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2013年03月10日
カテゴリ：ムササビノート
☆ムササビノート☆ （目属性：ゲッ歯目 リス科 モモンガ属）
ムササビノート（そのさん～） ムササビにはもう一つ、ミリタリーコレクターという趣味があった。 これは堂々と買いに行ける商品で、ある日、ムササビはミリタリーショップに戦闘用 ヘルメットを買いに行った。 ショップの入口に飾ってある戦闘用ヘルメットをいろいろ見ていたのだが、いまいち 気に入った柄（がら）がなかった。 それに、ムササビがほしいのは、洗いざらしの色落ちた物を買おうと思っていたが、 入口にあるのはどれも新しいものばかりで、がっかりしていると、ショップの奥から 「ヘルメットをお探しですか？」と禿（はげ）おやじがでてきた。 「古びた草色交じりのを探しているのですが・・」と伝えると、 「じゃー下に転がってるやつ？」 と、おやじが指をさしたところを見ると、迷彩服がかかっている下に２，３個の古びた ヘルメットが床に置いてあった。 茶色のマダラばかりであったが、買っておきたい色で、 「見せてもらってもいいですか？」と尋ねると、 「どうぞ手に取ってみて！」と禿（はげ）おやじが答えた。 ムササビは、かがみこんで手に取ってみると１個は傷（いた）みすぎていたので諦めた。 ２個目は、頭のサイズが大きい。 ３個目も大きい。  迷彩戦闘服がいくつもかかっている下を覗いていると、まだ、奥に２個あるのを見つけて 片手を伸ばして２個とも取り出すと、暗かったのでわからなかったが２個ともグリーンで １個は探していた迷彩色で程よい使用感がある。 今度は、２個ともサイズも合っていたので、両方買うことにした。 先程、入ってきた２０歳代カップルが、近づいてきたかと思った瞬間、慌ててショップ から出ていった。 他の客を相手していた、禿（はげ）おやじが、客が帰ったのか、また、こちらに来て ヘルメットを２個わきにかかえている、ムササビをみて驚いて言った。 「お客さん、ズボンの股のところ、やぶれて、おっきなタマ飛び出してますよ！」 「やぶれたとこから！」 ムササビは、かがみこんで夢中になって見ていたため、いつの間にか、やぶれていること も気が付かず、ぶらんと下がったタマをだしながら、小一時間ヘルメットを見ていたこと になる。 なぜ、カップルが慌てて出ていった理由が、なんとなくわかった気がした。 もちろん､清算時にも禿（はげ）おやじから、 「おっきなタマ出しながら歩くといかんよ～」 と笑いながら言われた。 ここでも、違った意味でブラリーマンと呼ばれそうだ。 エージェントＢＹ 自衛隊で２か月間の修行僧 陸・空・海より つづく お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2013年03月10日 07時10分04秒
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