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カテゴリ:コンサート
5/24は、自分がステージマネージャーとして動いた、
コンサートを開催しました。 ステージマネージャーというのは、コンサートの演奏以外のこと全般に 責任をもって動いてゆく裏方役のことです。 100席のホールで昼、夜の2公演。 私は今回は演奏には加わらず、 プロの声楽家3人のアンサンブルのコンサートのサポート役オンリーです。 最終的には、昼の部に86名、夜の部は36名のお客様がいらしてくださいました。 温かくリラックスした雰囲気の中、 響きが満ちて、本当に素敵なコンサートになりました。 その準備は、いつものことですが、今回もそれなりに大変でした。 といっても、コンサート主催は今回で20回を超えているので、 最初の頃と比べれば、相当余裕ができました。 何でも、経験を積んで慣れることは何より力になります。 自分ひとりで取り組んでやり遂げることが好きな私にとっては、 何でも自分次第で工夫もできるので、やりがいがあり、楽しくもあります。 今回は、直前になって出演者3名の衣装をつくって欲しいとの要望があり、 特に、裁縫が得意なわけでもないのに、 舞台衣装だけは頼まれるとミシンを引っ張り出してきてつくります。 型紙がつくれるわけでもなく、単に頭の中のイメージだけで、 いきなり布を切って縫っていきます。 無謀この上ないのですが、最終的にはなんとなくどうにかなるものです。 2晩ほど徹夜して仕上げた3着の衣装ですが、 1人にはサイズが小さすぎて(恐ろしいことに採寸もせずに縫ったので) 結局、本番の前日の晩に徹夜して別の形の大きなサイズの衣装をつくりあげて 当日着てもらいました。 まったく綱渡りもいいところです。 でも、逆にこういう大変だったことが、かえって後から楽しく思い出されるんですよね。 一応、仕事としてステージマネージングの仕事を引き受けるし、 会計も全て引き受けているので、自分の手元にいくら残し、 次のコンサートの準備金にまわすという采配も自分次第というところがあるのですが、 チケット販売で出た収益は、できるだけ音楽家の皆様に還元したいので、 いつも、自分の手元にはあまり残らず、皆様にほとんどお渡ししてしまうことが多いです。 ボランティアで動いているつもりはないのですが、 結果的にはほとんど無給でコンサートのお手伝いをしてしまいます。 だからこそ、本当にやりたいコンサートかどうか内容や出演者は かなり限定して関わります。 自分が納得できる内容で、最後にお客様が楽しんで喜んで帰っていただけたら、 本当にそれだけで嬉しくて嬉しくて、天にも昇る気持ちになります。 達成感と満足感に満たされて、人生の素晴らしい思い出まで出来て、 それまでの苦労や大変だったことも忘れてしまって お金なんてこれ以上いらないと思ってしまうんですよね。 私は、絶対商売人には向かないです・・・ 困ったものです。 今回も、自分の中では、かなり満足できたコンサートになりました。 終わってほっとするのもつかの間、 1週間後は、いよいよ合唱団のコンサートで自分が歌ったり踊ったりしないといけません。 皆が幸せな気持ちで帰ってもらえるように心から願いながら、 あとひとふんばりしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.06.10 21:24:13
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