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カテゴリ:四方山話
先日、丹後の方に車でいって来た。行く途中になにかこの道、過去にも通った記憶があるとよく思い出してみると3,4回は通っていた。年月が経っていたので忘れていただけで・・・。
後に、露天風呂に入っていた時に思い出す。 一回目はカニ料理をおいしく、それでいて安い宿を探すため全国を回っていた時、 2回目は清張さんに、どこか田舎で駅の近くでいい宿ないか聞かれた時、とっさに思い出し北近畿丹後鉄道を利用して一緒に網野まで 行ったときであった。 3回目は気の合う友人と二人で行ったときであった。この時は時間も十分あったので、そのあしで九州の鹿児島まで行ったことを思い出した。 いずれもカニ料理をたべ一泊したのだが、清張さんは原稿を書くのに京都から近いと言う理由で、好都合の場所と考え2回目から小説を書くのに一時期、この駅の近くの宿を利用していた。 そんなある日、わたしが小用で福井に出向いた帰りに清張さんのことを思い出し驚かせようとその宿まであしをのばした。 宿に了解を得て部屋に入っていき 「清張くん!筆は進んでいるかな?」と冗談ぽく言うと 外をながめて寝ころんでいた彼は思いがけない訪問者に驚き「やぁー」とてれくさそうに笑っていたのを思い出す。 その後露天風呂に入り仕事の話などしていた。 今回、私が予約を取った宿は無意識でその宿をとっていた。 そして、露天風呂に入り空の夜景を眺めていて「はっ」とした。 それは、わたしの過去の記憶がプラズマ亜空間を通ってきたかのように、わたしをめざませたことである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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