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October 28, 2007
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カテゴリ:温泉旅館

今温泉旅館は、二極化してきている。いわゆる高級旅館(老舗旅館と新規参入旅館が多い)旅館といわりゅる一般旅館だ。

老舗旅館は、その建物自体は、古いのだが丁寧に磨きかけられてお客の自宅には無い異空間がそこにはある。新規参入型はその建物自体が新しく、客の自宅には無い豪華さがある。そのどちらも共通しているのは、統一性があるということだ。

片や一般旅館と言われる温泉旅館は、無理して特別室を作ってみたり、採算も取れないのに無理やりエステコーナーを作ったりと、統一性の無いつぎはぎだらけの建物になっている旅館が多い。目先の利益を追求するあまり、見た目や利益性を重視した結果だ。

誰だって、自分の家より劣っている旅館に多額の宿泊料金を出して泊まりたいとは思わないだろう。ゴールデンウイークや盆、正月は、どこもいっぱいなので我慢しているようだ。

宿泊定員も、畳の畳数によって決めているが、せこいところは畳の大きさが小さいのだ。だから、実際定員いっぱいの布団を敷いてみるととても狭いとクレームが来るのだ。

だいたいが、10畳の和室に4人も5人も泊まっても定員ですという感覚がおかしいのだ。定員イコール布団のしける数というのもおかしい。快適に泊まれる人数であるべきだ。
その意味で言うと、10畳なら2人が定員だ。

その証拠に、10畳の和室にベッドを置いてみるといかに狭い空間かがわかる。逆に、そう考えると畳の部屋というのは、とても融通の利く部屋ともいえる。寝るときにだけ必要なスペースは、必要なときだけ出現するのだ。ベッドだと、昼間でもそのスペースを占領しているのだ。土地の少ない日本の知恵なのかもしれない。






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Last updated  October 28, 2007 10:04:01 AM
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