オホーツク初冬の色 その3
アイヌ語で「トウ・プッ=湖・口」「チカンプトウ=鳥がいつもいる湖」という濤沸湖。濤沸湖は周囲約28キロメートルの汽水湖です。ラムサール条約にも登録されたこの湖を中心にした周辺一体は渡り鳥たちの中継地となっています。現在はオオハクチョウが羽を休めています。2週間前に行った時よりも白鳥の数が増えていました。湖に近づいていくと、ハクチョウ達が寄ってきます。餌をくれると思ったのでしょうね。その鳴きあう声のすごいことすごいこと。でも、餌をもらえないとわかると、すーっと岸から離れていきます。毎年数千羽が飛来し、しばらく休憩した後に、さらに南を目指して飛び立っていきます。その行き先は宮城県や新潟県だとか。そのうちの一部数百羽は、この湖で越冬します。