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テーマ:夜空を見上げてごらん(588)
カテゴリ:家
夜の雪かきをして思うこと。。
昨日は今年一番の本格的な雪の降りで今朝も大分積もり、除雪車が来ていた。 子供の健やかな脳の体の成長には、夜の九時までには寝かせ、生活のリズムをつけることが大切とかいう話なので、八ー九時までの間に子供を寝かしつけるようにして、その後に雪かき、部屋の掃除、ごみ捨てをするようにしている。 私も子供も埃に弱い。子供は特にそうだから、なるべくそばにいない時にすることにしている。 昨日は雪かきをしようと表に出ると、ちょうど雪がやんでいたのでやりやすかった。 当然近所の人も皆昼間に終えているから、誰も出てなく、とても静かだ。 車がすっぽりと雪をかぶり、キノコみたいになっていた。まずそれを全部おろし、次にガラスが凍りついてガリガリなので、暖かい風呂水をかけ流して溶かし落とした。 次に、落とした雪と周辺に積もる雪をダンプで押して通路の端に寄せ、積み上げた。 私すぷりんは、もともと関東人で、雪のほとんどない環境で育った。 もちろん関東でも時々は降るけれど、今思えばあれは降った内ではない、とつくづく感じる。 子供が生まれる前に、父の東京の家で過ごした時、たまたま雪が降った事があった。 朝からニュースは雪のことで持ちきりで、転んで怪我した人や交通麻痺などの話題で大騒ぎだった。 その日の雪は、路面に残らず溶ける程度の雪。 こちらなら、毎年すぐ溶けてなくなる、これからの大雪のお知らせになる、初雪程度の雪だった。 以前なら大変だと見ていたけれど、こちらの生活を知ると見方が変わってくる。 こちらで同じようなニュースをしていたら、日常茶飯事のことばかりだから、まず番組が成り立たないし、ニュース自体のスケールが小さくて、ちょっと辛口だけれども、笑い話にすら成りかねない気がする。。。 私はその日がたまたま病院に行く日だったが、いつもは混んで3時間は待つ病院が、病院の先生も驚くほどの全くのがらんどうで、たった10分で診察に呼ばれた。 私自身、雪を知らない以前は、雪が降ると、やれスキーだ、なんだかんだと喜ぶような、暖かい場所の住人だった。 けれど、そのように、雪が沢山降ると分かっていて来ているものの、現実に、日常を雪に囲まれて生活してみるという事は、全く認識を変えさせられる事だ。 雪はフワフワでなく、重い、固い、冷たい、壁、重りのような存在。 スマトラ大地震で、現地での津波や地震に関する認識不足が、二次災害など被害の拡大等の点が指摘されていた。 波が来たから逃げろと言っても、キョトンとしていた人の話、「今すぐでなくても少なくとも10年以内に対策を」の言葉に、「じゃあ10年間はなにもしなくて大丈夫だね」と言われたという話など。。。 確かに、自分が日頃実体験していない現象を、現実として認識して、それを実際の危機管理意識と実際の対応に結び付けるということは、難しいことなのかもしれない。。 夜の雪かきで、いろいろと考えさせられた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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