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2年以上続けただろうか、とうとう僕達のバンドは活動を停止、解散することになった。
実質活動のなかった時期が1年程度続いたり、会うたびに解散の話をしたり、とにかく 1曲作った後はうまくいかなかったバンドではあったが、いざ解散するとなると、大きな喪失感が襲う。音を出したいとき、いい曲のアイデアが生まれたとき、それらを形にできる場所がなくなったのは悲しい。そもそも、友人関係において「解散」ということはめったにおきない。ある期限をもって関係が切れるの「解散」は男女関係の「別れ」と類似しているかもしれない。 原因はメンバーの家庭の事情など、多々あるが、それでも前進できなかったのは、僕の音楽とそして音楽活動に対する求心力の弱さであろう。。解散の話会いをしたときにメンバーに言われた「音楽がやりたくて、そしてまだ20代なら、それこそ仕事やめてでも音楽を必死にやってみたらいいと思う」という言葉が耳を離れない。もっとリーダーシップを発揮してメンバーを引っ張っていくべきだったと後悔する。 学生時代から音楽をやっていて一時期本当に真剣に音楽をやろうかと思ったが、自分の経済的、社会的なキャリアの形成を重視して、社会人になることを選んだ。と言えば聞こえはいいが、実際は音楽に対する思いの弱さと、リスクから逃げていただけだ。 音楽で失敗するリスクを回避したおかげで、今の生活があるのだけれど、それによって失ったものは大きいと今更ながら思う。 解散に至った原因は、自分の力量不足にもよる。せっかくもらった楽曲をうまくアレンジできなかったのは、音楽の知識、経験と演奏力の不足から生じたものだ。曲を提供してくれたメンバーは音楽学校に通い、CDも出していた実力派だった。それに比べると学生時代に趣味レベルでやっていた僕はあまりに未熟だった。 最後の原因は、メンバー同士が共有する時間を楽しめなかったことだろう。練習に入って 楽しくもないバンドが貴重な休日の時間を削って活動を行う価値があるのだろうか。 解散の話をしていた時のビールの不味かったこと、続く沈黙。もう逃げられないなと 事実を受け止めるしかなかった。 今回のバンドは今後活動をすることはないだろうが、今後も音楽は続けたいと思う。 最後に記念としてバンドの曲をyoutubeにアップしておくので、下のリンクより、よければ聞いて見てください。 song 1 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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