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テーマ:ジーコ日本代表(421)
カテゴリ:サッカー日本代表
日本 2-3 アメリカ
スコア以上の完敗でしたね。 コンディション云々の前に日本が持ち味を発揮するのが遅すぎました。 今回の試合の前に各種メディアで指摘されていたシステムの変更。 3-6-1が機能していませんでした。 ここで私が感じたことは、 「中盤の人数を多くして厚くすれば中盤を支配できるとは限らない」 ということ。 そして、 「中盤を支配しゲームをコントロールするには攻撃の起点をしっかり作ることが重要である」 ということ。 サッカーで攻撃において重要なことはきちんと起点を作ることです。 攻撃の起点を作っていく上で大事なポジションはトップとサイドだと私は考えています。どちらのポジションも3-6-1のシステムではトップに1人(久保)、サイドは右に加地、左に三都主の1人ずつしかいませんでした。その結果、攻撃の起点を作ろうとサイドやトップにボールを供給しても、そこをアメリカに潰されてしまっていました。 小野、小笠原、福西、遠藤の中盤の真ん中4人についても人数は揃っているのですがスペースを作る動きが少なく、相手のプレッシャーをかいくぐることができていませんでした。 後半、佐藤寿人や巻、阿部、長谷部、本山が入ることで流れが変わったのも「攻撃の起点」を作ることができたからです。4-4-2にすることで、ツートップの2人が連動して動きスペースを作りながらボールを受けることができるようになったこと、そして、サイドの選手がサイドバックとサイドハーフの2人になることでサイドの厚みが増したことにより、良い攻撃の形を作ることができるようになったからだと思います。 しかし、単純に4-4-2の方が3-6-1よりも優れたシステムであるとか、現在の日本代表には3-6-1が不向きであるといった問題ではないと私は思います。 4-4-2と3-6-1では攻撃を組み立てていくプロセスが違うと思うからです。 今回の試合では3-6-1のシステムで4-4-2の時と同じ戦い方をしてしまったためにリズムに乗れなかったのではないでしょうか。 今までも、ピンチになるたびに選手同士で話し合い成長を続けてきた日本代表。今回の試合の課題も選手同士のコミュニケーションによって克服し、きっと3-6-1を効果的なオプションの1つにしてくれると私は思います。 またまた、久しぶりの更新で申し訳ありませんでした。
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Last updated
2006.02.12 08:51:45
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