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カテゴリ:見て面白かったもの
今日読み終わりました、浅田次郎さんの極道放浪記。うーむ、明日からどうしよう。と言いつつ、カバンには既に「オー・マイ・ガアッ!」が潜んでいたりします。
いやいや、1冊目に続いてこの2冊目も尋常じゃなく面白い。相棒への鎮魂歌は、バディへのレクイエムと読みます。中にさりげなく留置所俯瞰図などあって、思わず真剣に見入ってしまいました。これでいざ入っても大丈夫。新入りはトイレの横で控えめに…と、この知識が役に立つ日の来ないことを切に望みます。 あの話の元ネタ、この話の元ネタ… なんて絢爛豪華な究極体験でしょうか。その場その場では死ぬほど震え上がったりしているんでしょうが、話にされるとどれもこれもおいしい話ばかり。すっかり満腹しました。 なかでも、手榴弾のお話は… 浅田次郎さんは人を嫌いになれない人だというのがよくよく伝わってきました。 中学校の時に、授業で戦争について話をする機会がありました。道徳ではなく、社会の時間か何かだったと思うのですが、その中で一人が言いました。 「戦争は、その悲惨さを忘れないためにも、どこかであった方がいいと思います」 その発言を聞いて、髪の毛が逆立つほど腹が立ったことを思い出しました。 極道放浪記(2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 27, 2008 09:51:15 PM
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