カテゴリ:音楽・本
2009年明けてすぐにとても衝撃的な作品に出会いましたぁ!!
2007年の創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビューした新人作家さんの作品ですが、とても衝撃的な作品なんですよ~(>_<) 同僚がたまたま本屋で気になったと買ってきて、その日に読み終え、ぜひ読んで語りましょう!と渡された本でした。 この彼とは本の好みがあまり合わないと思っていたんですが(笑)、これは彼に感謝したい位の作品でした。 物語は・・・ 女性教師が自分の子供を中学のプールで事故死したと思われていた事件を、終業式のHRで実はあれは事故ではなく殺人で実はこのクラスの生徒だったと語り学校を去って行きます。 この事件をクラスメイト、犯人、犯人の家族達の目線から、それぞれ語らせ少しずつ真相に迫って行きます。 昨今の未成年の無差別殺人事件等を折込ながら、この女性教師や生徒達が語って行くのですが、これが本当にある事、あり得る事だから怖いんです。 そしてただの物語では終わりません。 それぞれの題にあるように1章ずつそれぞれの視点で<告白>して行くのですがこれがもう・・・いたたまれないというか痛いと言うか・・・( ̄△ ̄;) 犯人の少年の身勝手で自己中心である事もさることながら、我子を可愛がるモンスターペアレンツ、クラスメイトのイジメ、教師の言動、行動が読んでいていちいち腹が立つ事ばかりで、 読んでいて「はぁ~?」とか発してた気がします^^; でも、この本のお勧めなところはとても構成がよく出来ていて、一気に読みたくなります。 1冊に1ヶ月かける私が(移動時にしか読まない為)、次が気になって珍しく家で集中して読んで2日で読み終えました。 そしてラストは・・・かなり衝撃的でした・・・!(。 ̄O ̄)∠ こんなの想像できませんでしたから~!! これは面白い!とか、感動!なんていう言葉は出ません。 ただやりきれなく、悲しく、恐ろしい話です。 未成年でなくても最近何考えてるかわからない事件多いですよね。 この本の中では犯人側の目線でも書いているので、実際こういう感覚で人の命を軽く考えて殺してしまう人間がいるんだろうなと思える事が多々あり、そこが本当に怖い。 でも読んで絶対損はない作品です! 日本でこんな衝撃的な作品を作る女性作家がいるとは・・・ほんとびっくりですが、 次回作も期待しちゃうかも! これは忘れられない作品になりました。。。 皆さんもぜひこの衝撃受けて欲しいです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.23 22:47:59
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