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• 今日のできごと…。

  　今日のできごと。「ヒマだな～…Lv上げ面倒だしなぁ～…ロマノ(公式2位の『ロマノート』さん)見よ～」RS公式コミュニティページ、『その他』を開く、と。下の方にちっちゃーく| 555 | - | 6:00P.M. | NO IMAGE |…はい？＾＾待てよ待てよ、この俺のサイトだぞ、あのロマノート様と同じページにあるわけ無いじゃないか～(卑屈しかも、恩人レシェフさんよりも順位が上だなんてある訳が…(超卑屈 ● サイト名 6:00P.M. ● 管理者 : §秋桜§ ● ワールド : イエロー･トパーズ ● ジャンル : その他 ● 順位 : 555 位 ● メッセージ 小説【ビスルハート】執筆開始 わ～お…まじすか……と、言うわけで投票してくれた皆様ありがとうございます＞＜あ、複垢で投票連打とかしてないですよ？ｳﾝ全然（本当かよ――予告ハル達を追い、敵対する者達。財力によって全てを意のままに操る商業団頭ポロを執拗に追い回す悪魔裏切りの肩書きを持つ片目のアーチャー圧倒的な実力を持ち、ビスルハートを捜索するウィザードハル達に手を貸し、信頼できる仲間達。ポロの過去を受け入れた優しき堕天使ハルの母親の行方を追う謎のランサークレアの元へ現れた黒い外套の火焔術師ハルに味方する紅い帽子の義賊――そして、【ビスルハート】の周りを渦巻く不穏な影―――小説【ビスルハート】はまだまだ続きます！ では！！

  Apr 2, 2007

• 【ビスルハート】　第五話

  【ビスルハート】第五話:テスト「…あ、あれ」　二人はスマグウィザードギルドの前で待ちわびていた所へ、恐らく「マナ」であろう人物がやってきた。「すいません、マナさんですか？」蒼いミニローブ…色はともかく、テイマーである事は確かなようだ。「はい…。そう…です」　そう答えた人物は…何と言うか、幼い。　ハルなんかよりももっと…10歳前半だろうか。「何の…用で？」　声もちっちゃい。いや…周りが静かなスマグだからこそ聞こえるのではないか、と言うくらいちっちゃい声だ。「ビスルハート…ってギルドの件でして…」「…クレアさんから…少し、聞いていましたが…二人、入団希望で？」「オイラは違うけどぉ…」「私は生き別れの母を捜していて…あ、ビスル出身です」　そう言うと、マナは少し考え込んだ。「あなたの…名前は？」「あ、私はハルって言います」　マナは表情が少し変わった…のだろうか。驚いたことには間違いないだろう。「貴方の母親は…推測ですが、私の所属するギルド…ビスルハートのマスターです…でも…今…行方不明で」「…『所属する』？待って、マナさんはマスターなんだよねぇ？」「仮のギルドマスターなんです…」「行方不明…って…何か分かってることはありますか？」　マナはまた少し、考え込む。「私はあまり…ハルさん、うちのギルドに入る気はありますか？」「…あります」「それと…悪魔さんは…すいません、うちのギルドは…ビスルの方しか…」「いえいえ、大丈夫ですよぉ」「ごめんねポロ…それでマナさん、入団手続きを？」「あ…確認の為、入団テストがあるんです」　ハルは不思議そうに聞く。「…テスト？」「モンスターのテイムです。1匹捕まえればいいですが…その代わり」「その代わり？」「主人に従順なモンスター…つまり、テイマーへの忠誠が見られなければ、テスト合格とは言えません…」「そういうテストか…」「オイラも手伝っていいのぉ？」「構いません…」　マナは少し笑い、身を翻すようにスマグウィザードギルドの方を向く。「明日、ハノブで待ってます…」「あ…はい！」　蒼いミニローブのテイマーはそのままスマグウィザードギルドの中へ消えていく。「明日までにハノブかぁ…」「…となると、あんまり遠くまで行けないねぇ…」　ポロがそうだ、と言わんばかりにハルに言いかける。「ハルはどんなモンスターならテイムできるのぉ？」「んー…っとねぇ…」　ハルは岩に腰掛ける。「話すと長くなるんだけど」「うんうん」「私たちビスルのテイマーはね、まず火、水、風、大地のいずれかの神獣を召還できないといけないの。それでね、モンスターのテイムについては…全属性の神獣を一応習得してから調練学を学ぶんだけど…」「けど？」「私はどうしても水の神獣が召還できなくて…テイムについては、殆ど学んでないの…」「そっかぁ…それで、どんなモンスターなら？」「うーん…多分ここ、ヘムクロス高原のモンスターは無理かもしれないけど…鉄の道の方に居るおとなしい子達なら、テイムできるかもしんない」「お～…じゃあ」　わさわさ、と蜘蛛がまたポロを追いかける。「は～やく」　ハルはケルピーに乗って、鉄の道への入口、台地の所まで来ている。「だぁぁぁぁ！！ハル！ひどいぞぉ！」「だから、うちのケルピーはいい子なんだって」「理由になってないってばぁ！」

  Apr 1, 2007

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  久々RS日記～

  こんちゃ♪…秋桜です（待久々RS日記…ってぇ事で、まずレイス秘密報告レポート♪（レイス＝魔法傭兵の墓）まずは噂の確認から。適正150~170だという事で、古都とレイスで叫び、メンバを募り…噂は本当だった、ということで。因みにアイテム欄で見てみると↓…普通ですな。んで…早速B1(40.10)から入ります＞＜白黒…ロマンスグレーの室内！どうでしょうか、お客様（誰だでは！早速レイス秘密へ！(途中SS無しorz)…んまぁ、感想。…実装しなきゃよかったじゃん…。ってな訳で 終 了 総取得経験値：無課金だと50~60万くらい…かな？ラストボーナス：経験値10万+10万G…激マズ。そして終わった後にだべっていて、二人になったので解散しようか、と言ってた時にもう1個出ました…orz…行ったけどね（爆おまけ！ハルたん画像公開！

  Mar 30, 2007

• 【ビスルハート】　第四話キタコレ

  【ビスルハート】第四話:クロスイヤリング「だぁぁぁぁ！！」「ポロ早く～」　ここはヘムクロス高原、段々になっている高原の上には、ケルピーに乗ったハル。　ポロは自力で走って蜘蛛から逃げていた。「ケルピーに乗るなんて卑怯だぞぉ！」「え～…うちの子はいい子なんだも～ん」「それって…理由になってないぞぉ！」　半泣きのポロはやっとハルに追いつき、わさわさとポロを追いかけていた蜘蛛達は、ターゲットを見失ってうろうろしていた。「やっと…着いた…ぞぉ…」「ここがスマグ…」　魔法都市スマグ。ウィザードの聖地であり、多くの偉人を輩出した都市。「…そうだ、マナさんを捜すんだっけ…聞き込み開始しなきゃ」　ハルはポロを置き去り、未知の都の中へと消えていった…。「ハル…ちょっとくらい心配して欲しいぞぉ…」　そんなポロを置いて、ハルは聞き込みを開始していた。　…だが。「マナ？聞かない名前だねぇ」「そんな事よりうちの魔法アクセサリーを見ておくれよ」　街の中でのビスルハートに関する情報は皆無だった。だが、決まって出てくる言葉は、「スマグウィザードギルドのゲンマさんなら知ってるけどねぇ…」「今ならスマグウィザード製のイヤリングが買えるよ！」　『スマグウィザードギルド。』ハルは教えられた場所へと向かっていく。「ちょっと待つぞぉ…ハル、少しは待ってくれても…」　息が整ってきたポロは、息を切らしてハルの所へ走ってきた。「あっ…ごめんごめん」「ごめんじゃないぞぉ…それで、聞き込みの成果は？」「うん…マナって人の情報は無かったけど…スマグウィザードギルドって何だろ、って思って…」「そっか、スマグのウィザードギルドは有名だからねぇ」　二人は噴水のその先、スマグウィザードギルドへと足を運んでいく…が。「わぁ、このクロスイヤリング綺麗！」　ハルは相変わらず露店に弱かった。　露店の主は黒い外套を着ていて、その手の杖はほのかに紅く光っている。「ｚZZ…」「どうしよっか？」「知らないよぉ…それにそのイヤリング、2400万って書かれてるけど？」「…え」　そのクロスイヤリングの値札には、2400万Gという文字。そそくさとハルはそれが元あった場所へと戻す。「見なかった事に」　だが、寝ている。「…しようかぁ…」　二人が話していると、露店の主がぬっと立ち上がる。「ん…っと…どうかしたのか？」「あ…いえ、お金ないので…」　ハルはびくっとして断る。露店の主は無表情…いや、冷たい目で言う。「さっき話し声が聞こえたぞ…マナ、だったか？」「え…あ、そうなんですけど…知りませんか？」　露店の主は冷たい目のまま、店をしまう。「ビスルハートのギルマスだったかな。さっき調査だって言ってモリネルタワーへ向かってたが…」「あ…情報ありがとうございます！」　ハルは深く礼をする。「…行く気なのぉ…ハル…？」「え…だって行かなきゃ」「やめとけ。ケルピーしか出せないようなひよっこにモリネルタワーなんか…死ぬだけだ」「他にも出せますが」「変わらねぇよ…見てな」　露店の主が杖を振り上げる。と、火の玉が一発、地面へ向かって振り…地面にえぐられた様な痕が残る。「すご…」「そこの敵は俺のこのメテオが通じなかったんだぞ？待ってればすぐ帰ってくる物を…」　ハルは無言のままうなずき、ポロは説得してくれた事をか…謝った。「すいません…ありがとうございました」「気にするな…最初は誰だって初心者だ…」　露店の主はさっと身を翻し、外套をなびかせながら研究室へと入っていった。「黒い外套…火焔の魔法…どこか噂で聞いた事あるんだけどぉ…」

  Mar 28, 2007

• 【ビスルハート】　第三話

  【ビスルハート】第三話:ヘムクロス高原の戦い―――朝。　朝も古都は変わらない。さわさわと水路を流れる水の音が絶えず流れ、露店の看板が幾つも立ち並ぶ。　ただいつもと違うのは、寝ている露天商が目立つ所か。「ふぁぁ…オイラ、眠いぞぉ…」「夜遅くまで起きてるからでしょ」「寝れなかったんだよぉ…ってそんなにハッキリ言わなくても…」　二人は小さな欠伸を何回もしながら、クレアの報告を待っていた。「…お、早いな。ハハ…眠そうだな」　クレア到着。ポロは目をこすり、ハルは待ちわびていたか、すぐさまクレアの元へ走っていった。「それで、どうなりました…？」「あ…ああ、会ってくれるそうなんだが…」「…『だが』？」　ポロは不思議そうに聞く。「会う場所が…その…スマグまで行かないと会ってくれないそうだ」「スマグ！？」「え…何をそんなに驚いてるの？」　ポロの驚きようも知らず。ハルはおどけた調子で聞く。「…ハルちゃん、鉱山街ハノブって知ってるか？」「え…えぇ、ここに来る途中で寄りました」「そこで土砂崩れが起こってな。それで分断された魔法都市があったんだ。それが…」「スマグ…ハノブまではテレポーターが送ってくれるけど…スマグまでは徒歩なんだだよぉ…」　ハルはまだ驚くそぶりは見せない。「…そっか…でも、行きます」「危険だぞ？俺はここを離れる訳にはいかないからな」「…それでも、行かないと何も始まらない」「そう…だねぇ…そうと決まればぁ…」　昼。ハルはケルピーを釣れ、ポロはやっと荷物をまとめ終わったようだ。「クレアさん…また、お元気で」「ああ。…気をつけてな」「じゃあ…また」　別れを告げ、二人はまず、鉱山街ハノブへ。　スマグまでは、大規模なプラトン商団の所縁の地、鉄の道から樹の精が眠るヘムクロス高原へ。「さて…オイラはここらへんに来た事無いからドッキドキだぞぉ…」「私はここ通ったけど…おとなしい子が多いから、安心して通れるよ」　ポロはふと右を見る。そこには野良犬達が噛み合っていたり、鎧の霊が剣を素振りしている光景。「どこがおとなしい子なんだよぉ…」「気にしない、気にしない」　ハルとポロは無事に鉄の道を抜け、ヘムクロス高原へ。「ここは…どうなんだろぉ…」　ポロはさっきよりもっと心配そうに周りを見る。　ハルがふとケルピーの方を見ると、ケルピーは低いうなり声を出しながら警戒していた。「どうしたのホノ…」「あ、ホノって名前だったんだねぇ」「あんまり呼ばないけどね。名前を付けないとごっちゃになっちゃうから」　ふと、樹が揺れた。いや、葉じゃなく、樹が。「…！ハル！ティンパーマンだ！」　樹の精、ティンパーマンはその体で渾身の一撃を振るう。ハルは寸前で横に避け、ケルピーはバックステップで難を逃れた。「戦うしか…無いか…」　ハルは笛を吹く構え、ポロはダートを忍ばせる。「…あれ、ポロ…鞭じゃないの？」「出来れば使いたくないんだぁ…オイラ、鞭使うの苦手だし…」「そっか…」　ハルはそれだけ言うと、笛を吹く。ケルピーがその樹の精の懐めがけ、走っていく。　ティンパーマンはケルピーに向け、その拳を振り下ろす。だがケルピーは低い体制で避け、尻尾を槍の様にティンパーマンを一刺し。樹の精は燃えて崩れる。「よっし、良くやったねホノ」　ハルがケルピーの頭をなでてやると、嬉しそうに目を瞑った。「あわわ…ハル、蜘蛛も居るよぉ…」「…蜘蛛苦手」一瞬の沈黙。蜘蛛はわさわさと群れ、ハル達を狙っている。「…逃げる？」「当然。早く高原を登ってスマグまで行こう！」

  Mar 28, 2007

• 【ビスルハート】　第二話

  【ビスルハート】第二話:再会　無事に薬を届けたハルは、悪魔ポロと一緒に古都での聞きこみを開始していた。　…だが。「何にも無いよぉ…特にビスルの情報なんてぇ…」「そっか…」　幻の村とも言われるロマ村ビスル。そのビスル出身の人間を特定して捜さねばならないとなると、いくら冒険者達の拠点であるブルンネンシュティグでも見つかるはずが無かった。　…沈黙。「なんか…手がかりとかぁ、無いのぉ？」「ん…っとねぇ…」　ハルは財布を取り出し、中から透明の玉を取り出す。「これ…だけかな。何か魔法力が込められてるみたいだけど…」「だけど？」「私には扱えない物なの…いくら頑張っても」「そっかぁ…」　また少し、沈黙。　さわさわと水路を流れる水の音が絶えず流れ、露店商達の活気あふれる声が聞こえる。「…そうだ、露店商！」「へっ？」　ハルはすぐさまケルピーに乗って路地裏に、防具をそろえた屋台へと向かう。「えっ！？ちょっ…ちょっとぉ、待ってよぉ！」　薬屋と学問の家…その間の道を曲がり、突き当りの防具屋。そこには、大きな剣を担いだ男が開いている露店…など無く、そこには小鳥が数匹囀ってるだけだった。「居ない、か…」「ちょっとちょっとぉ！ハルちゃん！？」「…あ、ごめんポロ…」「もぅ！置いてけぼりなんか嫌なんだからねぇ～」「ごめんって…本当」「…でも、『露店商』ってどうしたのぉ？」　ハルは露店があった場所へ目をやる。「この前…ここでクレアって露店商の人が居てね…」「クレア！？」　ポロは少し…いや、物凄く驚いた様だ。「クレアってぇ…あの…騎士団長クレア？」「ん～…確かに、そんな事言ってたかも」　あきれ気味にポロが言う。「騎士団長クレアってのはねぇ…ここ、古都ブルンネンシュティグで知らない人は居ない程の実力者だよぉ。鉄の道って所に昔あった盗賊団ギルドを一人で壊滅させちゃった凄い人何だからぁ！」「え…そんなに有名だったんだ…」「…それで、その騎士団長が居るかと思ったのねぇ…」「ば…ばれた…」「ばれるよぉ！」「お…ハルちゃんじゃないか。何か困ったことでもあったのかい？」　背には炎の様な大剣、手には露店に置くであろう、数々の剣。　ブルンネンシュティグ騎士団長クレアがそこにやってきた。「お…おぉ！本物だぁ！」「ん…偽者の俺にでも会ったかな？」　ポロがすこし苦笑いする。「それで…ハルちゃん、何か困ったことでも？」「あ…あの……手がかりがなかなか無くて…」「ハハ…俺も手がかりを知っている訳じゃないさ。特にビスルなんかはね」　ハルが少し暗い表情頭を下げる。「そうですか…失礼します…」「おいおい、もう少し話を聞いてくれよ。」「…えっ？」　ポロも気になる様に覗き込む。「俺は手がかりにはならないが、手がかりになりそうな人なら知ってるぞ。」「え…その人はどこに！？」「まぁ聞け…小ギルド軍団の中にな、ビスルハートってギルドがあるんだ。」「ビスル…ハート？」　ハルはポロの方を見る。「オイラは知らないぞぉ…」「そこのギルドマスター・マナに聞けばいろいろなるかもしれないな。一応確認取ってくるから、明日…朝にここまで来てくれ」「あ…ありがとうございます！」　ハルは　元気良く返事を返した。　ポロもクレアも、軽く微笑する。

  Mar 27, 2007

• 【ビスルハート】　第一話

  【ビスルハート】第一話:理由「ふぁああ…」　ハルは寝ぼけた顔のまま、街の中をゆっくりと歩いている。　朝だと言うのに、相変わらず古都は賑やかだ。「古都まで来たのはいいけど…手がかりも何にも無いし…」　ハルは「はぁ」と小さなため息をつく。すると、ふと路地の方から声が聞こえた。「アトボンさんが倒れたって？」　聞き逃さなかった。ハルは吸い込まれるように路地の中へと入っていく。「ヘバから聞いた話なんだけどね」　ハルは4人、話している人たちを発見した。「あの…」「はい？」　青年がハルに声をかけられ、振り返る。「どうしました？」「いえ…誰か倒れたって聞こえたので…」「確かに薬が必要だけど…君には危ないよ」　青年は優しく言う、だがハルは決心したようにいつも使っている木の笛を取り出す。「…？」　ハルが笛を吹く。と、すぐ傍に火の神獣…ケルピーが召還された。「……え…」「助ける方法を教えてください…私がやれることなら何でもしますから！」　青年は解せない顔をする…が、優しい声でまた、ハルに声をかけた。「解った…ヘバなら何か知ってるかな…着いてきてね」「はい！」　プラトン街道――　ガウディウス大砂漠のオアシス都市アリアンから、ブルンネンシュティグを通って鉱山町ハノブまでを繋ぐ道。　この道の中央、ブルンネンシュティグ入口側の「西口広場」。「そこの広場のコボルトが薬を持ってるからね」　そう言われたハルは、水色に光る笛を取り出し、薬らしき物を持っているコボルトへ歩み寄る。　ハルは水色に光る笛をそっと持ち、目を瞑って笛を吹いた。―――音が、出ない。「…っ！」　コボルトはハルに気付き、槍を突き出した。　横から鞭が伸びてきて、槍が軌道を変え、変な方向へ飛んでいく。　ケルピーがのしかかる様にコボルトを襲った。「…良かったぁ…」「え…」　少し若い女性だろうか。布の長めの服を着て、手には鞭が握られている。　見た目だけだと冒険者の様には見えない。「あ…ありがとうございます…」「オイラ、とっさに鞭出したけど…本当に無事で良かったぁ…」　ハルはコボルトが落とした薬を拾い、岩に腰掛ける。「あ…やっぱり、悪魔なんかに助けられても嬉しくないよね…」「いや、そんな事無いですよ…」「ほんの気まぐれなんだぁ…気にしないでねぇ…」「…そんな事無い」ハルが岩から立ち上がる。「どんな事があったか知らないけど、そんな事言っちゃ駄目」「…。」「他人の為にここまでするのって勇気がいると思う。立派な事じゃない」「…君も、な」　路地で話してた青年がその場まで来て、ハルに話しかけた。「私は…違う。只単に焦ってただけ」「焦って…？」「…私の母親は冒険者だった…でも去年から消息を絶って…」ハルはぎゅっと手を握り締める。「何でもいいから情報が欲しかった。それだけなのよ！」「オイラ…」　少しだけ沈黙の時間が流れる。「オイラ、手伝うよ。オイラ悪魔だけど…人を騙せなくて追放されたんだ…」「…いいの…？こんな私の為に…」　その悪魔は手を差し出す。ハルは涙を手で拭き、がっちりと握手を交わした。「オイラはポロ。よろしくねぇ」

  Mar 26, 2007

• 【ビスルハート】 初期設定

  キャラクター：プロローグハル職業：ビーストテイマー所属ギルド：無出身：ロマ村ビスル　今作主人公。赤いミニローブを纏った少女。火の神獣、ケルピーの使い手。クレア職業：戦士所属ギルド：ブルンネンシュティグ騎士団(ギルドマスター)出身：古都ブルンネンシュティグ　燃え盛るような装飾をされた大剣を振るう、心優しき露店商。ギルド：プロローグブルンネンシュティグ騎士団古都ブルンネンシュティグを拠点に活動する巨大ギルド。ブリッジヘッド・シーフギルド「REDSTONE」の調査の為、ロマ村「ビスル」の情報を追い求める巨大ギルド。スマグウィザードギルド魔法都市スマグを拠点とするギルド。その他今回、初のネトゲ小説ですが、ブリッジヘッドシーフギルド、スマグウィザードギルド等はゲームとしての「REDSTONE」の中にあり、オリジナルではない物と、ブルンネンシュティグ騎士団なんてオリジナルでしかない物をごっちゃにして成り立ってます＾＾；また、今作でLVを明かしていないのは、ハルもクレアもその世界の中の人だと思って描いているからです。そこの所は、ご理解いただけると嬉しいです…では（ ･ω･）ﾉｼ

  Mar 26, 2007

• 【ビスルハート】　プロローグ

  　ざわざわとした雑踏の中。「…やっと着いた～」　赤いミニローブを纏った少女が、家の前の階段に腰掛けている。　相変わらず人の流れは絶えない。「ここに…」　少女は少し暗い表情で俯く。「ここにお母さんが居る…のかな…」【ビスルハート】プロローグ:水色に光る笛「さぁいらっしゃい！お、そこの剣士の兄ちゃん、見てくんな！」　古都ブルンネンシュティグ。　赤い宝石「REDSTONE」を捜し求める冒険者の拠点であり、大きな商業都市の一つとして、フランデル大陸の全ての要として活きている都市。　その都市には、シーフ・傭兵・騎士・天使などの様々な職・役目を持つ者達が居る。　そして、ここにも―――…「わぁ～…綺麗な笛！」　赤いミニローブを纏った少女は、大きな剣を担いだ男が開いている露店で、目を光らせていた。「だろ？この笛は水の加護で淡い水色に光るんだ」防具をそろえた屋台の前に…いや、路地裏に露店が開いていた。「へぇ～…いくらですか？」「お…譲ちゃん、買う気かい？」「うん！」「じゃあ…50万になるよ！」　少女が財布を見る、だが金貨が数枚、そして綺麗な透明の玉が転がっているだけだった。　金貨は一枚1万。そして透明の玉は…「ごめんなさい…お金ないです…」「あれ、譲ちゃん初心者かい？」「そうなんです…さっきビスルからケルピーでここまで…」「…譲ちゃん」「はい？」「この街でビスルの名前を出すのはやめときな…REDSTONEを狙う連中がビスルの人間を捕まえようとしてるんだ…」　少女の顔が一変して心配そうになる。「え…」「まぁ、今度から気にすればいいさ。そうだ、この笛…」「はい…？」「貰ってくれよ、俺は笛使えないしな」「え…でも…お金無いし…情報がもらえただけでありがたいです…」　少女は恐縮した様に礼をした。「硬い事を言うなって…実際、売り手が居なくて困ってんだ」「…じゃあ、お言葉に甘えて…」「よし来た、まいどあり！」戦士は笛を差し出し、少女はまた深く礼をする。「困った事があれば、また言ってくれよ」「あ…はい！」　少女は笛を腰に吊ったポーチの中に入れて、三度目の礼を丁寧にした。「そうだ、譲ちゃんの名前は？」「あ…私、ハルって言います」「ハルちゃんか。いい名前だ」　少女…ハルは少し照れくさそうに笑う。戦士は小さなため息をつき、安心した様な顔で言う。「やっと笑ってくれたな…俺は古都ブルンネンシュティグの騎士団団長、クレアってんだ」「騎士団団長…」「ハハ…まぁ、そんな偉い人間でもないがな。またよろしくな、ハルちゃん」「はいっ！」　ハルはさっと礼をして、身を翻す様に宿へと走り去って行った。「…やれやれ」　露店を閉じ、騎士団団長クレアはハルと逆の方向へ歩いて行く。―――ビスル…か。伝説だけの村だとは思ったが…これはブリッジヘッドのシーフギルドも動くかもしれんな…あまり気は進まないが…ウィザードギルドに連絡でもしてみるか…ハルはベットの上に寝ころがりながら笛を見ている。「何時見ても綺麗な笛だなぁ…」　ハル…か。どこかで聞いた事のある名前だが―――…

  Mar 25, 2007

• G概要～…？（何

  一緒に商業Ｇを作ってくれる方大募集！1.ちょっといいかも？な案。・倉庫/ギルドホール完備　倉庫必須、ギルドホールは露店商の集まりにしたいですね～・相場情報交換の溜まり場。　常にGチャでなんか話してるGっていいよね（何・ステ上げとは違う、倉庫キャラの集合体。　ぶっちゃけステ上げにスキル回せません2.んで、G名についての案。・プラトン商団　世界とマッチしてるし、これはこれでいいかも・Brunnenshutig_Merchants　ブルンネンシュティグ商人団体。普通…つまんね…・露店商組合　これも普通…ってかおかしいだろｗ3.Gスキル振りの案。・副マス　1~2人でいいかな…・ギルド委員　これは一応3人程度欲しいな…・倉庫　確実に要る。・ギルドホール　確実に要る。・ステ上げ　回す余裕無いかな…

  Mar 23, 2007

• 久々すぎる更新。

  えぇ…なんかもうほったらかし過ぎて荒らしが心配でしたよ…飽き性分な自分に取って、更新とは酷な物です…では、キャラ紹介～…いや、全キャラ行っちゃいましょう！（待―――クライズ47歳で消された、哀れな武道家…いらない子と行っても過言ではありませんでしたｗ無知故の弱さ…orz―――Nagiar109歳まで行ってたかな…ショルパとマインを愛するあまりに、壁の本分を忘れ、低火力を極めた男です。消しましたが…―――アルシャウロ初Bis。40で消しました。（早ぇ―――Diamond☆Lilie37歳までしか行かなかった武器姫。結局は倉庫キャラとして一生を終えました…―――ウェイタークライズのリベンジ的な武道家。大きく違うのは、水属攻指がある事。36で消し、白麗歌にその指を託していきました…―――近所の犬飼さん。なんか…何故か有名なんだよね…装備微妙な知識犬です。只今69。消そうかな…―――§秋桜§現在メインキャラクター。144ですが、課金中なのでまだまだ行けます。知識職の威力をこいつを作ってから体感しました…―――白麗歌55歳、力極ランサ。水属攻指を受け次ぎ、意外と強い。サブキャラになるかな…―――医学部部長♪28歳、若手Bis。Lv上げ面倒だけど…友と一緒に企画立てたので…絶対消すわけにはいかないのですそだ、企画で思い出した。一緒に商業Ｇを作ってくれる方大募集！　商業Ｇの概要としては・倉庫/ギルドホール完備・相場情報交換の溜まり場。・ステ上げとは違う、倉庫キャラの集合体。企画倒れなるかもしれませんが…もし二人以上の方が乗ってくれれば…ueさん。LOVELESSお返しします＾＾では（ ・ω・）ﾉｼ

  Mar 23, 2007

• 

  ギルドマスター支援Wis　2/2

  …絵がちょっとバランスおかしいのは……昨日の夜に眠気に襲われつつ暗い所で描いたからです…orzメンテ早く終わんないかなー ←

  Mar 1, 2007

• 

  ギルドマスター支援Wiz　1/2

  まだ2P目出来てません…orzオチはもうしこしお待ちを…補足…ランサが言ってる「青あげますか？」って言うのは青POTあげますか？って意味です。文字数的に入らなくて…orz

  Feb 26, 2007

• 昨日…

  昨日、ここ更新出来ませんでした…orz因みに理由は↓http://www.geocities.jp/livellionseavers/index.html漫画、1P目できてますが…写植まだなんで、ちょっと待ってくださいねー題名は「ギルドマスター支援Wiz」(全2P)

  Feb 24, 2007

• 

  メンテ終わった～ｗ

  メンテが終わり、いざ町へ！古都は人が少なく、最高だ！ｗまぁ、西口へGメン募集の叫びを犬飼さんでした訳ですが、そこにはなんと、既にWizが3人居たわけでして、だらーっと喋っていると、なんと、ノリのいい人達が3人来たのですｗ早速人が多い西口広場を避け、水路へ。ノリいいな、皆ｗ因みにSS、ミスってますが何か？ｗｗｗそして、犬の次はWizでSS～そう、同盟です。ここに新たな怪しい軍団、誕生です。通り過ぎてったアチャさんはどう思っていたのか。。。しかし、そんな楽しいひとときも儚く終わります。…。儚いｗまぁ、(殺されて)西口へ戻った犬達。既に一人がPTを抜け、もうそろそろお別れです。悲しむどころかｗ新たに二人加わってSSです。楽し～ｗ ←まぁ、久々に楽しいイベント(？)だったです＾＾ではノシ＾＾おまけ

  Feb 22, 2007

• メンテ中に書き込み～

  只今メンテ中…かったる…(蹴では、今回はキャラ紹介～（画像用意できませんでした＾＾；）―――NagiarNaさんとか、ナギアルとか呼ばれますｗ壁剣士、ショルパとマインを愛します。(待ギルド経験【BLACKCAT】副マス(12月~1月)【リード】副マス(2月~現在)―――近所の犬飼さん。犬さんとか、犬飼さんとか。知識犬、若葉卒したばっかりｗギルド経験【Livellionseaver】副マス(昨日からｗ)本当は、犬飼さんはGに入れないつもりでしたが、椿さんのブログ、「俺の真楽探し」のueueueさんが「新G作成に手伝ってくれる方居ませんか？」という風に叫んでいるのを見て、声をかけたら犬飼さん、流れで副マスになっちゃいましたｗまぁ、G掛け持ちですが…これからも、よろしくおねがいしまーす＾＾；

  Feb 22, 2007

• 変なペンダントっｗ

  露店で発見したネタ品～♪剣士は女ではなく、男なんですよ～ｗｗｗダメオンの策謀…(何の策謀だ

  Feb 21, 2007

• すいません…orz

  PCのやりすぎで、母親の前でPC使用禁止令出ちゃいました…夜のIN率はめっきり減ると思います＾＾；ではノシ

  Feb 20, 2007

• 下手？承知の上ですよｗ（待

  あぁ、晒しちゃったよ…(待ほぉら、苦手な横顔だけ描くかｒ…(蹴まぁ、RSの中で1Gだけとは思いませんが、小銭だけなのは確かです。1000Gの時なんか…酷いもんですよｗ

  Feb 19, 2007

• ブログ変更ー

  前のDIARYだと、画像が1個しか見れなかったことに加え、コメントが見難いという最悪の状況だったので、楽天ブログへ移動しました！…今日、某私立高校へ行かねばならんのですが…かったる…(蹴まぁ、帰ってきたら更新あるのみですなｗ

  Feb 18, 2007

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