お久しぶりです毛利楓です。
しばらくブログの世界からいなくなっていましたが
漫画描いてコミティア149に参加したり
サボっていた換気扇のお掃除をしたり
酒を飲みに行ったりしていました。
新刊はちゃんと出たよ！

8月18日のコミティア149で
我々のスペースまで足を運んでくださった方、
本をお買い求めになってくださった方、
どうもありがとうございました。
パンデミック以来、気持ちもすさみがちだったけれど
今回は心穏やかに家に帰れました。
イベント終了から2週間以上過ぎたけど、
「腐らず頑張れそう！」という気分で暮らせています。
この秋も絵を描くぞう！

さて、新刊の制作過程をレポートしていたブログですが
2回更新して中断してしまいました。
本日より再開します。
いつも通り、不定期でのんびり更新して行きますので
「あのヲタ活、どうなった？」
と思い出したら訪問してみてください。

ではではスターティン！！↓



トーンの作業をしています。
このコマはトーンを入れ終わっていますが
服のトーンを非表示にして
リュックサックを描き足しています。
この神社の鳥居付近にいる時、
リュックは自転車に置いていたと記憶してるんだけど、
手抜きというか描き忘れに見える気がするので
一応描いておくことにしました。

こういう類の修正、デジタルだと楽だねえ。
アナログの場合、
スクリーントーンを貼っちゃった後の主線の修正って
もんのすごーーーく面倒くさいんだよ？
剥すのに失敗して主線ごと剥しちゃったり、
ワックス（接着剤）が付着した原稿用紙に
線を描き込むことは困難なので
ワックスをどう除去するか腐心したり、
トーンを無駄にして心が折れたり……
いろんな意味でしんど過ぎ。



ピッチングする同行者のKANAEROSさん（愛称エロスさん）です。
フォームのモデルは大谷翔平選手です。
大谷選手のフォームはもっとダイナミックなんだけどね。

足元の砂埃はアナログ原稿には無かった演出です。
突如、星飛雄馬のアレをやりたくなってPC上で描き足しました。
飛雄馬の場合、もっと足を高く上げます。



トーンを入れて、プリントアウトしてみて
修正箇所を書き入れたりしています。
このコマはエロスさんがなんか小さいので
直すように赤で指令を書きました。



いろいろミスが重なって、とても心配になった
大庭兄弟のコマにもトーンが入りました。
矢傷は左膝になってるよね？
大庭兄の右の腰に箙（えびら）を描き忘れたなーと思うんだけど
外してるってことにしておいてください。



びっかびかに光る毛利楓です。
『逃げ若』の諏訪頼重みたいに輝きたくて追求してみました。
頼重殿はホワイトで集中線を加えたり
重ね貼りしたトーンに削りを入れたり
たくさんの技術を掛け合わせているみたいです。

隣のコマはレトロ少女漫画調の毛利楓です。
『アタックNo.1』の鮎原こずえを目指したのですが
ちゃんと調査しないまま勢いだけで描きました。
ポーズのモデルはお笑いコンビ「ぺこぱ」の松陰寺太勇さんです。
松陰寺さんみたいにポジティブな様子を表現。
こっちも少し輝いています。



次回、表紙！
一生懸命に描いた絵より
なんとなく描いた絵の方がいい感じになるのはなぜなのか？