旅のつれづれ

北京オリンピックが始まった。

北京には二度行ったことがある。

私が行ったのは、もう二十年前になる。

その当時は、まだ安宿があった。

安宿が一杯で、北京飯店のロビーに一晩過ごす人がいる時期だ。

私は、北京駅で一晩過ごしたことがある。

北京駅には、切符を持っているかパスポートが無ければ入れなかったのだ。

だから治安は結構いいのだが、こちらも乗車券を持っていないと待合室から追い出される。夜遅くに北京に付いた私は、路上で一泊か北京飯店ロビーで一泊か迷ったのだが、駅の待合室も結構治安がよいことに気づいて試しにいってみたのだ。

パスポートを見せるとすんなりと待合室まで入れた。

後は、一晩長いすに寝ていられるかだ。

思案していてもしょうがないので腹を決めて寝ていると、案の定駅員が私を起こしてなにやら言ってきたのでパスポートを見せて、口からでまかせで、明日の列車に乗って行くのだと日本語で強く言った。通じたかは知らないが、なにやらごちゃごちゃと言っていたが、無視をしていたら行ってしまった。そして朝まで寝ることができた。

故宮博物館も中国人と外国人では入場料が違っていた。

だから、皆中国人のふりをして中国人料金で入れるかトライしてた。

レストランでビールを頼んだらストローが付いてきたり、宿がどこも一杯で泊れず、最後にたどり着いたホテルでマネージャーに泣きついたら、その日は使用しないつもりで掃除していない部屋を急いで掃除してくれて泊めてくれたりと、さまざまな思い出が開会式を見ていて頭の中をよぎっていった。

テロなど起きないで無事終わって欲しいです