テーマ:楽器について♪(3639)
カテゴリ:E Guitar
この日はB系楽器の集まりが少なく CASINOとストラトでビートルズナンバーを演奏していた所 これを見た店のマスターが 「(ストラトだと違和感が漂うので、)見た目だけどこれを使おう」と 店の奥から出してきたギターでありますYMAHA SA-30?! センターブロックが無い感じなので、 これは66年代ビートルズ来日翌年の YMAHA版ジャパーニーズCASINO(ピックガード黒なので330?)ではないかと勝手に思った GS旋風の香りが漂ってます。 弾いた印象は、フルボリュームでは音が暴れバランスが非常に悪いものの ゴム系のビンビンサウンド・・・・レコードで聴いた懐かしのGSサウンドであった エレキの若大将(1965年 東宝)加山雄三ライクなサウンドでありました 寺内タケシ氏が若大将の家の二階で蕎麦屋の出前姿で弾いた 「君といつまでも」サウンド・イメージに近い感じ (正確にはテスコのシングルコイルのソリッド・ギターですが)新鮮でした 昔の若者はこれで演奏してたのですね、不良の代名詞エレキを。 「ゲー線、切れちゃったの、張り替えて頂戴、弦はギブスンね!」 この楽器屋の背景にBeatlesのHelpのオープニングシーンの白黒ポスターが貼ってあり Helpの写真は今でもエバーグリーンで、あんまり古く感じないのですが 若大将シーンは何かとっても昔であります 当時の舶来品ギブスン(映画ではこう言っている)・フェンダー・マーチンは 70年代よりもさらに日本人にとって天文学的価格ですし、また 極東の黄色いサルの国が、将来の重要なギターの輸出先になるなんて 戦勝国の米国人は思わなかったでしょうね。 でも1965年時点で敗戦後20年しか経っていないのに 若大将で見られる経済復興は凄いなぁ~。 64~65年頃の古いニュース写真を観ると銀座・山野楽器に 新品の頭の小さいストラトがディスプレーされている・・・嗚呼 でもこの頃はストラトは不人気機種、66年には生産数激減 製造中止も近かったのはご存知のとうり 年代が下って歪系の音でソリッド系が人気になったら、 今まで人気の箱物はさようなら そしてフュージョンが流行ったら箱物引っ張りだこ 今現在は多様ですね やはりビートルズは、とっても変な感じだけどYMAHAでも箱系が似合う、 こりゃもう刷込み効果であります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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