カテゴリ:なにげない話
お正月を仕事抜きでしかも自宅以外で過ごしたことのなかった実家の母。
今年は元旦から4日間ながら福岡の我が家で過ごしてもらうことに。 予報も雪だし、寒いと伝えてはいたのですが・・・。 出ました来ました毛皮のコートを新調してきたアライグマのような母。 この風体で地下鉄室見駅をあがってきました いつも母と叔母がお得意にしている関西のとある洋品店で、 「こちら黒柳徹子さんもお買い求めになられたんですよ~。」 とすすめられ、あたたかさも気に入って(内側が絨毯のように毛が織り込んであるので) 購入したとか。 ありえない・・・徹子さんと同じときいた時点で普通かわんやろ!! 母はこのコートを私や娘に将来譲る気満々で「ば~ばが死んだらこれ着ぃや~。」と娘に。 娘は・・・「着れない・・・」と心の中でつぶやいていました。 写真では眼鏡はよく見えていませんが、蛍光イエローのピカチュウのしっぽのような デザインの特注品。 なぜこれを選ぶのか・・・私には理解できませんが母はご満悦なのです。 この恰好で大分の中津にある父も入っている先祖のお墓にお参りし、マリノアで 食べにくい豚汁を食べ、おそるべし大阪おばちゃんパワーで帰って行きました。 私が年を重ね、まかり間違ってこのコートを着はじめたら必ずとめてくれるように、と 息子に頼みました。 母が福岡から帰って数日後。母から連日電話が・・・。 私の家に泊まった際、ふかふかの羽毛布団(母が結婚時に買って持たせてくれた布団)が たいそうあったかかったと気に入ってお布団屋さんにちょっといいのを見に行ったらしい。 しかしその数万えんの布団を買うのがもったいなくて買えないというのです!! 年に数回、着るか着ないかの徹子のコートは迷わずカード使ってでも買う癖に、 毎日快適に温かく眠るためのお布団には買うことも悩む・・・。 (それまで母がきていた布団は福袋1万円の布団) わからん・・・。 息子と私でなんとか説得し布団を買った母。 「やっぱりええ布団はあったかいな~。」って当たり前や~。 やはり理解不能な母です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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