昨年の秋、結構暖かかったことは覚えて
いらっしゃますでしょうか？

前の年の冬は異常な暖かさで、桜の花が
咲いてみたり、一年中タネツケバナのような
春の花が咲いていたりしました。
この冬の寒さでそのようなことも起こらないかと
思い込んでいましたが、そうでもないようです。

タネから育てている紫蘭の鉢に飛び込んだ
コスミレが、その花を今日咲かせました。

驚きと楽しさと半々です。
他の株も観察しましたが、開放花は見えないものの、
一部で閉鎖花が動き出していました。

ついでに自然界のスミレ類も観察してきました。
そちらでは花を見つけられませんでしたが、
少し、何となくではあるものの、芽が動き出している
ような感じはありました。

もしかすると、今年のスミレ類は早く咲き出す
のかもしれません。
ただ、急激な寒さの件もありますので、あてには
なりませんけれど・・・。

それにしても、びっくりしました。
暖かかった秋の置き土産？　ということですかね。

この植物観察のついでに、水鳥の観察もしてきました。

去年のこの季節は、マガモ・カルガモ・カワウなどが
主体でしたが、今年は少しその様子が異なるようです。

上の写真はオオバンです。
もともと色が黒いのに、逆光でかぶってしまい、さらに
黒くなってしまいました。

去年はそれほどの数を見ることがありませんでしたが、
ちょうど渡りでやって来たタイミングだったのでしょうか、
貯水池の広範囲に渡って数十羽が観測できました。

浅瀬の水草を食べているようで、人が近くにいても
強く警戒はしていないみたいでした。
マガモやカルガモは、あっという間に飛び去ってしまう
のですから、なんとサービス心旺盛な野鳥でしょう。

ちゃぷちゃぷ潜る様子を、しばらく眺めてしまいました。

もう一種、潜水する水鳥もいましたが、こちらの警戒心は強いようで、
遠くて写真もまともに撮れませんでした。
白黒のツートンのカイツブリの仲間のようでしたが、いまいち判別
できていません。
この種は昨年見かけませんでしたので、なおさら判別も難しいです。
勉強して出直します。

以下は独り言です。 

新聞で見た内容に、温暖化のせいで、野鳥の渡りにも
異常が出ている、というものがありました。
それまで中継地点であった土地に、それ以上の渡りを
せずに居座ってしまうとか。
暖かい場所が北に移動しているという証拠が、
そんなことにも表れているということのようです。

カエルを死に至らしめるツボカビも、温暖化の影響で
拡がりを見せているそうで、食物連鎖が立ち行かなく
なる現実を見るのは、そう遠くない未来のことになる
のかもしれませんね。

それを見過ごし続けるほど人が愚かでないことを
祈りたいのですが、さて、いかがなものでしょうか？

ハイテクに支配された人の世は、他の生物には
優しくない設計のようですからねぇ。

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