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カテゴリ:やっぱ!知られていない宇宙
夜の月に着陸した。
地球から見れば月の裏側に着陸したことになる。 着陸の際、一番緊張する時は船の脚がつきの地面に接する瞬間だ。 噴射と、逆噴射を繰り返すことによって緩やかに降りていくのだが、衝撃が大きいほど船の機器に影響をおよぼすからだ。 ミスをおこせば月にぶつかり宇宙船はこっぱ微塵となる。 少しのミスも犯せない。 宇宙船内で大気調査は済ましているので、降りてからの工程としては最初に照明のセットをして、地質調査がはじまる。 それだけじゃないリモコンの探査機をセッティングした後、観測機もセットするまで作業は続く、前方にある丘をみながら「あの丘の向こうにはどんな光景があるのだろう」と、興味を引かれながら作業をした。 すべて時間制約の中でやっているので景色を観賞している暇はないが、リモコンの探査機は、あの丘の向こうにまで動かそうと思った。 月には、薄い酸素はあるが、吸入器ははずせない。 宇宙服も着ているので動作は地球と比べれは遅くなるが、重力が小さい分、重い荷物の移動ははるかに楽である。 すべての作業を終えてから丘を登ることになった。 緩やかな登りなのに宇宙服を着ていることと、砂と重力が、小さいため思ったより困難を強いられ何度も転倒した。 やっと登りつめて、向こうの景色をみて、かなり驚いた。 直径3メートルほどのパイプラインがはしっているのである。 それもコンビナート風に網の目のようにである。 コンビナートと大きく違うのは縦に伸びた煙突は一本もないと言うことであった。 まっすぐはしっている一本のパイプの見ると先が見えないほど、遠くまで伸びていた。それはあたかもここから見る地平線まで伸びているのではとさえ思わせた。 もちろん、そんなデータはなく、地球人のものではない。 つまり宇宙人の基地を発見したのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月27日 17時15分38秒
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