平成25年度試験の状況
11月8日に、平成25年度社会保険労務士試験の合格発表がありました。平成25年度の試験の受験申込者数 63,640人(前年66,782人、対前年4.7%減)受験者数 49,292人(前年51,960人、対前年5.1%減)そのうち、合格された方は2,666人でした。合格された方、おめでとうございます。で、合格率は5.4%(前年7.0%)と、昨年に比べて大幅に下がっています。平成25年度試験の合格基準ですが、<選択式試験>総得点21点以上 かつ 各科目3点以上ただし、「社会保険に関する一般常識」は1点以上、「労働者災害補償保険法」、「雇用保険法」、「健康保険法」は2点以上<択一式試験>総得点46点以上 かつ 各科目4点以上 です。選択式の基準点、総得点としての21点というのは、かなり厳しい問題が多かったことを考えると、このような点になってしまうのでしょうね。選択式の基準点として、今までの中で最も低いものです!で、「社会保険に関する一般常識」と「労働者災害補償保険法」、さらに、「健康保険法」については、基準点の引下げ、妥当なところでしょう。基準点を1点まで下げなければならない問題は・・・どうなんだろう?ってところはありますが。それと、「雇用保険法」の引下げは、意外でした!たまに、なぜ、この科目がというのがありますが・・・今回の「雇用保険法」は、それですね。合格者数の調整などのために、必要だったのでしょうか?択一式については、選択式の基準点とのバランスもありますが、3年連続の46点でした。この基準点をクリアされた方は、かなり多かったかと思います。その中で、選択式で、どれだけ得点できたかが、合否に大きく影響したでしょう。難しい問題であっても、推測、応用力などから、いくつかでも答えを導き出せたかどうか、これで、違いが出たのではないでしょうか。平成25年度試験は、残念な結果になった方、平成26年度試験の合格を目指すのであれば、まず、当然、基本を確固たるものとして、得点できる問題を確実に得点できるようにするとともに、平成25年度試験のような問題があった場合に備えて、応用力などを身に付けるようにしておきましょう。