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カテゴリ:ビジネス/経営ノウハウ
アメリカで最もウォッチされている株式指標2つのうちの1つ、S&P500から
あのAT&Tがはずれ、Amazonが追加されることになった。 AT&Tといえば、かつてはアメリカを代表する大企業(もしかすると米最大の企業?)だった。ベル研究所を持ち、ある意味アメリカ最強のハイテク企業だったのが、まだ社歴約10年のネット企業であるAmazonにとってかわられる、というのはなんと時代を象徴するできごとなんだろう。 AT&T本社に行ったことがあるが、ニューヨークからかなり離れた郊外に突然現れる巨大なビルだった。まるで巨大企業の無駄と官僚組織を象徴するかのような建物で、社内に活気はなかった。何をかくそう新卒でオファーをもらっていたのだが、行かなくて正解だった。 通称Ma Bell(Mother Bell)であるAT&Tが、通称Baby Bellの1つであるSBCに吸収合併されるという皮肉な結末が今回のS&P500除外。 いかに大きな会社でも、マネジメント層がほったらかしにして官僚組織化すると やがて会社も寿命が来る、という典型的な例だ。 危機感は重要だなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.17 00:25:48
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