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カテゴリ:ビジネス/経営ノウハウ
前回のエントリーで、一般企業にとってはセカンドライフはtoo earlyかもしれないと書いたが、ちょっと補足。 その理由として 1.ユーザ数が圧倒的に少なく、広告効果が少ない。日本人のアクティブユーザーは数万人。アメリカでさえアクティブユーザーが20万人強しかいないらしい。Forrester Researchも「マーケターにとってはまだtoo early」とのレポートを出している。 Second Lifeに出ている、支援先の某ベンチャー社長も、「ほぼゴーストタウンみたい」と最近言っていた。 2.最大の効果であるPRも、参入企業がいろいろ出揃ってきており、効果が薄れている。特に、工夫が足りないと住民から「つまらない」と思われ、逆効果の可能性あり。 3.ネットの歴史を振り返ってみても、First Mover Advantageがあるかというと必ずしもそうはない。 例えば、ヤフーが席巻する前に、サイバースペースジャパンという会社が運営する、「CSJインデックス」というものインデックス型検索エンジンがあり、1995-96年頃の「インターネットの歩き方」的な書籍やムック本には便利ツールとして必ず紹介されていた。 大手小売業者のEC参入は、東急百貨店が最も早かったように記憶しているが、今の東急百貨店のECが凄いかというと、残念ながらそうとは言えない。 アメリカだって、最初ロボット型検索エンジンのAltaVistaは当時は話題になったが、すっかり後発のGoogleにやられてしまった。
ま、ここまではちょっと否定的な意見を書いたが、これは経営の視点で書いているのであって、企業内の個人であれば、いろいろ試してみることは是非オススメ。 まだまだとっつきにくくはあるが、3D仮想空間でいろいろ試せるというのは面白い。今までの2Dとは全然違ったことができる可能性があるのだから。 ちょうど、GeocitiesやTripod(現isweb)等の「ホームページが無料で持てる」プラットフォームが現れ、 前回も書いたように、セカンドライフ自身なのか、別の会社のものなかは別として、いずれ3D仮想空間がもっともっと流行るのは間違いないと思うので、個人、もしくはここに関わりたいと思う企業は今からいろいろ試してみて、3D仮想空間で何ができるのかをいろいろ考えてみるといいと思う。 リアルでも、2Dでも、今までできなかった事が出来るようになるのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.17 23:10:09
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