅行記(51) スアンパッカードパレス その2
2012年1月3日。スアン・パッカード宮殿は、当初ラーマ5世の孫にあたるチュンポット・バリパット・ナコーンサワン親王夫妻がバンコク市内に建てられた御所として使用されていたそうです。こちらは王室御座船。チュンポット王子の父の所有物、ラーマ5世の時に王室行列に使用されたそうです。船体はオドラタ科ホペア属材で、船室はチーク材で作られているそうです。順路に沿ってお隣にある建物に移動します。こちらはラッカー・パビリオン。この建物は、チュンポット女王50歳の誕生日を祝うために、1959年住職の許可を得て、アユタヤとバンバインの間にある寺院から移築されたそうです。タイ仏教寺院風の屋根を持つ高床式の家屋で、17世紀のシャム国の文化を今に伝える貴重な建物だそうです。ここから振り返ると見えるのはダイニングルームとして使用されていたという第4展示館。さらに順路に沿って歩くとこんなものも。こちらは8つある展示館の第5展示館。2階にはバンチェイン時代の古代遺物が展示されているということですが、そちらは上がれません。1階には岩石・鉱石・魚介類の化石が展示されていました。この巨大な車輪はなんでしょうね?右手に第4展示館の建つ池を見ながら進んでいきます。シー・アユタヤー通りに面して建つこの宮殿。中は本当に静かです。