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カテゴリ:読書
「この文庫がすごい!2005年度版
ミステリー&エンターテイメント部門 第一位」 という帯の言葉についつい惹かれて買った一冊です。 作家さんは「岡嶋二人」 私は初めて読む作家さんでした。 変わったお名前だなぁと思って著者紹介を見ると、 徳山諄一さんと井上泉さんの共作筆名だそうです。 (藤子不二雄さんみたい) いまはコンビは解消しているようです。 あらすじは・・・ 末期がんに冒された男が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには八年前、息子をさらわれた時の記憶が書かれていた。そして十二年後、かつての事件に端を発する新たな誘拐が行われる。その犯行はコンピュータによって制御され、前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。 (講談社文庫背表紙より) ミステリーとはいえ殺人もなければ、推理もない。 犯人も最初からわかっているんです。 でもその描写がとにかくすごい!! ぐんぐん引き込まれていきます。 初版は1988年。なんと17年も前に書かれてるとは思えないくらいコンピュータを使ったトリックがすごい。 何がすごいかはネタバレするので控えますが・・・ 次はどんなトリックを使うのかと手に汗握る展開で、犯人が成功することを願ったりしてしまいました。 でもタイトルの99%って あと1%はなんだったんでしょう? そしてこのあと犯人は10億のダイヤをどうするのか気になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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