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テーマ:闘病日記(4014)
カテゴリ:日記♪
私の父の闘病から日々学んでいる事や、普通に生きている日常のすばらしさみたいなものを少しでも皆さんにお伝えできればなぁなんて思ったからです
私の父は62歳 60歳で定年を迎え再就職した30年以上根っからの学校教師です。 高校で物理を教えていましたが定年後、再就職で教頭になりました。 自分の父親も教師だった父は定年後も学校教育に関われる!と喜び、疲れるけど、やりがいがあると、よく明るく話してくれました。 家にはよく、昔教えた生徒さんが遊びに来たりもしていました そんな父がおととしの10月頃、毎年行っていた健康診断で再検査になり、検査結果は胃がんでした。 今でも検査結果を家族で病院に聞きに行った帰り道、食事しながら泣いたのを思い出します。 そこから父と私たち家族の闘病生活がはじまりました。 父は気丈な人間で一切弱音も吐かず、明るく入院や通院の日々を過ごしていました。 見た目はボクサーだった赤井ヒデカズさんみたいでどちらかというと強そうな父は、本当に痛みにも強かったのか自覚症状はほとんど無かったとの事でした。 抗がん剤の副作用で髪が抜けた時には「早くかつらを買わなきゃ外に出られないよ」と笑っていました。 私や母、弟にとってもそんな父の明るさは救いでした。 初めの入院 2回目の入院 3回目、と除々に父の病気は進行していき、はじめは杖 2回目は車いす 3回目の退院の時にはストレッチャーになっていました。 それでも父は弱音一つ言わず、むしろ悲しむ母を励ましていました。 父の胃がんは末期でした。 そして現在がんは、脳に転移しました。 明るかった父に、孫を見せてあげるのが私の夢でしたが、どんなに祈ってもその夢は叶えられそうにありません。 父とはもう言葉も交わせません。もっと話しておきたかったし、もっともっと何かできたんじゃないか もっと何かしてあげたかったと毎日毎日考えています。 父に、私がしてあげられた事は 反抗期も大して無くいつも仲が良かったことだけです。 今日も明日も明後日も毎日病院へ行きます今は病院へ通えることさえとてもとても幸せに感じます 明日も希望を捨てず会いに行ってきます 長々書いちゃいましたが読んで頂きありがとうございます 重くなっちゃってごめんなさい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年01月28日 19時05分56秒
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