COYOTE UGLY
先週この映画を観ました。内容は…面白くなかった。それで、今日「ディスカバリーチャンネル」という局で、「司書がセクシーバーテンダーに挑戦!」という番組があったので何気なくチャンネルを合わせると、実際に挑戦した店がそのものズバリのコヨーテ アグリー(ニューオリンズ支店)。この司書が実に典型的と言うか、視聴者が期待する通りの人という感じで、非常にシャイで「人前であんな挑発的な踊りをするなんて!」とか「マイクで店内に呼びかけるなんてムリよ!」などと言うわけです。しかも、この仕事に対して軽蔑するような発言もあり、前途多難をうかがわせる。実際にその店で働いているコヨーテ(女性店員)が指導に当たって、服を買い揃え、ダンスや振る舞いなどの指導をしていき、4週間でコヨーテに仕立て上げようという形で話は進む。驚いたのは、女性の急変。いつもは決してしないセクシーな服を身にまとい、髪と化粧をプロの手に委ねると、性格が130°ぐらい変化。それまで恥ずかしがっていた、バーカウンター上での踊りも、客に対する振る舞いも大胆になった。「ヤラセ?」とも考えたが、面白いのでOK。4週間の最終試験では、各地から集めたコヨーテ3人と共に店を一晩切り盛りし、プロの目から見て誰が偽物(実際に働いていない)か審査され、「偽物」と言われなければ合格となる。3人の審査員の内、指摘しなかったのは一人だけだったが、挑戦者はスゴイ頑張りで、観ているこっちまで応援したくなる程素晴らしかった。番組のスタッフロールの後に、後日談が表示された。「彼女は、コヨーテ アグリーのサン アントニオ店に応募しました。」応募して、結果はどうなったんじゃい! と思わずツッコミを入れたくなるような終わり方。結論:映画も番組のような苦労話を延々と続ければ、面白いのに…映画の方はソングライターを目指しているという設定なので、ムリか。番組を先に観ていれば、映画も楽しめたかもな~。