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カテゴリ:恐るべしおねーさん
この日、わたしは、髪はひちさん、すっぴんだったのです。
きゃはは!10デニール物は結局ありませんでしたのでほかのデパートに行こうと出口のほうえと歩いていると化粧品売り場の女の子ちゃんが2,3人こちらを見ているので声をかけました。 「ねえーこの格好どう?」と聞きますと「にあってますよ!」言いながら腹を押さえて笑っています。 そして「お化粧してみませんか」と言われ、突然、学生時代にアルバイトの帰りに繁華街を歩いていると女性に呼び止めらたことを思い出しました。 「お急ぎでなかったら、少しお時間いただけますか?」と聞かれ「はぁ、急いでないです。」と答えると化粧品店のなかへ誘われて椅子にかけてくださいと言われ、少しの時間で終わりますから目を閉じててくださいと言うのでとじてました。 つまり、化粧の練習にされたのです。 最後に口紅をぬられ、「あっ」と言うとすぐにおとしますのでというので、また目をとじていました。そのうちに、今日はアルバイト代の支払日と気づき「もういいです」と押さえる手を振り払い街中へでていきました。 アルバイト先の本社は、すぐ近くの書店です。 1階から3階までほんがあり4階が事務所になっていました。 私は、4階の事務所に行く前に1階のレジの女の子に「やぁー」と声をかけると、その子はいつものように笑顔で私のほうを見て目と目があうときゅうにマジ顔になったかと思うと腹を抱えて笑い転げるので「どうしたの?」と言うとまた、目と目があうと笑いだしレジから出て行ったかと思うと先輩の女の子を 呼んできたのです。 先輩の女の子も私のほうをじっと見て何かに気がつき笑いだし 「どうしたの!」と言うので「どうしたも、こうしたもない。今日は給料日だから来た」と言うのを聞くとまた、二人で腹を抱えて笑い転げているので馬鹿らしくなり、4階の事務所に行くと女部長が奥のデスクでなにやら読んでいたのだが、私に気づくと女部長は「仕事帰り?」と聞くので「はい」と返事をと同時に「ちょっと!ちょっと!まっすぐこちらを見て!」と言うのです。 「冗談もいい加減にしなさい!」 「あなた、わたしをなめてるの?」 と言うのです。 わけがわからないので黙っていると 「そういうことは、大人になってから、いや、大人になっても しないほうが、まだ若いのに、とにかくすぐにおとしなさい!」と言うのです。 私は、ちょうど給料袋を手にしていたので「いゃー、もらったばかりの給料袋をここに落としていけと言うのは、ちょっと」と言うと、女部長は、笑いながら「あなた、どこからここへきたの?」と聞いた。 私は、「アルバイト先の00駅の書店からですよ!」 「途中どこかによらなかった?」 「うーん、あっ!」 この時、はじめて化粧品店のなかへ誘われたことを思い出し、女部長に、ここに来るまでの経過を話した。 「本当に誘われたの」 「はい」 「うーん」女部長は、しばらく考えた後、「ゆるしません。」と言ったのです。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月26日 10時40分55秒
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