仮名日記＊霜月＊

バベルを観てきました。

ただ単にブラッドピットが出るからとか、オスカー候補になった菊地凛子の演技がみたいとか

あんまり映画の内容を知らずに観に行ったので、内容の濃さにびっくり。

おもしろいというかなんか深い、考える映画でした。

私は大抵映画を観終わった後にyahooのレビューとかで人の意見を見たりします。

今回もレビューを見たり、バベルのホームページを見たりしました。

「バベル」って旧約聖書第11章にある町の名前なんですね。

町の人々は天まで届くバベルの塔を建てようとしたが神はそれを快く思わず、人々に別々の言葉を話させるようにした。その結果人々は統制がとれずばらばらになり、全世界に散っていった。

映画ではこれを背景として、「言葉が通じない」「心が通じない」世界における人間をストーリーを作ったそうです。

こういう背景を知ってこの映画を見たらもっと違う見方ができたんじゃないかなって思いました。

舞台はモロッコ、メキシコ、日本。モロッコで起きた銃事件からすべてが繋がっていきます。

言葉が通じないことからの苦しみ、誤解。同じ家族でも想いを通わせることができない。

現代社会の問題点をうまく表せていたんじゃないかと思います。

とにかくうまく言えないけど深い映画です。私はまた見たいですね。

老けたなぁ。でもそういうメイクをしていたらしい。しわいっぱいでもかっこいい（*^_^*）

オスカーに匹敵するかはわからないけど、体当たり演技。女優魂炸裂！！

※気分を害すると問題になったあのシーン。キツイです・・

あれを直視していたらそりゃ気分は悪くなるって感じです。自然と目を離していました・・