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夏樹静子・作家40年サスペンス特別企画
「Wの悲劇~ミステリー史上最高傑作が今夜甦る!! 雪の山荘…富豪一族の偽装密室殺人!!真犯人はこの中に!!」 年末に、いわゆる派遣切りに遭った一条春生(菅野美穂)。 ゴキブリの始末も出来ないダメ男・平野健治(宮藤官九郎)の彼氏に嫌気がさしていた彼女の元に、 昔、同じキャバクラで働いていた和辻摩子(谷村美月)から 北海道の別荘で家族水入らずで正月を過ごす席への招待を受ける。 そこで出会ったのは退廃の香り漂う和辻家の面々が作る別世界だった。 夕食後、摩子は血の付いたナイフを持って登場。 「わたし、おじい様を殺してしまった」 専制君主のように家族に君臨していた 製薬会社社長の与兵衛(津川雅彦)を殺したと言う。 すぐに与兵衛の部屋に向かったところ、胸から血を流し息絶えた与兵衛の遺体。 摩子の話によると、与兵衛に呼ばれ、襲われそうになったのだという。 そして、抵抗して・・・殺してしまった、と。 道彦は、警察に通報しようとするが、身代わりになると言う淑枝。 すると、みねも、和辻家の名誉を守るためにダメだと。 そんな中、間崎は、ある提案をする。死亡時刻をズラし、 摩子が東京に帰った後に、侵入した強盗に殺されたことにしてしまえば良いと。 一家と春生は摩子の罪を隠す偽装に力を合わせる。 摩子を東京に帰した後、間崎の仕切りで工作に動き出す和辻家の人たち。 そんな中、彼らのドロドロした様子を見て、面白がる(?)春生。 そして翌朝。警察に通報。 旭川北警察署の刑事・中里右京(小日向文世)がやってきて、捜査開始。 完璧なアリバイ工作だったのだが、事態は急展開をする。 偽装工作を潰そうとしている人間が・・・裏切り者がいる! 署長の相浦克平(武田鉄矢)からも、発表される。 「犯人はこの中にいる」と。 (以上、あらすじを、新聞等参考に書いてみました。 録画しなかったので、覚えている限りで書いたので 多少異なる点があるかもしれません。ご了承の程を。) *登場人物* 主役・一条春生(菅野美穂) 製薬会社社長で、当主の和辻与兵衛(津川雅彦) 与兵衛の妻・みね(池内淳子) 取締役で、与兵衛の弟・繁(江守徹) 摩子を狙っている(らしい)、与兵衛の死んだ弟の息子・卓夫(成宮寛貴) 和辻家の主治医・間崎鐘平(香川照之) 与兵衛の死んだ妹の娘で、摩子の母・淑枝(真矢みき) 淑枝の夫(婿養子)、再婚相手で摩子の義理の父、大学教授・道彦(中村橋之助) 刑事係長・中里右京(小日向文世) 警察署長・相浦克平(武田鉄矢) おまけ 春生の上司・温水洋一 公式HPはコチラ 招待はチケット付き。さすがお金持ち。 っていうか、原作は山中湖。ドラマは北海道。 人物設定も違う。 主人公は、家庭教師だった。 キャバクラ勤めしたこともなさそうだ。 マリア(春生)、マロン(摩子)って、何。 夜の運動会、って何。ってカンジ。 卒論の手伝いは口実だったが、原作は本当にそれで呼び寄せている。 呼び寄せた理由は、 ドロドロしている世界にエントリーする チャンスを与えるため・・・ってことらしい。 あの中で一人、和辻家に関係ない人間だった春生だったが、 (ただの主治医、と思われていた、 香川照之演じる、間崎鐘平は与兵衛の隠し子だった!!・・・認知済みの。) ドロドロしたものに面白がって(ちょっぴり友情込み?) 協力をする。一人、第3者がいた方がリアリティがある、と自ら言い出して。 原作は、和辻家の人間が言い出している。 なんか、春生に憧れていた、大好きだった、らしい摩子は あえて、血がつながっているから失恋した相手に、 自分の代わりに、引き合わせたように思えた・・・ キャバクラに勤め、自分を変えようと思った(らしい)のは、 失恋したため、というか、相手と血がつながっていたことに ショックを受けての行動だったようだ。 軟弱な恋人は出てこない。ヤることしか考えていなさそうな、いわゆるヒモ男。 ゴキブリを始末する彼女の手際良さに惚れ惚れ。 「例え間違っていても、行動する人」・・・みたいなのがいい、という春生。 (↑ちょっと、違うかも・・・録画しておけば確認できたのにねえ) 最後に。その恋人に別れを告げ、新しい「彼」の元に行く・・・ 行ったんですかね。「何もいらない」と荷物を放り出してエンド。 エピローグの葬式のシーンも、ない。 主人公(女性)からのプロポーズ、もない。 キスシーン、なし。(原作、あり) するかな、って思ったら、おでこをごっつんこして半ば誤魔化し。 原作を読まずに、最初に見た時は、キャストの面々から(失礼)、 謎解きやドロドロした人間関係ばかりかな、と思ったら、 少しは恋愛の要素があって、ホッとしました。 二転三転する展開に、コレ何時までだっけ?と思うほどだった・・・ 『「被相続人の殺害されたことを知ってこれを告発せず、 または告訴しなかった者」は遺産を相続出来ず、 「ただし殺害者が自己の配偶者若しくは直系血族であった時には、この限りではない」』 これが、よく分かりません・・・やっぱり、録画しておけば良かった。 目を開けっ放しの死体が怖かった~。 でも、目を閉じさせるワケにはいかなかったものね。 死亡推定時刻をずらすために、体を動かす、っていうのは 並の神経じゃ、出来ないねえ。 グラタンを食べたことにするため、ミキサーで砕いて管で送り込む。 あまりにその形が整っていたので、偽装がバレてしまいました。 じゃあ、すりこぎかなんかでつぶしてたらバレなかった? ってすいません、トリック改造してしまいました。(笑) そういえば、新聞等のあらすじに、 「昔から男にだらしがない母」と出てきたんですが、 画面には出てきませんでしたね。会話に少し出たくらいで。 Wの悲劇新装版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 13, 2010 11:50:16 PM
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