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カテゴリ:催眠療法
癌という感じはヤマイダレに嵒の字を書きます。嵒の字は音を「ガン」と読み、訓を「いわ、いわお、がけ、けわしい」を読みます。すなわち癌は岩のような頑固なけわしい病気の意であるといえましょう。癌は人類が発生した時からあったという最も古い病気の一種であります。
医学では、癌の発生の場所によって「癌腫」「肉腫」の二つに分け、皮膚、粘膜、腺などの上皮組織細胞からできたものを癌腫といい、上皮組織細胞でないものにできたものを肉腫といいますが、悪性の腫瘍であることにはかわりがなく、両方とも癌といいます。 この癌細胞の腫瘍は、からだのどこにでもでき、そのできた場所によって、肺癌、胃癌、腸癌、直腸癌、肝臓癌、乳癌、子宮癌、食道癌、皮膚癌などと呼びます。まずその症状から説明しましょう。 症状 初めは痛みもない腫物がいつとはなしにでき、それが次第に大きくなります。すると患者は急に疲れを覚えて、皮膚が乾いてつやがなくなり、なんとなく重病になるのではないかという気がします。そして腫物がだんだん大きくなり、他の部分にも飛び火のように転々として腫物ができますが、これが科学的の検査によって、癌であるかどうかが、はっきり診断がつきます。そして病状が進むにつれて、その腫瘍が増大し神経が圧迫されるため痛みを感じるようになり、からだが痩せ衰え、顔色がわるくなり、あるいは貧血を起こすこともあり、リウマチのような痛みを感じることがありますが、その痛みも一様ではないにしても、すべて全身が衰弱の状態となります。 原因 癌の原因は不明とされていて、あるいはタバコの肺癌説、スモッグ説、コールタール説など諸説紛々たる現状ですが、民間の各医学会(長尾先生も関係している医学会)では、相見三郎医博、日本新血液学会千島喜久雄医博、生医学評議会会員その他、および癌に関心を持っている古くからの人々の実験によって、癌は自律神経の失調であることがわかっていますし、ソビエトでは早くから自律神経の以上刺激によるものとこれも実験的に証明されています。また人間医学の大浦孝秋社長は、血液が酸性になればなるほど心がいらだち自律神経の失調が起きやすくなると力説しています。 しかるに、わが国の医学者(正統派の医師、国立病院、公立病院および有名な私立病院の専門の医師)は、この自律神経失調が原因であるとの実験済みの学説を受け入れず、その原因を研究せず旧態依然としてただ早期発見、早期手術一本やりであり、それでも患者を治す目的を達すればよいのですが、癌治療の最高権威者といわれている医学者は、自らつぎつぎと癌で死んでいく状態であります。 治療 癌が字音の通り頑に通じ、頑とは心の頑固に通じます。ですから常日頃、頑固一徹の人は癌にかかりやすいのです。頑固とは自分が言い出したことは動かさない、自分が思い込んだことは是が非でも押し通そうとする気持ち、こうした気持ちを反省し、豊かなおおらかな心境になることが大切です。どんな場合でも決して腹を立てないこと、これが最も大切です。そうすれば自律神経の乱れは正常に復し、ガンは洗い流したようになおります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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