更年期障害は、自己催眠によって、全治します。次の暗示は、私が多年にわたり、多数の患者を治療した例を挙げるのですから、更年期障害患者の方は、この暗示を自分に対する暗示として適当に準備し、必ずなおるという確信を持って実行してください。「更年期は、全ての女性が一度は経過しなければならない自然の生理現象でありますから、決して気にする必要はありません」「月経が閉止するのは、自然の成り行きですから、それを寂しく思ったり、悲観するのは誤りです。年を取って、月経が閉止するのは、むしろ喜ぶべきでしょう」「月経があるのは、いうまでもなく妊娠の可能性がある証拠であって、もしも、月経がいつまでもあるならば、老年になっても子供を生むことになり、そのために、母体の健康が害されるでしょう。70,80の老年になって出産し、その子が成人になるまで育てることは、心身ともに疲れ果て、老婦としては耐えられないことになります。ですから、そのようなことのないように月経が閉止するのです」「月経が閉止しても、全ての機能が衰えるのではなく、ただ妊娠しないだけのことです。そのために、からだはますます健康になり、人生を、老後を楽しく暮らすための本然の姿となるのですから、更年期に達したならば、大いに喜ぶべきです。逆にこれを悲しむことは、みずから各機能の障害を招く結果となるのです」「更年期になって、色々と異常を感じるのは、精神的なものが多いのですから、まず元気を出し、一切を自然の現象のままに任せて、これからが、本当の人生を楽しむのであると、気持ちを180度転換するのです。そうすると、更年期障害はたちどころになおってしまいます」と、この暗示の意味を、催眠術をかける前に、よく言い聞かせておいてから、催眠状態に誘導し、この暗示を繰る返し与えると、たとえ頑固な更年期障害でも、案外早く全治するものです。
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Last updated
2010.01.11 19:48:52
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