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テーマ:猫のいる生活(138413)
カテゴリ:生き物
ちょっと前までとても元気だった年上の猫が、ほんの一ヶ月ほどですっかり痩せ細ってしまいました。少し太りすぎで、撫でるととても気持ちよかったのに、ある日突然気がついて愕然としました。
背中はまるでステゴザウルスのように背骨がくっきりと浮き出て、頭を撫でると頭蓋骨の形そのままの骨が浮き出ているんです。甘えたいときの抗議するような鳴き声も出さなくなり、顔を洗っていると飛び乗ってきた洗面所の上にも上がれなくなっていました。 うちに来てからもう17年、人間でいうと99歳くらいだとのことで、かなり覚悟を決めました。でも病気をしているわけじゃあないし、何かできることがあるんじゃないかと思い、まず餌を変えてみる事にしました。 今まではずっとサイエンスダイエットの老猫用をあげていました。このフードは動物病院で教えてもらってからずっと使っているのですが、とてもバランスが良く、今まで病気一つすることはありませんでした。 でも歳をとってから固いドライフードが食べにくくなったのかと思い、缶やレトルトのフードをあげてみることにしたのです。 猫は好き嫌いが激しいので、ホームセンターで山ほどの種類を買いこんで試食をさせるところから始めました。20種類くらいの中で、食いつきがよかったカルカンをしばらくあげてみることにしました。缶だと始末が大変なので、レトルトを選びました。 大量にまとめ買いをすると運ぶのも大変だし、店頭に無いときもあるので、試しに楽天市場で探してみたら山ほどありました。考えてみたら、重いし、嵩張るし、常に使うしで、ネット通販の中でも定番になる資格ありありなんですね。 もうレトルトフードをあげ始めて2ヶ月くらいになりますが、見違えるほど元気を取り戻してきてくれました。頭もかなり丸くなってきて、背中も少しずつ肉付きがよくなってきました。 フードの変更と並行して、ブラッシングも強化して、少しずつ色々なことを誘っていたら、年末くらいから洗面台へ上がってこられるようになりました。ブラッシングをした後、以前良くやっていたように「おいで」と声をかけて洗面台の上に誘導したんですが、頭を強くなぜた後に声をかけたら、以前の記憶を思い出したのか、危なっかしい足取りでしたが除湿機→洗面台といういつものルートを使って上ってきたんです。思わずじんとしてしまいました。 その後、まえのように流水をそのまま飲むことはできませんでしたが(足元のふんばりが効かず、滑ってしまうのです)、私が手のひらに溜めた水をペロペロと舐めてくれました。その後降りることもできなかったので、抱いて下ろしたのですが、このときを境にどんどん元気を取り戻してくれました。 今は踏ん張って流水を飲むこともできるし、洗面台から降りることもできるようになりました(何度も何度もトライさせてみた結果です)。階段も駆け上がれるようになったし、洗面所で「早く水をくれ」の抗議の声も聞けるようになりました。 一時はもう駄目かと思ったのですが、いろいろトライしてみて本当によかったです。彼はこのブログを書いている今も、私の膝の上でくつろいでいます。 そろそろ書き終えるのでどいてもらうことになりますが、また盛大な抗議の声を聞けることでしょう。この声をきくのは、家族全員にとってとてもうれしいことなのです。 丸々太って元気だったときの彼 少しずつ元気を取り戻してきているときの彼 現在お気に入りのフード お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 21, 2006 10:00:57 PM
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