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カテゴリ:ライヴ
エルレのラジオをオンデマンドで聴いてると、 Rockin' on JAPANの渋谷陽一氏に関することを言っていた その内容というのは,8月1,2,3日の茨城県ひたちなか市で行われる Rockin' on JAPANのフェスに出るアーティストは 8月15、16日に北海道で行われるRISING SUNに出演しないー というものだった。 これはRIS側がこの姿勢を明確にアーティスト側に伝え、 このような状況になったそうですが、 なぜ??っていう疑問や、なぜそこまで枠をきめなきゃいけないの? って悲しい気持ちになります 現在の状況で言えるのは、オーディエンスが蚊帳の外に出されていることでしょう。 RISが、どのような判断で、こういう判断に至ったのかは わからないけれど、(開催日も違うし、ダブルブッキングもありえないしー) もしも大人の事情などでなく、RIS側が建設的な意向として この状況を作り上げたとしたら、 これは、あくまで、私の個人的な見解ですが、 フェスの独自性を求めたのではないでしょうか??
今年のフェスを見ていて思うのは、正直、どのフェスもアーティストが 似通ってます。 このままでは、金太郎飴フェスなんて言われてくるんじゃないの?? って思うくらいー 毎年、フェスに参加してたようなアーティストが 重なるのは理解できる。 ただ、これまで一般のフェスに出てなかった 大物アーティストや、ビッグバンドがあちこちのフェスに出てるのは 何故???と今年のフェスの概要を見て思った感想です。 地道に売れない頃から、フェスに出て、着実に人気と実力を 積み重ねてきたアーティストや、バンドは当然フェスというものを 大事にするのは充分理解できる。 ただ、名実共に売れてるバンドやアーティストが 気紛れのように(そんな軽い気持ちじゃないかもしれないけど) 多くのフェスに、今年こぞって出演する状況が 私には理解できない。
フェスはここ数年、ホールやアリーナで行われるツアーよりも 大きな市場になっていると思います フェスでたまたま見て、このバンドいいね!!と 気にいってその後そのバンドのCDを購入するようになった 事もたくさんあります。 正直、フェスってものは、これまでそのフェスによって 育てられたアーティスト、そしてその育てられたアーティストが 大きくなって、フェスを支えて行き、そしてまだ無名の 出たばかりのアーティストやバンドに、みんなが触れる機会を 作り次の世代のアーティストやバンドを育てていくという 生身で作り上げていくものではないかと 個人的に思うのです。
音楽の流れも、変わって行ってます その流れに乗ろうとして、その市場に乗っかろうとして 大物アーティストやバンドがフェスに参加するという 大人の事情があるとするならばー これからのフェスの形はおもしろくないものに変わっていくでしょう。
あくまで推測なので、RIS側の肩を持つものではなく、 (もちろん、単なる対抗意識だけで、重複を避けるとかいうのであれば 全く弁護の余地はありませんがー) この状況を発表した渋谷氏は、大きな決断だったと思います 後日、この発表によってみんなを混乱させたと 謝罪してましたが、私からすればよく言ってくれた!!と 拍手したいです。 もしも、建設的な意向によりRISがだした決断だとすれば、 その結果生まれるマイナス部分は、オーディエンスの声を届けることで 今後、徐々に解決されるだろうし、 渋谷氏も書いてる通り、フェスの当事者同士で 話し合うことももちろん重要なことでしょう。 この発言の波紋は大きかったと思いますが、 いろんな疑問を投げかけないままに、多くの時間を過ごしてきて 理想の形が壊れていくバンドや、 現実を見失ってるオーディエンスを見てきました 一石を投じ、投じられるというのは、 今の時代にはウザイと思われるのかもしれない でも、何もなくただただ平穏で上辺だけを見ていることに 気付かない恐ろしさに、気付いて欲しい
昔とちがって、オーディエンスが、自分のペースで 好き場所、好きなスタイルで楽しめるようになったフェス ホントに音楽を楽しめるという実感を得られるフェスは 演出に頼るホールやアリーナのライヴと違って これからも、生身のものであって欲しいと願うばかりです。
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