カテゴリ:日記(ひとりごと)
今週から、まんが日本むかし話が復活しました。あの昭和50年ごろからスタート、土曜日の夜からしていた、昔話を2人の語り手が語るシンプルな作りの番組です。
11年ぶりの登場だそうですが、久々の復活を待望していた者の一人です。デジタルリマスターということですので、当時より、画質が向上していると思います。 当時は、番組終了後、これを見て育った親世代などから「子どもに見せたい」「子どもと一緒に楽しみたい」などのたくさんの再放送要望が強かったようです。それもそのはず、日本人がもう一度、見つめ直してほしい様々な要素をたくさん持っている番組だと思います。 私も、少なくともすでに小学生低学年から見ていた(見れないときはビデオに録画してもらっていた)のを覚えています。(実際は幼稚園のころから見ていたでしょう) 番組からは、自然に対する恐れや敬愛、高齢者を人生の経験者として敬う、神々や寺社への敬意、勤勉の大切さ、信賞必罰、希望、避けられない運命、質素でつつましやか、日常のささいな幸せ・・・・などたくさんのことを学び、自分の現在に至るまでの考え方の基本となっている(私の場合、これに加え、誰もがあるであろう親からの教育のほかに、さらにもう一つありますが)といえるのかもしれません。 大げさかもしれませんが、道徳規範が薄れ、あるべきタガが外れかけている日本、そんな中でこうした夢や希望を与え、また楽しみながらも人間として、日本人として備えたいものを身につけさせてくれる番組だと思います。 また、ギターや、チェロ、フルートなどを使った、素朴なメロディーもいいですね。また、近年「読み聞かせ」の効果も言われていますがそれを地でいっています。(もちろん、下手でも親が自分の子どもに絵本を生で聞かせる効果には勝てませんが) 私も、当時を懐かしく振り返るだけではなく、子どもの視点ではなく、(あのころから、いろいろなものを学び、経験し成長した)大人の視点からこの番組の意義を再確認したいと思います。 当時のビデオではなく、DVDで保存し、自分が楽しむだけではなく、将来できる(「日本むかし話」の発想で言うと「授かる」)であろう子どもと一緒に見てみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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