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カテゴリ:催眠療法
問 催眠術を応用して病気を治療する場合、何回ぐらいかけると全治しますか。 答 このことも、多くの人から質問を受けますが、私の経験によりますと、すべて一回の施術で全快します。たとえば難病といわれているてんかん、ぜんそく、ヒステリー、ノイローゼなど、ただ一回で全治しています。(このことについて、この本の病気治療の実話の項を御参照のこと) 問 某先生によりますと、どのような病気でも、4,5回はかける必要があり、難病については4,50回通わなければならないと、たびたび申されましたが・・・・・。 答 催眠術は薬ではなく、精神的のものですから、二日分とか一週間分などと繰り返す必要はないと思います。4,50回も通えといわれる方があるとすれば、それは催眠術を商売としている人でしょう。営業上から患者にそのようにおっしゃるんじゃないでしょうか。患者に同情し、どうしてもなおしてあげるという誠意があるならば、そのようなことはいえないのじゃないでしょうか。事実一回の施術でなおらないならば、その先生に施術の能力がないためか、あるいは患者が感応しないためでしょう。しかし、いかに営業でも40回も50回も通えというのはどうかと思います。私は感心しません。連続30回通って、まだなおならいならば患者はあきれて自らやめてしまうでしょう。 問 催眠術をたびたびかけても、身体に害を及ぼすようなことはないでしょうか。 答 施術の方式いかんによります。昔から行っているパッス法、撫擦法、私が行っている独自の瞬間催眠法は、どれも何回かけても、いささかの害もありません。このことは私が責任を持って保障します。害がないばかりでなく、暗示によって心身ともますます健康になります。 問 何回も繰り返し施術することによって害のある方式とは、どれと、どれとでしょうかそれをはっきり知っておきたいと思いますが。 答 それは、さしさわりがおきますから、一口には申せません。ある方式を何回も繰り返しかけていると、その人は慢性の神経衰弱、慢性の頭痛持ち、慢性の脳貧血症となる恐れがあるでしょう。、ある営業者によってたびたび施術を受け、ついに極度の神経衰弱に陥った不幸な人の例を、私どもはよく知っております。 問 催眠術をかけたところ、被術者である患者が深く眠ってしまって、暗示が一つも感応しなくなりましたが、どうしたわけでしょう。 答 催眠術は眠るのではないから術者の暗示に感応しないようなことはありません。あなたが行われたのは、凝視法などのように無理に脳神経を疲労させる方式を行われたのでしょうと思います。その結果、催眠術にかかったのでなく、ほんとに寝入ってしまって、暗示に感応しなくなったのでしょうと思います。
時代背景かどうかは、わかりませんが、私は「一回で」、とはまだ行かないところがあります。 しかし、最近、その領域に近づいているように思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.14 19:31:40
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