|
カテゴリ:生命誕生のなぞ
その指の先のほうを見ても、ドアも何もありません。
「入り口らしいものは、見当たらないのだけど?」 白ねずみ星人は、四方のうちの一つに向かって行き、壁に当たると思う所まで行ったと、同時に、壁の一部がすっと上にあがった。 白い壁が白ねずみ星人の通れる高さと幅に開いたのです。 その後を、私がついていくと白い壁は、私の幅の分だけ開き次の部屋に入ることができました。 その部屋は30センチ足らずの小さな窓がある以外、さきほどの部屋と何も変わりませんでした。 窓に近づいていき覗きこむと、自動車が50台ぐらい並んでいる展示場がみえます。 こうして見下ろしていると、もう少し上にあがれないかという思いにかられ、 「もう少し上にあがれないか?」と聞くと、 「どれくらい?」 「日本全土が見渡せるぐらい。」 「それでいいのか?」と言うので 「とりあえず!時間はどれぐらいかかるの?」と聞いたとたん 「もうついている。窓から見て!」と言うのである。 まさか、いくらなんでも早すぎると思いながらも窓から見ると 「げげ!日本全土が!韓国、ロシアの一部までみえる!」 と独り言のようにつぶやいてしまった。 それも垂直にあがったのである。 2秒?ぐらいであの位置から、ここまで来たのかと、自分が先ほどまでいたであろう位置を見ていると、またもや言いだすのです。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[生命誕生のなぞ] カテゴリの最新記事
|