新極真の緑館長
山田選手は全日本ウェイト制女子重量級2位でした。地方の他流派道場、男のごつい先生も一緒にいない為毎回苦労します。女子の着替え部屋では男のコーチが中に入れない為、とくに表示は無かったけどいつもアップの場所に使あわれていた第二競技場に入りました。はじめは誰も居なくて塚本選手の横でうちのチームも動いていたら子供がハイキックの足元を駆け抜け始めました。危ないよ、と優しく言っても次々踏まれる位置に走りこんで来るので仕方ないから危険を教えるために声をはりあげたらお前らが子供の場所を使ってるんだろ、どこの道場だ、と男性職員に怒鳴られました。特に外に表示は無いですがスクールはここですよ、と私のストライキングアンリミテッドT-シャツを表示。空手ではなくMMA,ムエタイ、地獄の特訓と書いてあるやつです。ほかの数ある空手流派の中、ここの大会に生徒を送り込んだのはひとえに緑館長が良い方だからです。彼はサバキチャレンジシアトルに子分を連れないでやってきました。私も拳もその日の試合に出ていました。打ち上げのテーブルにも緑さんは一人でやってきて、円心の館長、支部長や一般生徒とも笑顔で交流をはかっていました。新極真を立ち上げるため、色々な流派を自分の足で周っていたのでしょう。どの道場だ?と聞いた役員はオープントーナメントで極真の常識や連絡が行き届かない他流派が参加しているという概念が無かったのでしょう。山田選手は顔面殴打や金的攻撃ばりばりの中、結構頑張ったと思います。