カテゴリ:日々の暮らし
最近、うちの夫は万葉集関連の本ばかり読んでいる。「万葉集の歌は情緒があっていいよなあ。」と言い、気に入っているいくつかの歌を読んでくれたけれど、さっぱり意味がわからなかった私。それでも流れるような音は、確かに耳にも心地よく、先日見せてもらった父の作った短歌と比べると(比べるなって?)、さすがに雲泥の差であることは素人にも十分わかる。
そして夫は、その昔、短歌は人の気持ちを伝え合う一種の通信手段だったという話を例に取り、短歌の出来具合で相手の教養を知るのだということなどをいろいろ話してくれた。「なるほど、フランス貴族で言うところの、まさに”エスプリ”みたいなものかなあ」と私が言うと、妙に納得していたけれど、「夫の真意は、もっと教養を積むように」というところにあったのかもしれないと気付いたとたん、ちょっと気持ちがへこんだ。いつも思うのだけれど、夫は難しいことと噛み砕いて説明するのが上手で、夫の解釈にかかると、仏教の世界も禅の世界も、えらく親しみやすい世界に思えてくるのが不思議。 ■今日の夕食 イカと野菜いっぱいの焼そば、わけぎとあさりの酢味噌和え、ふきの煮物、あさりの吸い物 「この前の焼そば、旨かったなあ」と夫が突然言った。一瞬何のことかと思ったら、1週間前くらいに作った焼そばのことだった。その時はそんなに美味しい素振りは見せなかったと思うのに、何故に今頃? そういえば、結婚して3年くらい経過したある日のこと、突然夫が「君のウェディング姿は本当に綺麗だった」というので、びっくりしたことがあった。そういうことって、そう思った時に言われた方が嬉しいんですけど‥‥。夫はテンポがゆっくりというか、ちょっとズレているというか、時々そういうことがあるのがとても面白い。 登録してみました。ポチしてくださいね(*^_^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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