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テーマ:ジーコ日本代表(421)
カテゴリ:サッカー日本代表
ワールドカップ予選突破を決めた日本代表。
その日本代表の現時点での評価を私自身の視点で、ジーコ監督が頻繁に使う言葉、「ファミリー」をキーワードに、2回に分けて論じてみたいと思います。 今回は、ジーコジャパンの評価できる点について。 ジーコは、代表に招集する選手をある程度固定しています。それが「ファミリー」という所以です。代表チームが「ファミリー」になることで、選手同士のコミュニケーション、試合における経験を通して、戦術の理解度、チームとしてのベースを高めていく。そういう方針でジーコは就任以来やってきています。 昨日の北朝鮮戦は、その良い部分が発揮された試合だといえます。 出場した、中田(浩)、小笠原、柳沢、鈴木。彼らに対する個々の評価は、今回はあえて触れませんが、Jリーグの鹿島で共にプレーしていた彼らは随所に良い形を作り出していました。彼らのコンビネーションは代表で形成されたものとは言い難いですが、ジーコが言う「ファミリー」のメリットを実践していました。 最激戦区であるボランチのポジションでも、「ファミリー」のメリットが活かされています。小野、稲本、福西、遠藤、中田(浩)、そして中田(英)。ジーコ就任以来、招集される選手に特に代わり映えはありませんが、選手の怪我や海外組が召集できない中、様々な組み合わせで試合に臨んできました。その結果、いまや、誰が出場しても、個人の特性を活かしながらもチームとして遜色ないパフォーマンスを発揮してくれています。ボランチという警告を貰いやすいポジションですから、これは非常に大きいです。 また、相手チームにとっても、それぞれ特徴の違うボランチがいるということは、スカウティングをする上で頭を悩ませるのではないでしょうか。パスを散らしたり、バランスを取ったりするボランチの対応を予想して、ゲームプランを組み立てているところに、フリーランニングでスペースを作る選手や、ディフェンスラインの裏へ抜けゴールを狙う選手が出場したら、対応するのは困難ですからね。その逆も然りです。自由に動く攻撃的ボランチを想定して、相手がカウンターを主とするゲームプランを立てたところに、日本に優秀なバランサーがいれば相手の反撃の芽を未然に摘むことができ、厚みのある攻撃をしかけることが可能になります。 トップ下の選手も層が厚いです。小笠原、中村、中田(英)。彼らとボランチを組み合わせた中盤の選手のバリエーションの豊富さは、W杯へ向けての好材料といえるでしょう。 この、中盤の層の厚さは、「ファミリー」内の競争意識が生み出したものといえます。 では、「ファミリー」の弊害とは・・・。 次回に続きます。 さて、コンフェデ杯をこのビールで楽しんでみてはいかがでしょうか。 ↓クリックしてみてください。 サッカー 2005 コンフェデ杯 セット 人気ランキングに投票してくださる方はコチラ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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