電気ショックナイフを持った警官相手に戦う練習をしました
模擬弾訓練の最終日、分かれていた2チームの合同練習です。我々が作ったシナリオのキルハウスを他グループが体験、我々も彼らのシナリオの中で生徒役を体験します。 ここのハウスにはキャットウォークが付いていて上から見学も出来るようになっています。誰から挑戦する?と聞かれたので私がどーせ、あたし軍や警察の経験が無いからこの中で1番出来ないはずですよネエ、皆さんの失敗から学びたいので最初にしてください!と前に出ました。そうしたら、撃たれても痛くないように(ちょっと血が出るくらい)自分だけ自前のアーマーを着込んだラスベガスメトロポリスが自分の失敗を見られたくないのか先に行かせてもらえないか、と言い出したので譲りました。拳にちぇー、最初だったら皆にあたしの動き見られないし、後は上に登ってキャットウオークから撮影出来たのに、、、と言ったらどう考えても小さな女が一番に乗り込んだら男の面子が立たないだろー、ていうかお前だけだ、どーせ死ぬから最初で良いなんて言い出す女は。何か考えがあるのがミエミエだっつのと返事が返ってきました。外で待っている間は、先に入った生徒か敵役が大声で叫んで模擬弾を撃っているのがシュートハウスの外まで聞こえてきます。他の生徒がナーバスそうに無口になっているので私は場を盛り上げようと、ホラーハウスみたいじゃない?と軽口をたたき、かぶっているヘルメットから連想したダースベーダーのテーマを歌いながら入場。中に入るとグロック17とマガジン2つを渡され、振り向いた瞬間からシナリオが始まると指示されました。前に傭兵と戦闘訓練したとき、不用意に振り向いたらぶつかる様に私の顔の真横に大きな尖った石を突き出してきた事があったので今回も注意、しかも振り向きながら直ちにカバーに入れる向きでターンをしました。隠れる寸前に電気ショック・ナイフを構えた大男が向かってくるのが見えたので、I saw you---Don't be close, or I have to shoot you.と言いながら銃を構え、後ろ向きに歩きながら相手の胸に狙いを定めました。でも、犯人役はそれが何だ、撃って見ろよ、と言って向かってきたので隣の部屋に移動しながらお、寄るなって言ってるのに来たねえ、あ、ナイフ振り上げましたね?撃ちますよ?と言ってから撃ち始めました。しっかりサイトも見ていたしフォロースルーもしたけど、1発目は相手の胸に当たっても中のペイントが出てこない空の弾、2発目でマルファンクションがおきるように設定されていました。相手はさあ、どうする?とナイフを振り回し、電撃のバリバリいう音で私をパニックに陥れようとしてますが、なんせ私はMMAジムで殴られなれてるし、本物のナイフやスタンガンを相手にした経験があるのでアドレナリンが全く出ません。あたしは1秒で誤作動を直しあんたを撃つから近寄らない方がいいよ、と言いながらつまった薬きょうを取り出し撃ったらまた誤作動。わざと空の薬きょうをマガジンに詰めてるのは実は受け取ったときにチェック済み、誤作動を直しながら後ろ向きに歩いて撃つ訓練、と認識したのでそのままにしました。しかし、5発撃っても1発も当たりのペイント入り模擬弾が出ないし相手はどんどん距離を詰めてくるのでこれはマガジンチェンジの暇が無いな、、、、と思い、振りかざされたナイフを左手のグロックで払いながらステップイン、右手で相手の手首を掴みナイフを奪って相手の首に突きつけました。相手は実際の警官、私は警官役なので過剰防衛にならないように電気ショックは加えずCan I do this?と静かに言ったら相手もYes, you can,,,,,と言ってシナリオはオーバー。皆さんからおおー、あんたは始めからカバーに入って銃の誤動作を直してLaw Enforcementを武装解除した最初のシビリアン(民間人)だ!と褒められたのでえ?あたしだけ??とちょっと驚き。その後、拳の番が来て警官はかなり蹴飛ばされるかと用心していましたが彼は銃だけで切り抜けました。最後のデブリーフで私は相手との距離をもう少し開けるべきだった、21フィートでもう撃って良い、というルールを習いました。でも、近距離バトルが出来るから結果オーライだそうです。武装解除した相手は興奮して彼女はサイドステップでナイフをよけて銃で掃った!と言い握手を求めてきました。その後の筆記試験も合格、色々コネクションも出来ました。やったね!