地域格差をなくす為に
地域格差をなくす。特に賃金格差。絶対的方法は難しいが、収入という観点からは差を少なくする方法はある。基本給を急に上げるというのは無理なので、せめて残業代ぐらいはきちんと支払っていただければ、相当の収入アップにつながる。と言っても、都会の人には何を言っているのかわからない人がほとんどだろう。中小企業の多くは、タイムカードが無いのだ。その代わりに、出勤簿に、はんこを押すのだ。すると、いくら働いても、給与明細に残業代の欄が必要ないのだ。つまり何十時間時間外で働こうと同じ給与なのだ。経営者としてはこれほどありがたい方法は無いのだ。そうして人件費の節約を図っているのだ。マンネリ化してもう心が痛むどころか、ますます人件費節約に拍車がかかる。そして、実際には楽労働者に無料奉仕の時間が増える。しかし、これは偽装問題と同等の法律違反である。が、どこの企業もその違反で捕まったところが無い。なぜなのか、それは、今の仕事が無くなれば、他に働くところが無いからだ。そんな弱みにつけこみ、月百時間を越える残業をしても、誰一人としてその報酬を求めることなく働いているのだ。経営者だけがのうのうといい暮らしをしているのだ。こんなことが、今の日本で行われているのだ。それが、深刻な地域格差につながっている。見捨てられる地方。平成の大合併と称してどんどんと行政の目の届かない地域を作って、ますますその格差を広げている現状だ。このままでよいのだろうか?