晋数パーマイルド３

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• ～Sound Horizon Fanに６０＋aの質問～

  ここ数日の訪問者数がやけに多いです。みんなそんなにＳＨ好きですか！？（私は大好きです）【基本の質問】１、まず、この質問に回答した日を教えてください。２００６年２月１４日（同年２／２５改訂）２、お名前（ＨＮ）と軽い自己紹介をどうぞ。いし・石の仮面サンホラー歴は短いです。なんというか、挟み込まれた楽園に何ぞ目もくれず、垂直落下で奈落直行ですよ（何【ＳＨＦとして基本の質問】３、Sound Horizon（略ＳＨ）をいつ頃、どうやって知りましたか？実は今月に入ってから。まだファン歴２週間半ですよ。霜月はるか嬢がサポートメンバーを務めていらっしゃるとウィキペディアで拝見し、その流れで。４、初めて出会ったＳＨのＣＤはなんですか？某とらのあなに注文したＣｈｒｏｎｉｃｌｅ２ｎｄ５、その時の第一印象は？（視聴してみて、ジャケットの絵を見てなど）３枚（クロセカとＥｌｙｓｉｏｎ２作）が入手困難でないのか。じゃあ、全部買ってみようかな、と。６、いざ買ってみて聞いた感想はどうでしたか？第一印象は実はあまり良くはなく。長いし、少し疲れるなあと。数日後、正反対の評価を下すことになろうとは思いませんでした。７、ＳＨの曲のどの辺りに惹かれましたか？惹かれていますか？退廃的というか、背徳的な雰囲気。領主様ことＲｅｖｏ氏の世界観、あらまり嬢の綺麗な歌声、じまんぐ氏の常習的な蠱惑のお声８、ＣＤは何枚持っていますか？Ｃｈｒｏｎｉｃｌｅ　２ｎｄ（クロセカ）　Ｅｌｙｓｉｏｎ～楽園への前奏曲～（エリ前）　Ｅｌｙｓｉｏｎ～楽園幻想物語組曲～（エリ組）の３枚です。まだ新参者ですから。９、あなたがもっているＣＤの中で一番好き、またはお気に入りのＣＤはどれですか？全部好きですが、敢えて選ぶならエリ組。１０、なぜそのＣＤなのか理由を聞かせてください。良すぎると言って良いほどの深い世界観。クロセカのような壮大さはありませんが、１つ１つの深みは他の追随を許しません。１１、あなたの持っているＣＤの中で好き、お気に入りの曲はどの曲ですか？（複数ある場合はＣＤごとに分けて）全部好きですが。～クロセカ～黒の予言書詩人バラッドの悲劇辿りつく詩書の囁き蒼と白の境界線沈んだ歌姫海の魔女碧い眼の海賊書の魔獣～エリ前～恋人を射ち堕とした日澪音の世界魔法使いサラバント檻の中の花～エリ組～エルの絵本【魔女とラフレンツェ】エルの肖像ＹｉｅｌｄＳａｃｒｉｆｉｃｅエルの絵本【笛吹き男とパレード】ＳｔａｒＤｕｓｔ１２、なぜその曲なのか理由を聞かせてください。考えるな、感じるんだ！（訳：長いので割愛）１３、聞いていて一番元気がでる曲はどの曲ですか？沈んだ歌姫１４、なぜその曲なのか理由を聞かせてください。ノリの良いイタリア語の歌は元気が出ます１５、聞いていて一番かっこいいと思う曲はどの曲ですか？エルの絵本【魔女とラフレンツェ】１６、なぜその曲なのか理由を聞かせてください。表現が格好いいですよ。愛憎を知らない少女が、呪いをかけるまでにそれらを刻みつけられていく様が１７、聞いていて一番癒されると思う曲はどの曲ですか？Ｙｉｅｌｄ１８、なぜその曲なのか理由を聞かせてください。牧歌的な曲調はさることながら、歌詞の怖さも上手く内包しているので。１９、聞いていて一番おもしろいと思う曲はどの曲ですか？魔法使いサラバント２０、なぜその曲なのか理由を聞かせてください。いや、なんといってもじまんぐ氏の「胡散臭い髭の男」でしょう！２１、聞いていて一番切ないと思う曲はどの曲ですか？Ｓａｃｒｉｆｉｃｅ２２、なぜその曲なのか理由を聞かせてください。苦労人の姉の気持ちが、痛いほどに伝わってきます。２３、聞いていて一番怖いと思う曲はどの曲ですか？エルの絵本【魔女とラフレンツェ】ＹｉｅｌｄＳｔａｒＤｕｓｔ２４、なぜその曲なのか理由を聞かせてください。後者は愛憎の果てに相手を殺すわけですが、つい殺されても良いのでそこまでの想いを受け止めたいと感じてしまう、前者も、同じく呪われてもと思ってしまう自分がいることに対して。２５、聞いていて一番踊りたくなる曲はどの曲ですか？エルの絵本【笛吹き男とパレード】２６、なぜその曲なのか理由を聞かせてください。笛の音に合わせるのが一番でしょう２７、ＳＨの幻想世界に出てくる女性キャラクターで好き、またはお気に入りのキャラクターは誰ですか？～クロセカ～クロニカロベリア＆ジュリエッタ海賊レティーシア＆アニエス（ノアとセットという前提で）ルキア祖母（雷神の系譜）～エリ前～澪音ランプの魔神殺戮の舞台女優ミシェル＝マールブランシェ～エリ組～ラフレンツェオルドローズルド子（Ｙｉｅｌｄ）サクリ姉妹スタ子（ＳｔａｒＤｕｓｔ）２８、そのキャラクターのどこが好きなのか聞かせてください。この中でも特に好きなラフレンツェに。（パレードでＡＢＹＳＳの肩に乗っているのが、エルに扮した彼女という前提で）妄念とも言うべき一途さが好きです。２９、ＳＨの幻想世界に出てくる男性キャラクターで好き、またはお気に入りのキャラクターは誰ですか？～クロセカ～ノア（こちらは単体でも）フィレンツァ公爵＆ヴィスコンティエ公爵（ロベリアとジュリエッタの父親ですね）ヤスロー＆ジマー～エリ前～胡散臭い髭の男自称天才犯罪心理学者クリストフ～エリ組～仮面の男ＡＢＹＳＳ（少年・オルフェウス・楽園サイドの仮面の男と、一応同一人物とします）３０、そのキャラクターのどこが好きなのか聞かせてください。ノアの高笑いがなんとも言えません。３１、印象に残っている歌詞（台詞、語り）はどの部分ですか？～クロセカ～ルキアよ、私は悲しいめでたし、めでたしロベリアの高笑いとジュリエッタの断末魔ノアの高笑い（書の魔獣）～エリ前～早くそのランプをこっちによこせ泣きながら微笑んでいた～エリ組～ならば私が赦そう残念だったねえ来る者は拒まないが、去る者は決して赦さない３２、なぜその歌詞（台詞、語り）なのか理由を聞かせてください。エリ組のじまんぐ氏は量より質で勝負しています。３３、謎が多くて真相が分からない、でも真相が知りたいと思う曲はどの曲ですか？（複数回答可）Ｙｉｅｌｄ３４、その曲のどの部分がわからないのか聞かせてください。３－１＋１－２の真相は？あるいは、その順番の意味とは？３５、隠し曲などで聞き落としそうになった曲はありますか？ありません。うふふ。【ＳＨＦ度がわかる質問？】３６、Revoさんのことを自分の中でなんと呼んでいますか？領主様。領土は心の中です（笑３７、Aramaryさんのことを自分の中でなんと呼んでいますか？あらまりさん３８、じまんぐさんのことを自分の中でなんと呼んでいますか？じまんぐ。（彼だけ何故か呼び捨てです）３９、ボーナス音源で一番好きなのはどれですか？私は生涯デスクトップを起動することはないだろう今あんたが立ち上げてるのはなんやねんと。４０、ボーナス音源をパソコンで使っていますか？うちのパソ音源はＳＨ仕様です。４１、ＣＤの初回特典を持っていますか？また持っている方はどのＣＤのなにを持っていますか？新参者ですので、残念ながら。４２、ＳＨのグッツをなにか持っていますか？（うちわ、オルゴールなど）同じく。４３、ＳＨのグッツで欲しいもの、または作って欲しいものはありますか？特にはありません。４４、ライブに行った事がありますか？　　　行った事がある人はその時の感想をどうぞ。（その時のRevoさんやAramaryさん達の印象も）新参者やというに。４５、只今、着歌配信中ですがダウンロードしましたか？した人はケータイの着歌に設定してますか？着歌出来る機種ではありません４６、SHを知り合いに勧めましたか？勧めています。４７、SHを知り合いに勧める時はなんと言ってすすめますか？すすめましたか？初期のＣｏｃｃｏ（ブーゲンビリアあたり）が好きなら、いけるかもしれない。とても歌詞が深い。ｅｔｃ４８、カラオケで歌いたい曲はどの曲ですか？（複数回答可）Ｙｉｅｌｄ書の魔獣エルの楽園（→ｓｉｄｅ：Ｅ→）の替え歌で、じまんぐの楽園（→ｓｉｄｅ：Ｊ→）４９、「リヴァイアサン／終末を告げし獣」などのオリジナル以外のＣＤは持っていますか？リヴァイアサン・ポカフェリ共に購入しました。５０、「Salon de Horizon」（ＳＨファンクラブ）には入っていますか？２００６年２／１５入会しました５１、この先もずっとＳＨについていきますか？ついていきますとも！５２、この質問に答えてみて自分のSHF度はいくつだと思いましたか？１０段階で４【ＳＨへの質問＆メッセージ】５３、Revoさんに聞いてみたい質問などありましたらどうぞ。つ、次のｓｔｏｒｙＣＤは…！？５４、Aramaryさんに聞いてみたい質問などありましたらどうぞ。ランプの魔神はずっと霜月さんだと思っていました（質問違う）５５、じまんぐさんに聞いてみたい質問などありましたらどうぞ。ノアとＡＢＹＳＳの対談などさせないんですか？５６、Revoさんへのメッセージをどうぞ！領主様、ついていきます！５７、Aramaryさんへのへのメッセージをどうぞ！あらまりさん、ぴこまりさんについていきます（ぇ５８、じまんぐさんへのメッセージをどうぞ！じまんぐ！じまんぐ！ＶＩＶＡじまんぐ！５９、三人以外の幻想楽団のみなさまへのメッセージをどうぞ！お身体にお気をつけて、頑張ってください！６０、では最後にＳＨの愛を存分に語ってください！好きだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！（シンプルに）【＋aの質問】・「タナトス」の真の正体は！！！・・・・ストーカー？（Thanatosより）そういえば、ＡＢＹＳＳがアケロン河の渡し守ということは…タナトスなのでは？・学校、会社に行く前には「Lost」を聞かないと忘れ物をする？（Lostより）忘れるまで逃げられなさそうな・一度でもぴこ魔神を呼び出したことがある？（Pico Magicより）ふふふ、毎日呼び出していますよ（嘘・もう一度やり直せるのなら・・・もっと早くからＳＨのファンになってる？（Pico Magic Reloadedより）Ｃｈｒｏｎｉｃｌｅから買いあさりますとも！当然コミケ会場で！領主様の熱いトークを聞きながら！（Ｐｉｃｏ　Ｍａｇｉｃ　Ｒｅｌｏａｄｅｄ未聴）・黒の教団に入れるとしたらぜひ入ってあの黒い衣装を着る？（Chronicle 2ndより）当然！黒の教団入りたいです！・仮面の男が目の前に現れたら速攻で楽園に連れていってもらう？（Elysion～楽園幻想物語組曲～より）是非・楽園パレードが来たら魔性の笛の音に抗う事なく喜んでついて行く？（Elysion～楽園幻想物語組曲～より）私は抗えないと思います。喜んで。・『ねえ、パパ？私、お誕生日プレゼントはあのエル人形が良いと思うわ？』（PV：エルの楽園[→saide→E]より）あれ壊れましたからねえあらまり嬢のベルベットドレスが良いと思うわ（じまんぐいないし）http://members2.jcom.home.ne.jp/hito1103/page029.htmlhttp://page.freett.com/turuginomai/SHF2.gifこの質問主は、神崎蓮（かんざきれん）様です。

  Feb 14, 2006

• エリ組ＳＳ～虜～

  どこまでも続く一団があった。本来ならば奈落へ堕ちる者達。愛憎の果てに自らの身をも焼き焦がし、愛する者との邂逅も果たせず、何処までも暗く冷たい海の中を藻掻き彷徨う存在。男の笛の音が囁く。「私と共に行こう。そうすれば、君達の楽園、愛する者の場所に辿り着くことが出来る」彼らは、彼女らは、男達に盲目的に付き従っていく。見えているのだ、男の肩に乗っている少女が。それこそがこの怪しげな男の言葉を証明するモノ。男が生涯を掛けて追い求めた女性、そして見事その手に掴んだ娘。実証をつきつけられ、その誘惑に抗いきれるものなどいようものか。それは心の中の暗部を照らす一条の光。傷ついた身体を癒やす温かに感じられる希望。東へ。楽園のあるといわれる東へ。落日の赤みを背に、どこまでも。幾度と無く繰り返されるＡｍｏｒｅとＡｂｏｒｒｉｒｅのＴｒａｇｅｄｉａ。そのＳｆｉｌａｔａに参列する者は、Ｆｉｎｅ　Ｄｅｌ　Ｏｐｅｒａ毎に増え続けていく。渇望し、決して叶わぬそれを胸に。男の腕に彫られた道化師の入れ墨が歪む。まるで彼らを嘲笑うかのように。彼らは摂理に逆らう者達。楔から逃れたように見えても、檻から解き放たれたように思えても、それはより大きな者の掌中に過ぎない。男に寄り添うように彼の肩にある白い少女は全てを知っていた。かつて自分を裏切った男に呪いが掛けられ、愛する者と永久に引き裂かれたことを。彼女を追い求めたことを。そして、旅路の果てに見つけ出したことを。だが、それは虚構。今彼の傍らにある自分こそ、彼が利用し、捨て去った筈の女なのだから。彼女は歌っている。彼を自らだけのものに出来る悦びを。彼女の実母であり、自らが腹を痛めた娘でもある彼の永遠の想い人に扮して。形而上の存在である彼らには、時間という概念は意味を成さない。聖人が告白したように、時間を計ることは誰にも出来ないのだから。世界にもし終焉というものがあるのなら、その時が来るまで踊り続けるのだろうか、彷徨い続けるのだろうか。ありもしない望みを胸に。参列している者達は分かっているのだろうか、先頭に立つ男は気づいているのだろうか。自分達に終着駅など存在しないことを、傍らにある実証は淡い幻でしかないことを。「どんなことをしても、私からは決して逃れられないのよ。あなたの傍にいることが出来るのは、私だけなのだから」少女の嘲笑を包む歪んだ微笑は、黄昏の逆光に隠れていった。※なお、これら歌詞の解釈には諸説ありますが、あくまで私の見解・妄想であることをお断り致します。

  Feb 13, 2006

• 黒の教団のローブが着たくて仕方ありません（何

  先日より黒の教団のローブに魅せられて仕方ないです（苦笑ノア様素敵すぎです。あの三角帽子！目の所だけ穴開けて（滅・・・あの絵を見て、一瞬あれを着たいと思った私は末期症状なのでしょうか（何ところでクロセカの黒の予言書とエリ組のＡｒｋに似たような曲調の箇所（というかサビ）が存在するのですが、箱舟教団と黒の教団って、何か関係があるのでしょうかとか想像してしまいます。再度主張するようですが、クロセカで一番好きなのは、誰が何と言ってもノア様です。ええ・・・（爆ルキアに対する愛情は、エリ組の仮面の男のエルに対するものとは違うようですが、それなりに歪んでいる父性愛で好きですとも。一見穏やかそうで、実は結構いい性格をしているジュリエッタ＝シモーネ＝デル＝ヴィスコンティアも捨てがたいですけど（苦笑あとフィレンツァ公爵・・・美味しいですあなた、さりげなく。じまんぐ氏の声でそう感じるだけかも知れませんが。ヴィスコンティア公爵は最後にいいひとっぷりを発揮していますねえとか。その意味で言えば、ロベリア＝マリーア＝デッラ＝フィレンツァの高笑いも好きですねえ・・・イタリア語混じりの沈んだ歌姫大好きなのです、私（苦笑※なお、これら歌詞の解釈には諸説ありますが、あくまで私の見解・妄想であることをお断り致します。

  Feb 12, 2006

• Ｓｏｕｎｄ　Ｈｏｒｉｚｏｎ　～エリ組仮面の男とエル、そしてラフレンツェ～

  Ｓｏｕｎｄ　Ｈｏｒｉｚｏｎと直接関係はありませんが、私は基本的にマイノリティ街道を歩くことが好きなのではないかと感じることがあります。他者と違うということは、自己のアイデンティティを確立する大きな手段ですし。さて、前回はＡＢＹＳＳサイドについて語ったので、今回はＥｌｙｓｉｏｎサイドを。物語の謎に対する考察は基本的には行いません。何故ならば、詳しく、かつ正確に解説してくれるところに私は及びもしないからです。特に、エルキュール＝ポワロを彷彿とさせる、整合性による推理を行っている某ブログを見た後では、何を言っても彼の二番煎じにしかならないことを悟らざるをえません。（※ポワロといえば、世界で２番目に有名な探偵としても知られていますが、彼の推理方法は「灰色の脳細胞」によって、事件の全容をパズルのピースを当てはめるようにして解明していくというもの。つまりは、前後の整合性を最も重視するものなのです）仮面の男といえば、何と言っても名台詞は「残念だったねぇ」でしょうか（爆システムヴォイスのエラー音、そっちにして欲しかった！と思うくらいに（何ジャケットの彼も男前ですねえ。そして彼の（魂レベルでの）想い人であり、愛娘でもある「エル（エリス）」正直な所、彼女にはそこまで思い入れはなかったりします。現時点では、ですが。そして私がＡＢＹＳＳ５人娘並に思い入れのあるのが、エルの母であり、魔女（≠オルドローズ）の娘たるラフレンツェです。恋の炎を燃やし続け、自らを裏切った仮面の男（＝オルフェウス）に対して永遠の呪いを浴びせる彼女。愛憎を知らなかった彼女が、それを知ったとき、それは激しく燃え上がるのでしょうか等と。私は笛吹き男とパレードに登場する、男の肩に乗った少女はエルではなく、エルに扮したラフレンツェ（の魂）との説を採っています。エルはやはり、笑顔で堕ちていったまま退場してくれた方が、彼女の「無垢」という性質（神性と言い換えても良いと思います）が生きる気がしますし。そして何より、裏切られてもまだオルフェウス（＝仮面の男）を想い続け、どのような形であろうとも彼の傍にあることを望む姿、その妄執とも言うべき執念が好きなのかも知れません。また、ジャケットですが、楽園サイドに描かれているエルと、奈落サイドに描かれている「エル」。私は、（歌詞を読んだ後）奈落サイドの白い少女を見たとき、背筋が凍りついたように感じたことを鮮明に覚えています。これが神性すら見られる無垢な少女の笑みなのか？まるで、何か競争（のようなもの）に打ち勝った時、自らの満足感を表すと共に、ライバルに対して向けられる嘲りのような、そんな邪悪なものがそこには表現されていたと感じました。音楽を聞き込むたびに、その思いは募っていったのです。結局の所、私は楽園サイドに描かれている白い少女と奈落サイドに描かれている白い少女は別人だという結論に達しました。そう、楽園がエルであり、奈落がラフレンツェなのだと。彼女が仮面の男に届かないように１人ほくそ笑みながら呟く姿が思い浮かぶのです。「どんなことをしても、私からは逃れられないのよ。初めから、あなたは私だけのものなのだから」仮面の男ＡＢＹＳＳはそれに気づいているのでしょうか。うすうす感づいてのではないかとも思えてしまいます。それでいて、それを認めたくない、認めるわけにはいかないのかもしれません。ようやく永い時間の果てに見つけたエルが贋者であることなど。何より、それが自分が捨て去った女の復讐であることなど。※なお、これら歌詞の解釈には諸説ありますが、あくまで私の見解・妄想であることをお断り致します。

  Feb 11, 2006

• Ｓｏｕｎｄ　Ｈｏｒｉｚｏｎ～エリ組ＡＢＹＳＳ５人娘地雷選手権～

  タイトルの通りです。最初に言っておきますが、Ｓｏｕｎｄ　Ｈｏｒｉｚｏｎを知らない人には何が何だかさっぱりな内容になっております。あらかじめご了承のほどを。Ｓｏｕｎｄ　Ｈｏｒｉｚｏｎのエリュシオン～楽園幻想物語組曲～これは楽園サイドと奈落サイドに分かれるｓｔｏｒｙ　ＣＤですが。この奈落サイト５曲には、それぞれ１人ずつその曲の主人公、合計５人の少女が登場します。それぞれ「愛憎の果てに自らをも滅ぼす」という物語を背負っているのですが、冷静に見てみると皆かなりの地雷です。Ａｒｋの妹（ソロル）は（実験の為とはいえ）自らを拒絶した兄をナイフで刺し殺し。Ｂａｒｏｑｕｅの私（バロ子）は同じく自分を拒絶した女性を階段から突き落として殺害。Ｙｉｅｌｄの私（ルド子）は好きな男（彼女・妻持ち）に一夜限りと迫り、それでも尚満たされないと分かると男と相手の女の首を刈り取り。Ｓａｃｒｉｆｉｃｅの姉（サク姉）は妹を手込めにされ妊娠させられた挙げ句殺された仇討ちに、（仇である）村人全員と村を焼き尽くし。Ｓｔａｒ　Ｄｕｓｔの私（スタ子）は自らを裏切った恋人の服を、自分の真っ赤な服とお揃いにする為その血で染め上げ。それぞれ見事な地雷っぷりですが、この中で比較的ましなのは、仇討ちという自分以外に起因するサク姉でしょうか。村人全員を一網打尽にする辺り、地獄少女も真っ青の復讐劇ですが。次に本人に責任のないという順番でいくならば、ソロルが挙げられます。何故なら、彼女はある教団の被験体となっていたのであり、いわば「人工地雷」だったからです。ここで彼女に責任を押しつけるのも少々酷かもしれません。（もっとも、宗教に走ったのは自分の責任と言えなくもないですが）自己責任のあると言える残りの「天然地雷」３人ですが、バロ子はここで脱落します。というのも、彼女は彼女の証言のみでしか状況が分からないのですが、相手と一緒に階段を転げ落ちているような描写があることから、殺害自体が「事故」（といっても過失致死にはならないでしょうが）の可能性が高くなってしまうからです。となると、ルド子とスタ子の一騎打ちですが、ルド子こそが勝者と言わざるを得ないでしょう。その根拠として、スタ子には彼女なりの正当性があります。そう、彼は「裏切り」を犯しているのですからね。だからと言って殺していいわけではないというのは言うまでもありませんが、ここでは触れないことにします。（そもそも、人殺しに良いも悪いもないというのは当然ですが、あくまでフィクションの話として、フィクションの視点で処理します）それに対し、ルド子の方の男には落ち度らしきものは落ち度は見当たりません。そもそもルド子に迫られ、一夜を過ごしたということは落ち度と言えば落ち度ですが、そもそも強引に迫られているわけですから、彼だけが悪いとも言えません。また、ルド子の側も「私は幸せになりたいのです」という理由での殺害の為、弁護の余地はありません。そんな様々な意味で救いのないルド子ですが、ＡＢＹＳＳ５人娘の中では、彼女がスタ子と並び、お気に入りだったりします（苦笑）地雷のワンツーフィニッシュを気に入る辺り、私の趣味が窺えるというものかもしれませんが（苦笑※なお、これら歌詞の解釈には諸説ありますが、あくまで私の見解・妄想であることをお断り致します。

  Feb 10, 2006

• 和洋折衷

  ことさら強調するまでもないかもしれませんが、私は日本文化が大好きです。日本語も好きですし、和食も好きですし、京都なんて永住したいくらい大好きです。その中でももっとも好きなのが、（当然日本だけの特徴というわけではありませんが）海外のものを受け入れ、自分のものに消化吸収してしまうという懐の深さです。よくこれは人真似と言われ、日本文化を嘲笑するときに使われるものですが、私にはそうは思えません。確かに発明することは偉大です。そのことを否定する気は微塵もありませんが、発明されたものは使われて初めて人の役に立ちます。その意味で、自分達が使いやすいように改良することは、発明と同じくらい素晴らしいことなのです。和洋折衷という言葉も大好きです。日本のものと海外のものを組み合わせるというものですが、そもそも日本語からして、古代中国語の影響が非常に強く、それを抜きにしてはコミュニケーションが成立しません。中国や朝鮮半島から渡ってきた言葉は所謂「音読み」と言われるものですが、音読みを全く使わないと想像すれば、分かり易いでしょう。そういえば、「焼きたて！ジャぱん」というコミック作品では、主人公が「日本料理のカレー」と言っておりましたが、これもその顕れではないか思います。カレーは明治時代にインドを植民地支配していたイギリスによってもたらされました。当時の日本人にとって、カレーはインド料理ではなく、豪華な西洋料理だったのです。（もっと言えば、カレー粉はイギリスの発明ですが）それが今や日本の大衆料理として、多くの日本人に受け入れられています。特に「カレーライス」は日本料理と言っても差し支えないほどではないでしょうか。ことさら自慢げに「誇る」必要はないと思いますが

  Feb 3, 2006

• 怪傑ゾロも

  サンテレビで放送されている９６年ＢＳ版怪傑ゾロですが、そろそろ終了が迫っています。そして、今日のお話はなんともタイムリーなものでした。１８世紀末のスペイン領カリフォルニア。人々は軍の圧政に苦しめられていました（もっとも、当時の現実の時代背景で考えれば、軍には軍で「なんでスペインからこんな田舎に飛ばされんといかんのじゃ！」というやけくそな一面があったのが下地らしいですが）軍は時代劇の悪代官よろしく、悪徳商人の「南インド貿易」と組んでやりたい放題。ついには、新型の大砲を使って反乱ゲリラを次々と潰しに掛かっていました。「反乱を企てる者、及びゾロの情報を届け出た者には金貨５枚！知っていながら隠し立てした者は財産没収、あるいは死刑！」このような命令を出した後の南インド貿易の一言がまた憎らしくて、このあとのカタストロフィを考えれば、逆に快感でしかありません。その一言とは「所詮正義だの愛だの言っても、世の中は金ですな。もうこんなに情報が集まりました」今のどこかのＩＴ企業社長の逮捕とも被ります。ゾロはその後処刑寸前の反乱ゲリラを救い出し、新型大砲を破壊するのですが、そこがまた格好いい。悪人と言えども無益な殺生はしない、大砲を爆破するときに大砲の傍にいた悪人の科学者もまた、救出を行うのです。ああ、こんな良作がビデオやＤＶＤになっていないというのは惜しいですねえ。スカパー！あたりでまたやってくれないですかねえ・・・

  Jan 24, 2006

• 株について

  私は現在の投資家による株式市場、及び投資家というものは好きでありません。何故ならば、彼らの行っていることは、いわば会社転がしであり、それこそバブルそのものだからです。地に足をつけない、人様の汗水の結晶、魂を削ってまで打ち込んで得たものをピンハネするしか出来ない、社会の寄生虫とも言えましょう。他の方がどう思われるかは分かりませんが、私はそんな歪んだ根性が嫌いです。そもそも株式会社とは、「商売を始めたいけれども元手がない。こんな商売をするから、お金を出して（貸して）くれ。その礼はし続ける」というものだったはず。（厳密に言えば、これもあまり好ましいこととは言えません。私は利子を付けてお金を「貸す」ことも好きではないからです。その意味では、それを禁じているイスラムの教えには共感出来るものがあります）それがいつの間にか差額で儲けることが主流となっているというのは、嘆かわしいことではありませんか。もう一度言いますが、額に汗して真面目に働く者への食い扶持は減らされ、要領の良い者が生き残る社会。これを理想の社会とし、あまつさえ改革などと持ち上げることの気が知れません。本当に「改革」とやらを押し進める気があるのならば、こういったシステムを壊すことの方が先なのではないでしょうか。なるべく多くの人が穏やかに笑って過ごせるような社会を創る為、ささやかながら私に出来ることは何か無いのか、考える毎日です。

  Jan 23, 2006

• ウルザードファイアー！

  か、か、かっこえぇぇぇぇぇぇぇ・・・とまあ、磯部さんもまた顔出しですし。ほくほくです～ブレイジェルが今ひとつなので、もう赤くなったウルザード様に脳天直撃ですよ、ええ！ここで最近のマジレンジャーに対する私の興味配分を（何ウルザード様！７５％（内訳変身前３５％、変身後４０％）緑の兄貴６％悪の鑑ダゴン６％律儀な女神スフィンクス５％その他８％・・・そんなものなのか（＿|￣|○

  Jan 22, 2006

• 一応言っておきましょうか

  色々と波紋を呼んでいる「ライブドアショック」ですが、一応コメントなど。まずは今回の結果はそこまで驚いてはいません。まあ、正直な所やっぱりかと言った次第です。彼のような薄っぺらい人間では、このようなボロを出すことは十分「想定内」でしたから。株式分割の手法などについても、話を聞くに連れ呆れる一方です。そもそも、ルールスレスレであっても、「（規定に書かれていないから）違反でなければ何をしても良い」という考えに、苦笑せざるを得ません。ルールは何の為にあるのかということをまるで理解していないのですから。その為に新たなルールを作る労力を考えますと、それすら恥ずかしく思えてきます。私はルールとは何の為にあるのかを常に考えなくてはならない世界によく滞在しておりますので、彼のああいった意見には苦々しさを感じていたのもまた事実ですね。

  Jan 21, 2006

• 時代錯誤の競争復活～連帯を重視する個人の育成～

  日本が学力で世界一の座から滑り落ちて、もう随分と経ちますが。懲りない自民党政権は世界一復帰を目指して全国学力テストの復活を目論んでいるそうです。２００４年、当時の中山文科相が「今の教育に足りない物は競い合う心だ」と発言したのが原因だそうですが。呆れたことです。そもそも、学力世界一と言われた時代に日本に置いて、「勉強の出来る子は（勉強は出来ても）想像力がない」とされ「学校では教えてくれない」ことが持て囃された結果が今の社会でしょうに。世界全体を見渡しても、このような「（旧）日本型」学力を相手にしている所はほとんど無く、学力世界一を誇るフィンランドに至っては「私たちの教育は福祉国家に欠かせない」と言っている次第です。すなわち、社会で役立つ為の勉強であって、学力で世界一になる為の勉強ではないと言っているのです。フィンランドが学力世界一になっていることには、次の要因があります。１．少人数の学級単位フィンランドは２４人学級を実現しており、教員が１人１人の状態を把握しやすくなっています。私は２０人学級を提唱していますが、フィンランドでは既に実現されており、しっかりと「成果」を挙げているのです。２．教師の地位フィンランドの教師は専門職として尊重され、責任を持って自由に指導を行っています。翻って日本では、教師は学級の管理と雑務に追われ、教材研究すらままならない状態です。さらに、教諭（いわば正社員）ではなく講師（いわば契約社員）の率を増やし、身分の不安定さを煽ってさえいるのです。（すなわち教育基本法の要項すら果たせない状況に追い込まれているのですが、自民党の武部氏は「今の教育が乱れているのは教育基本法がなっていないからだ」と言う趣旨の発言をしているようです。阿呆ですね。個人的な意見を述べるなら、今すぐ武部の姓を変更して貰いたいです。余談ですが）このような努力を全く行わず（むしろ逆行している）成果だけは欲しいから競争主義を取り入れることの何と愚かしいことでしょうか。そもそも競争万能主義は新自由主義の核となる主張ですが、それが見かけの結果のみを追い求める材料にしかならないのですから、いかに「自由」の名に値しないかが知れるというものです。フィンランドの文部大臣はこうも言っています。「我々の学習で競争ではなく共同を重視するのも、連帯を尊ぶ人間に育てたいからだ」競争を全面的に否定するつもりはありませんが、競争だけでは決して辿り着けない「中身のある学力」が存在している以上、我々も考えるべき時期なのではないでしょうか。まして、様々な場所での「連帯」が失われて久しいのですから。

  Jan 16, 2006

• 本当の特権階級とは？

  最近やけにメディアなどでも取り上げられる特権階級。公務員が税金の無駄遣いだとされることが多いようですが。どうにも、公務員が特権階級だと強調したくて仕方がないようにも思えます。確かに高級官僚までいけばそうなるでしょうが、一介の現場公務員・・・休みすら不定期の職員さんや、日夜頑張っている警察官・消防官・教師など・・・本当の特権階級は誰か、しっかりと見抜いていく必要がありますね。と、今ＮＨＫで面白いことを。デフレ脱却どうのこうのと言っておりますが。どうやら、現在は未曾有の好景気・景気は回復していると、専門家がしたり顔で話しております。それならば、企業努力云々と偉そうなことを言わないで、企業が人をもっと沢山雇うように言ったらどうなのでしょうね。人間を余剰などと言える神経の持ち主では、少し難しいかも知れませんが。

  Jan 12, 2006

• 楽天田尾前監督

  私は阪神ファンですし、阪神に在籍したことのある田尾氏が楽天の監督を務めたとき、それなりに注目しておりました。結成時の戦力も散々たるもので、そんな中でも爽やかさを損なうことなく、それでいて常に一生懸命な姿が垣間見られたのは、阪神ファンと言うだけではなく、野球ファンとしても喜ばしいことでした。それだけに、ゴキ・・・いや失礼、三木谷が首を切ったときは、憤慨したものです。のみならず、さらに追い打ちを掛けるような番組を某ＴＶ局が編成していたと知り、呆然としております。タイトルなどはよく分かりませんが、「負け組男」の代表として田尾前監督をやり玉に挙げていたらしいのです。確かに勝負の世界で結果を残せなかったのは事実ですが、そもそもそれまでの戦力を初めから与えられておらず、あの状況で出来うる限りの采配を振るった結果なのですから、いかに９７敗であったとしても、決して恥ずかしいものではなく、むしろ誇るべきだと考えます。にもかかわらず、この番組は田尾前監督を貶め、小馬鹿にすることによって、彼の尊厳、ひいては楽天ファンすの一年間の思いすら踏みにじったのです。こんな事が許されて良いものでしょうか。今でこそ強くなったとされる阪神にしても、目も当てられない時期がありました（たけし軍団と試合をして敗れたという逸話もあるほどです）その頃にこんな仕打ちを受けていたらと考えると、正直ぞっとしません。最近のメディアはこういった敢闘すれども敗れ去った人達への配慮が全くなく、他人を小馬鹿にしたり、あるいは失敗をさらけ出したりする傾向があまりにも強く感じられます。結果のみを求め、勝利以外は何の価値もないとするこういった姿勢が、荒んだ世の中を作る一因となっているのではないでしょうか。もう一度、彼らにはよく考えて欲しいと思わざるを得ません。彼らの求める結果という意味での勝利が、他の誰かを負かすことによってしか得られないものである以上、それは醜いものにしか発展しないのですから。田尾監督には再びどこかのグラウンドに戻ってきて欲しいと、切に願うばかりです。

  Dec 24, 2005

• 絢爛舞踏祭　政治について語る

  今嵌っている作品「絢爛舞踏祭」それについて今回は語っていきます。この作品の舞台は２３世紀の太陽系（詳しくは説明しませんが架空世界）、人類は今や太陽系の全ての惑星に住み着き、ウルトラマン（何）を初めとする多くの異星人とも良かれ悪しかれ交流を持っていました。そんな中でモノカルチャー経済が立ち行かなくなって未曾有の不景気に喘ぐ火星は、地球を盟主とする太陽系同盟からの独立運動を開始します。独立勢力は２０００倍以上の敵を相手にせねばならない絶望的な状況で独立戦争を行っています。主人公の目的は火星を独立させ、周辺諸地域に１００年の平和をもたらすことなのですが・・・私が注目しているのは、政治に関することです。現実世界とは多少異なるやも知れませんが、５つの政治的な流れがあり、それぞれの立場を掲げる５つの政党が存在します。保守本流である極右政党のＴＤＦ、保守である右翼政党のエメラルド党、中道である火星融和党（何を以て中道とするのかは疑問があります。中道左派と中道右派の間では、それだけでも大きな違いがありますし、何より此処で言う左右の違いは絶対的なものではなく、相対的なものを指すからです）、革新である左翼政党のクリムゾン・パーティ、革命派である極左政党の火星解放戦線の５つであり、主人公が所属する火星独立軍は火星解放戦線の後ろ盾を得ています。とはいうものの、私がこの５つの政党の中でどれを支持するかと聞かれれば、クリムゾン・パーティであると断言出来ましょう。それは、この５つの政党の政策、すなわち税金分配にあります。火星解放戦線は一見して火星独立の為に立ち上がった英雄のように思えますが、いかに「有事」であるとはいえ、教育予算は出さない（０％）、福祉・医療も最低ラインと極右のＴＤＦや右翼のエメラルド党に負けず劣らずの弱者の敵であるからなのです。（ちなみにＴＤＦはよく民衆を虐殺しますし、エメラルド党が政権を握っている都市も医療・福祉の整備がなされていないために民衆が餓死するという自体に陥ることが多いです）火星融和党もそれなりではありますが、やはり医療・福祉・教育に大きな力を注ぐクリムゾン・パーティこそが、庶民の味方であるように思えるからです。国債を発行することもなるべく避けていますし、万一発行させても返済に力を注ぎますし。もう少し政治ゲームに特化して、クリムゾン・パーティ所属でプレイ出来ないものでしょうかなどと考えてしまいます。主人公と共にある政治家ポー教授は火星解放戦線の側の人間ですしねえ・・・

  Dec 14, 2005

• 実はこれが好きシリーズ　その５　ルイ１６世

  久々のこのシリーズはまたもやフランス革命よりルイ１６世。正式名称ルイ＝ド＝フランス。まあ、後世のこの人への評価は散々なものです。能なしだの情けないだの、確かに国王に向いている人物ではなかったことは事実ですが、少々言われすぎのような気もします。最近では再評価が進んでいますので、それについて少々解説を。まず、かれは理系に非常に強かったことが挙げられます。それは彼の趣味の１つでもあった錠前作り。単なるプラモデル作りと一緒にしてはいけません。ルイ１６世は自分自身で錠前を設計していたのですから。これは、現代風に言えば建築の技能がなければ出来ないものなのは、少し考えればすぐに分かることです。緻密で高度な計算を必要とされるのですから。次に、船のことに関する知識は専門家も舌を巻くほどであり、どうやら自分の好きなジャンルにはとことんのめり込む人物であったようです。おたくと言ってしまえばそれまでですが、懸命に打ち込めるものがあるということ自体、少なくとも現代の価値観で言えば、褒められこそすれ、非難されるべきものではないでしょう。彼の妻は言わずと知れたマリー＝アントワネットですが、遊び好きで浮気を常時繰り返す彼女に対しても、一途に尽くしていました。非常に家族思いで、子ども達を大変可愛がったり、あるいは貧しい人々の暮らしに同情する、当時の貴族としては画期的なほどに優しい人物だったようです。というのも、当時の貴族は貧しい人々の暮らしなど何処吹く風、それを当然とすら見ているものです。もう少し後の時代になりますが、かの有名なコナン＝ドイルのシャーロック＝ホームズにも、一般庶民の娘を騙して利用する（結婚詐欺／苦笑）シーンがあるほどです。（ホームズは大地主、すなわち上流階級の息子という設定である為）それよりも以前の絶対王政の時代にあって、その頂点に立つ国王自身が貧しき人々の生活に涙することは、それが行動に結びつかなかったとはいえ、十分に優しいと評価して良いのではないでしょうか。彼の優しさが最大限に発揮されるのは、皮肉にもタンプル塔に幽閉されて以降のことでした。タンプル塔に幽閉されることによって、初めてマリー＝アントワネットが夫の深い愛情に気づき、家族が１つになることが出来たとされています。処刑される際も、全てを許すと言った趣旨の言葉を残していますし、やはり彼の優しさは激動の時代の国王という座にこそ向かなかったものの、仮に違う生き方があったとすれば、とても実りのあるものだったと言えるのではないか、そう思わずにはいられないのです。結局彼の家族でその後も生き残るのは、長女のマリー＝テレーズのみなのですが・・・父親に似た優しそうで愛くるしい瞳の持ち主であった彼女が、後に復讐鬼とまで化してしまうのですから、人生というものの残酷さを感じます。

  Dec 12, 2005

• 住谷正樹

  最近はレイザーラモンＨＧという名前の方が有名ですが（苦笑バイト先でケミストリーのアルバムのところに「ケミストリーのアルバムフォー！」とポップが・・・Ｔさん、そのセンスはどうかと思います（＿|￣|○（いや、住谷正樹好きですけど）追記：友人から、ケミストリーのアルバムのタイトルが「ｆｏ（ｕ）ｒ」ということで、レイザーラモンＨＧとのコラボレーションを行っていたそうです。・・・そのセンスもどうよ・・・（＿|￣|○

  Dec 11, 2005

• 身分違いの恋物語を少しだけ考えてみる

  まず最初に、これは現代ではなく近代以前の身分制が存在した時代についてのことであることを断っておきます。身分違いの恋物語と言って真っ先に思いつくのは、欧州の騎士と主人の奥方の古典でしょうか。これは主に貴婦人達向けの恋物語として描かれたもので、話の内容は単純に言えば不倫です。現在のレディファーストの前身として、騎士は誰か１人心に決めた貴婦人を「憧れの人」という意味合いで崇拝するべしというマナーがありました。手を出すのはもちろんのこと、会話を交わすことすら許されません。騎士同士の試合の際、ハンカチを憧れの人代わりにと贈られ、観客席からにっこり微笑んでくれることを最大の報酬とするのです。そんな若くて逞しい騎士達が、もし禁断の一線を踏み越えてまで自分を奪いに来てくれたら？ある意味、日本の中高年女性が韓国スターに熱狂するのと似たようなものなのかも知れません。次に思いつくのが、男性の身分が高いパターンです。１９～２０世紀のイギリス文学でも、主人（あるいは主人の息子）とメイドの恋物語は大変人気があったようで、クリスティやディケンズの小説などにも見ることが出来ますね。そこへ行くとドイルはかなり酷く、ホームズは肉体労働者に変装した際、結婚の約束までしたメイドをいとも簡単に捨てていますね。まあ、身分違いとは少し違いますが、どうにもドイルは好きになれなかったりします。閑話休題。ともかく、身分制の存在した時代は生まれた身分によって受ける教育が大きく異なりますので、階層移動することはまず不可能とされていました。単に制度的（法的）なことだけではなく、その時点での生活習慣すら影響されていたのです。現代では殆ど残っていませんが、敢えて近い感覚を選ぶとするなら、都市部に住むサラリーマンの方の娘さんが専業農家に嫁ぐ、もしくは外国の方と結婚されて外国で暮らすパターンがこれに該当するでしょうか。勿論、これとは比較にならないものでしょうが。

  Dec 10, 2005

• 分かり易い靖国問題（例え話）

  首相が靖国に参拝し続けていることが色々と問題になっていますが、これを何故韓国や中国が怒り続けている（最近ではアメリカですら、経済成長が見込まれる中国と仲良くしたがっているので、これを煙たく思っているフシがあります。日中関係の修復が、両方と仲良くしたいアメリカの「国益」にかなうのですから）のか。それについて、分かり易く例え話でもしてみましょう。北朝鮮ではキムジョンイル政権が倒れ、新たな国が生まれました。この国はこれまでとはうってかわって世界の国々と友好関係を結び、経済も大きく成長していきました。ところが、国内ではキムジョンイルや当時の北朝鮮の高級軍人らを神として祀る宗教建築物（便宜上神社と呼びます）があり、そこには「拉致の何が悪い」「拉致自体は正当であった」と大きく書かれていました。さらに、国家元首である大統領はこの神社に、日本の元拉致被害者の家族・子孫らの抗議などを一切無視して参拝し続けています。大方こんな感じで考えれば、かなり分かりやすいとは思います。もちろんフィクションですしデフォルメもされてはいますが。

  Dec 7, 2005

• 絢爛舞踏祭

  最近絢爛舞踏祭というゲームに嵌っています。おかげでこちらの更新が疎かになっていますが。しかしまあ、寒いものです。今日はこの辺りで（＿|￣|○

  Dec 6, 2005

• 最近面白いと思うアニメ・コミック

  最近面白いと思っているアニメーション、コミックがこれです。最近と言いますか、ケーブル（アニマックス）で放送されているのを見ていたり、新しく買ったりしているだけなんですけどね。まず第一はサムライチャンプルー。なんというか、この作品は時代劇漫画として有名な「無限の住人」の影響を少なからず受けている気がします。江戸時代で武士を営んでいる方は苦情を出さないでください、のような感覚が（苦笑一応知らない人の為に説明しますと、設定は江戸時代（おそらく中期、元禄文化～享保の改革近辺がモデルではないかと想像されますが、時代考証を滅茶苦茶にすることにより、敢えてぼかしている感があります）主人公の３人が向日葵の匂いのする侍を捜して旅をする珍道中記といった所です。ところで、主人公の１人ムゲンのモデルは大泉洋（水曜どうでしょうでブレイクした北海道ローカルの芸人、最近は全国区でも出て来ているので、知名度もそこそこあるかも）だと密かに思っております。賛同者求む（何第二は怪傑ゾロ（ＮＨＫアニメ版）この作品は有名ですが、原作「カピストラノの疫病神（後に怪傑ゾロと改題）」を読む機会には恵まれませんでした。勿論原作とは大きく毛並みが異なるとは思いますが、世界観に触れるきっかけにはなりました。アニメ単体としても面白いので、実は結構お奨めです。９６年のＮＨＫアニメ作品ですので、レンタルビデオでも手に入りやすいのではないでしょうか。アニメーション版だけではなく、原作や映画にも興味が出て来た作品です（苦笑一応舞台を説明しますと、１８世紀末～１９世紀初頭のスペイン領（当時）カリフォルニア（作品によっては、ロサンゼルスと特定されているようです。原作を読んでいないので、原作設定かどうかは不明）富豪の息子（作品によってロサンゼルス市長の息子とも）ドン＝ディエゴ＝ヴェガは本国スペインから帰ってきたばかりのお坊ちゃん。人当たりこそ良いものの、「スペインに行って駄目になった」と言われるほどのドジ系駄目男ぶり。だが、彼には秘密があった。軍や総督の横暴から民衆を守る義賊「怪傑ゾロ」その人だったのだというものです。ディエゴの時と違い、ゾロになった時の彼はキザではあるものの強くて格好良く、同一人物とは思えないほど弾けています（何第三はスクールランブル少年マガジンに連載されているので、知名度は高いでしょう。現在のマガジンで唯一面白いと思っている作品です。作品の調子が８０年代末期のラブコメディ風少女漫画風味だと思うのは私だけなのでしょうか。（そんなに詳しくないですけどね・・・／汗）ちなみにこの作品（最近マガジンの購入をストップし、コミックス派になっているので１０巻までしか知りません、念の為）で評価出来るのは、花井君と周防さんの幼なじみの二人。この二人の間では浮ついた話が殆ど無いということです。それでも彼らなりに適度な距離を保って上手く付き合っているので、清々しさを感じますね。大人数の学園ラブコメディーとしては、さりげなくではありますが、相当レベルが高いのではないでしょうか。第四はエマ英国ヴィクトリア朝時代に活躍したメイドを主人公にした身分違いの恋物語を描いた作品です。メイドというと色々と色眼鏡で見られがちですが、この作品は作者が相当なイギリス好きのようで、相当に調べて描かれているようです。多少の脚色があるのは仕方ないにしても、手軽に１９世紀末のイギリスを見るのには丁度良いのではないでしょうか。ちなみに当時のイギリスでは、１９世紀末から第一次世界大戦終結後に女性運動が活発になるまで、中産階級以上の家庭でメイドが雇用されていました。実際に活躍したと言えるのは、ほんの３．４０年ほどなのですね。

  Dec 2, 2005

• 日本の外交は本当に上手くいっている？～日本の国土は、軍隊程度では条件が覆せない程、戦争に不向き～

  さて、日本の外交は中国と朝鮮半島を除き上手くいっていると首相は豪語しているようですね。特に中国との外交が今最も重要なのに、よくもまあこんな頓珍漢な言葉を吐けるものです。というのも、首相が目指している米追随路線にこそ、中国との関係が不可欠なのですから。先日、アメリカの大臣（誰かは失念してしまいました）が、日中関係を懸念しているというニュースがありました。これが氷山の一角だと推測しています。つまり、アメリカは相当な勢いで発展している中国となんとか仲良くしたいのではないかと考えています。これは、政治的な問題のみならず、経済的な点でもパイプを太くしたいという意図があるからでしょう。ところが、日中関係がぎくしゃくしている為、日本と緊密な関係にあるアメリカはなかなか中国に胸襟を広げてもらえないのです。中国の機嫌を取る為にも、なんとか日本には中国と仲直りしてもらいたいというのが、アメリカ側の視点で見た本音ではないでしょうか。将来的に中国がさらなる発展を遂げるというのであれば（事実、その兆しはあります）、アメリカとしてはどちらと手を結ぶべきかの決断を迫られることになるでしょう。その時、常に彼らが日本の側に握手を求めるとは限らないことを、我々ははっきり認識しておく必要がありますね。（先日、某ＴＶ番組で「今こそ脱亜論」等と寝言を言っていたようですが、仮に福沢諭吉の脱亜論が正鵠を得ていたとしても、（無論阿呆の福沢の言うことなど、鵜呑みにしてはいけませんが）明治初期と現在では状況が違いすぎます。中国を敵に回した状態で、なお両天秤に勝てると思っているのでしょうか。冷戦はとっくの昔に終わっているというのに）その証拠の１つとして、北朝鮮へのアメリカの対応も挙げられます。ブッシュ大統領が就任した頃、彼の国を何と呼んでいたでしょうか。そう、イラクと同じく悪の枢軸と名指しておりました。それが、今や対話路線です。北朝鮮の親分格である中国に遠慮している可能性は極めて高いと言えましょう。これでも尚、外交は上手くいっていると言うつもりなのでしょうかね。ちなみに、ＡＳＥＡＮこと東南アジア諸国連合も同じ事を考えているようで、日本と中国をリーダー格として自陣営に引き込みたがっているようです。（それがＡＳＥＡＮ＋３／日本・中国・韓国）そうすれば、ＥＵのような地域連合が出来上がり、発言力も増すからでしょう。私個人の意見を述べるならば、この地域との連絡を密にすべきではないかと思うのですが。こちらにしても中国と日本との（出来れば韓国ともの）連携が大前提となっています。ついでに言えば、日本は防衛に対して、世界的に見ても類を見ないほど脆い国家です。１．周囲を海で囲まれている為、逃げられる場所がない。２．文明的に発展している為、耐久力が低く、なおかつ再建に時間と資金が多く必要である（太平洋戦争で立証済み。例えば朝鮮戦争やベトナム戦争、特に後者はその数百倍の爆撃を受けても、攻撃側に決定的な勝利をが与えられなかった）３．大陸の東岸沖に位置している為、偏西風の風下となり、仮に中国や朝鮮半島が大気汚染されれば、日本国土のほぼ全域に被害が及ぶ。（中国からジェット気流によって運ばれる黄砂などが代表例）４．驚異的なまでの食糧自給率の低さ。（海外からの輸入を何らかの手段でストップさせれば、それだけで国民を餓死に追い込めます）以上、特に２～４の点により、どれだけ強い軍隊があろうと、また仮に核兵器を持とうとも、日本国は攻め込まれてしまえば（もっと言えば、食糧供給だけでもストップさせれば）それだけで敗北必至です。すなわち、国防を謳うならば、攻められないようにすることが最も確実なのです。そんな中で、先制攻撃権（防衛という名目であっても、結果として第三者からそう見えてしまえば意味は乏しい）を明記してしまった場合、「やられる前にやれ」の理論で、逆に日本が先制攻撃を受けてしまう可能性は著しく高くなります。つまり、国防や愛国を唱える改憲論者の忌み嫌う憲法９条こそが、皮肉にも最大の国防、ひいては（戦えば敗北の可能性が極めて高い為、護国という観点から）「愛国」に繋がるという結果になります。もっと言えば、自衛隊が戦闘機を破棄することが、彼らのお題目である「国防」にもっとも近づくのだと思いますけどね。（「防衛」のみが目的なら、戦闘機は戦術的に不要）

  Dec 1, 2005

• 本当に必要？公務員の削減

  今回はこのテーマで。最近色々言われていますが、私ははっきり言って必要ないと思っています。当然ながら先にお断りしますが、ここでいう公務員とは警察官・消防士・入国管理官・教員など、一般実務に当たっている人達です。今小さな政府論が横行していますが、こういう人達を削減したらどうなるのか、少し考えてみましょう。まず警察官ですが、彼らが少なくなったらどうなるか。１人ずつがカバーできる範囲や質は狭く、悪くなる一方ですね。その為に、本来ならば防げた犯罪に見舞われるでしょう。あなたが犯罪に巻き込まれる可能性が高くなるのです。え？セキュリティには万全を期している？一生引きこもりで過ごすおつもりですか。同じように、消防士を減らせば、火事の被害も大きくなるでしょう。それだけあなたの焼死する可能性が高くなりますね。教員もそうです。国民の公教育のレベルが低くなれば、それだけ大切な「自由」が失われます。幼少期から何も知らされない独裁国家がどうなりますか。教育の民営化を進めるのも、かなり危険です。特に義務教育は安価（教育費自体は無料、事実上はその他の雑費がかかる為完全無料とはいきませんが、それでも私立と比べれば、値段は格安のはずです。想像しにくければ、学習塾に通うお金を考えてみるといいでしょう）で、殆どの国民が少なくとも中学卒業までは同じスタートラインに立てることにあります。（私は高校も義務教育にすべきだと考えていますが、それは別問題とします）これが「民営化」してしまって、教育を受けられない人が増えてしまえば、貴族と奴隷を増やす元になるのではないでしょうか。何処の家に生まれるかなど、子どもに選択権はないのですから。個人の努力とやらでは、どうしようもありません。

  Nov 30, 2005

• シレジア王立大学教授デモクの手記　その１（久々に描くゲームショートストーリー）

  グラン歴８００年私、デモク＝ニティがここに記すは、私の研究したこの地の古代史による仮説をまとめる為である。まず古代史を記す前に、この地の現在の風俗を語らなくてはならない。何故らならば、過去の生活がどのようにして現在の文化に繋がっていったことを知る為、現在のものと比較対照しなければならないからである。故に、先に現在の文化・社会・政治経済を書き記すものとする。この地はユグドラル大陸の北端ノイマン半島のほぼ全域を統治するシレジア王国を政治体型の基盤としている。また、このシレジア王国の版図は大きく２つに別れている。国土中央部を東西に走るシレジア山脈がそれであり、これを境にして南シレジア、北シレジアと呼ぶことを通説にしている。北シレジアの気候は厳しく、特に北端の都市トーヴェ周辺では、白夜と呼ばれる太陽の沈まぬ時期と、逆に一日中太陽の昇らぬ暗闇に閉ざされた時期とが数ヶ月ずつ訪れる。北シレジアの南西端であるセイレーンもそれほどではないにしろ、通常人間が快適に暮らすにはほど遠い気候であると言わざるを得ない。ではあるが、この地方、特に北端と西南端であるこの２つの都市は人口が集まり、本来のこの気候であれば考えられないほどのにぎわいを見せている。その正体の１つとして、特に北端の街トーヴェ近郊を中心に現在でも野生の姿で多く存在する天馬ペガサスの存在が大きいと言わざるを得ないだろう。このペガサスは人間の友として、その移動力を使うばかりでなく、時には貴重なタンパク源として、時には工芸・雑貨品として余す所なく利用が可能だったことにあるだろう。先にも触れたが、北端の地であるトーヴェの繁栄を可能にしたのは、このペガサスの存在を抜きにしては考えることは出来ない。では、何故ペガサスがこの地に多く生息しているのか。それは、この地に生息するシレジアゴケと呼ばれるコケをこのペガサス達が主食としているからである。ペガサスはこのコケを食する為、瞳が翠色をしているという特徴がある。同じくこのコケを食料にしているシレジアトナカイもまた、瞳が翠であるという。これらの肉を口にする我々シレジア人の瞳が翠であるのも、また食物連鎖の鎖の一環として当然のことなのかも知れない。また、ペガサスは人（特に女性）に慣れやすく、かつ頭の良い生き物である為、南のグランベル王国などの他国からは、この風習を奇異と見なすこともされてきた。そもそもグランベル王国は、最近でこそ薄れてはきているものの、かつて他国を蛮族として自らを優越国とする慣習があり、現在でも尚ペガサスを口にすることを野蛮と言って憚らない。この影響を受けてか、南シレジアではこのペガサス食は次第に形を潜めてきている。しかしながら、そもそも穀物が殆ど育たず、唯一と言っても良い農業であるジャガイモを主食とし、未だにペガサスを貴重な食料としている北シレジアではこの風習は終わることはないだろう。もう１つ、この地で何故コケが育つかということにも疑問が生まれる。いかにコケとはいえ、このような厳しい気候で大量に生息するものではない。となれば、他にこれを可能にしている要因があると考えるしかない。それは、シレジア山脈が火山帯であり（とはいえ、グラン歴が始まって以降、これらの山々が噴火した記録はない）その南北に温泉地域が広がっていることにある。この温泉があるからこそ、北シレジアの人間は厳しい冬に凍えることはなく、また彼らのタンパク源の１つであるペガサスやトナカイの生息を可能にしているのである。次に、セイレーンに都市が出来た理由であるが、これはトーヴェよりもさらに経済的な理由が強い。シレジア山脈は東西の端をもってのみ陸路で行き来が可能であるが、東側はそれでも険しいと評するに値する道しか通っておらず、殆ど全ての旅人や商人は西側の峠を通る。また、ノイマン半島の南西端は西側のオーガヒル地方やその南のアグストリア王国からの海上の交通網の延長線上にある。この２点の混じり合った交通の要所であるセイレーンが北シレジア１の都市へと発展するのも、当然の帰結と言えるだろう。（続く）この物語を書くにあたり、ファイアーエムブレム聖戦の系譜公式設定資料である「トレジャー」を参考に致しました。

  Nov 25, 2005

• 従弟の結婚

  今日自宅に２つ年下の従弟（２５）がやってきました。彼は来年早々に結婚するそうです。なんというか、時間の流れを感じます。そして、世の中に対して何もなし得ていない自分に対して、情けなくも感じる次第です。

  Nov 23, 2005

• 実はこれが好きシリーズ　その４　ロベスピエール

  マクシミリアン＝ロベスピエール。彼を好きだという人はあまりいないでしょう。フランス革命期の独裁者として有名で、国王ルイ１６世を初めとして、幾万の人物を処刑したことで知られています。また、彼の行った恐怖政治テルールは、テロの語源にまでなっているほどです。ですが、こういった姿勢は彼の政敵が死後に流した評価であることが多く、必ずしも正当と言えるかどうかは疑わしくあります。基本的に評価は敗者に厳しくなりますから、当時の人々の証言や記録をしっかりと調べる必要があります。勝者が自らを正当化する為、敵対者を悪し様に言うことが多いものですしね。さて、彼の足跡を辿りますと、彼は元々フランスの弁護士でしたが、フランス革命においてジャコバン派を率い、革命を押し進めたリーダーです。（余談ながら、右派左派という言葉は、この時に生まれました。彼らは、元祖左翼というべきかもしれません。もっとも、右派左派は時代や状況によって目まぐるしく変化しますので、定義は非常に複雑です。例えば幕末の維新志士達は当時は左派というべき存在でしたが、現在ではむしろ右派の系譜です）国王や政敵であったジロンド派を追い落とした彼は、共にあった仲間すら粛清の対象にしてしまいます。そして最後はそれまで日和見をしていた集団に反旗を翻され、断頭台の露と果てるというものです。また、彼が打倒されたテルミドールのクーデターまでをフランス革命という学説が有力ですので、その意味において、まさに彼はフランス革命の象徴とも言える存在だったのでしょう。彼の性格を一言で言うなら、真面目な人物だったと言えるでしょう。彼は清廉の士と呼ばれるほど、不正や腐敗とは無縁の人物でした。また、彼は弱者の味方でもありました。強者が儲ける自由よりも、弱者が生きる権利の方が重要だという趣旨の言葉も述べているくらいです。もちろん、これは自由を軽んじているのではなく、自由はまず生きる権利の上にあってこそ意味があるものだからです。他にも、ルソーを信奉していた彼は、処刑そのものにも革命当初反対していたことも付け加えるべきでしょう。彼にとっての不幸は、フランス革命期という前例が皆無に等しいほぼ手探りの状態で進まなければならなかったことにあるのではないでしょうか。フランス革命という激動の時代にあって、強権を振りかざさなければならなかったことは、彼の理想とは完全にかけ離れていたのでしょう。そうまでしなければ政治的自由を嫌う当時の保守諸国から守ることの出来なかった自由という火種もまた、歴史の１つの節目だったのでしょうか。

  Nov 18, 2005

• 今朝のニュースに

  今朝のニュース。「景気は上向き」ふーん、へー、なるほどー。この言葉を使う以上、不景気を言い訳に渋ちんは出来ませんよねえ？特に大儲けなさっている企業様は、社会に儲けを還元してください。本当に顧客（社会）から儲けさせてもらったものだという自覚があるのならばね。ところでチョナンカン。お前声優の仕事は気持ち悪いんとちゃうんかい。ようぬけぬけと仕事引き受ける気になったもんやねえ。それとも、格好いい自分が演じれば気持ち悪くないとでも言うつもりかいな。それに、ノムヒョン大統領が来日した時の報道番組で、徴兵制に憧れた趣旨の発言をしたことは忘れんぞ。どんなつもりで発言したんかは知らんが。そう、私は彼のある発言２つと某ドラマの大根っぷり以来、彼が嫌いです（爆ちなみに同じグループの他の４人は、Ｎ氏を除いて３人とも好きです。特にＫ氏はＣｏｃｃｏ好きですし、コメントも丁寧で常識あるものなので、好感が持てます。もっとも、彼の奥様は、あの歌を熱唱した経歴があるので、どーにも微妙ですが。

  Nov 17, 2005

• ミシガンのある街の市長

  今ニュースで見たのですが、１８歳の高校生が市長になったそうですね。それも、選挙資金は夏休みのバイト代７００ドル（約８万円）だけだったとか。市民の家を一軒一軒回って政策を訴えたのが功を奏したとか。彼の政策を聞いたわけではないので、それについては判断しかねますが、少なくともその熱意は素晴らしいものがあります。一軒一軒家を回って政策を訴える方法は日本では法律で禁じられているので、選挙カーやら街頭演説に頼るしかないのです。なんと非効率的なことでしょうね。裏金が動くかも知れないからということで禁じられているのですが、それなら小選挙区制も相当裏金が動き、腐敗の温床と言われているのに、何故禁じないのでしょうね？（ちなみに、実際に小選挙区をやめて中選挙区にした途端に、かえって「節約」になったという話も、海外ではあります）そもそも、国会議員は日本全体に関わるのですから、狭い地域から選ぶというのは、今ひとつ承伏しかねるものがあります。いっそ全部比例代表にすればいいのにと思いますが。これは冗談抜きで。

  Nov 11, 2005

• １リットルのお湯

  アルバイト先にて。Ｄさんと休憩時間が重なった時のこと。今日はたまたまご飯が炊けていなかった為、奥さんの手料理にありつけなかったＤさんは、買ってきた夕食のカップ麺にお湯を注ぎながら、１リットルの涙は良いねと雑談を始めました。ところが、私は何を聞き間違えたのか「カップラーメンにお湯１リットルですか？」と、怪訝そうな顔で聞き返したのです。Ｄさんは「いや、ドラマの話」と、私の素ボケぶりに呆れておられました。・・・・・・・・・・・・・・・私の日常、こんなんばっかりです＿|￣|○

  Nov 10, 2005

• 実はこれが好きシリーズ　その３　源義高＆大姫（本名不明）夫妻

  今回は平安末期　治承寿永の乱通称源平合戦からです。実は歴史物から離れて、最近またアニメ版を見ているスラムダンクの木暮公延君（メガネ君）にしようかと迷いましたけど、結局今回はこちらで。源平でもこの二人の名前は結構マイナーでしょう。知ってる人は結構知っているので、マイナーメジャーという気がしますが。源義高とは、旭将軍こと源（木曽）義仲の長男であり、１０歳の時に政略婚として、源頼朝と北条政子の長女である大姫（当時７歳）の元に婿入りします。ちなみに大姫というのは通称（おそらくは長女である所からつけられたのだと推察されます）で、本名は史書に残っていない為、現在には伝わっておりません。また、木曽義仲の息子だから木曽義高なのかというとこれも間違いで、彼は清水義高になります。これは当時の名字の感覚が現代とは違っており、自分の領土や元服した土地で名字を名乗っていた為、親兄弟でも名字が違うことは当たり前だったのです。では源とは何かというと、こちらは氏（うじ）。詳しい説明は省きますが、現代で言う名字はこちらの方が感覚としては近いです。義高は清水という場所で元服したので、清水義高と名乗りました。この二人はそのようなおよそ結婚とは言えないような状態での夫婦でしたが、仲は非常に睦まじかったと言われております。ところが、頼朝と義仲が争い、義仲が戦死すると義高は邪魔者になってしまいます。そこで頼朝は義高を殺そうとする（当時１３歳）のですが、これに大姫（つまり当時１０歳）は猛反発。こっそり夫義高を逃がしてしまいます。結局は義高は捕まり、殺されてしまうのです。この結果、大姫と頼朝・政子親子の間には決定的な亀裂が生じ、大姫は病に伏せがちになってしまいます。頼朝や政子はやはり自分の娘だけあってその身を案じ、京都の公家への婚礼を提案しますが、大姫はこれを拒否します。（これは亡き夫義高への強い想いからとも、両親に対するせめてもの抵抗だとも言われています）最終的には天皇への入内も計画されますが、これも果たされぬ侭に彼女は２０歳で病死します。と、このように悲劇の夫婦というよりは、幼子のような彼らではありましたが、悲恋としてこの二人のエピソードはかなり好きです。

  Nov 9, 2005

• 阿呆か

  皇室問題で、女系天皇を認めるか否やというのが巻き起こっているようですが・・・一言、「阿呆」まず第一に、今まで女系天皇がいなかったから（女性天皇はいました）だというもの。化石は君達の大好きな神代の時代か、それとも醍醐・村上治世か、はたまた明治時代にでも戻っていなさい・・・いや、そういう世の中に戻したくて仕方がないのか。第二に、今「官」がどうのと叫ばれて（というか、意図的に叫んで）いますが、改革に聖域がないのなら、この辺りにもメスを入れてはどうですかとか。天皇家の国事行為は国民サービスになんら貢献していないのですから。はて、それは税金の無駄遣いなのではないですか？いっそ皇室民営化でもしてみたら？と。「勤王の志篤き方々」の寄付で、十分成り立ちますよとでも。散々一般庶民の首切りばかり奨励しているのですから、痛みを共有してこそ、象徴たる方なのではないですか？最近学者の風上にもおけん阿呆どもが増えていますね。役人（官僚）の天下り先（この言葉も相当思い上がっていますね）を無くす為の民営化？・・・その天下りとやらを法律で禁止すれば良いだけの話じゃないの。どうしてそんなあまりにも簡単なことを主張する「有識者」がいないのでしょう。まさか、本当に気づいていないのか！？・・・そりゃあ、「国際競争力」も下がりますわ。・・・政治家になりたいなら、まず市民の声を聴けよ。相談窓口になれや。どこぞの政経塾とやらの阿呆共。と、少し感情的になってみたり。体育会系の修行したり、経営実習とかしてる暇あるならね。

  Nov 8, 2005

• 実はこれが好きシリーズ　その２　明智光秀

  歴史上の人物ばかりが続いていますが、それに限らずのシリーズのつもりではあります。今回は日本史上最も有名な謀反人明智光秀。正式名「惟当日向守源朝臣光秀」です。十兵衛という通称でも知られています。彼は前半生こそ謎に包まれているものの、後半生浪人から織田四天王（ちなみに他のメンバーは柴田勝家・丹羽長秀・滝川一益。そう、織田四天王には秀吉は入っていないのです）の１人にまでのし上がり、最終的には近畿管領とでも言って良いようなポジションを任せられた人物です。彼は為政者としても一流でした。中でも領民慰撫の能力に長けており、１５７９年に征服した丹波（京都府中部）の民衆（国人なども含む）をわずか３年で心服させ、現代に至るも名君として崇められている程です。（当地では今でも彼の悪口を言うことが出来ないとまで言われていますが、これは未確認です）事実、１５８２年の山崎の合戦は敗れたりとはいえど、光秀の兵（主力は丹波の国衆）の士気は著しく高かったとされています。また、彼は真面目な人物としても知られています。中でも有名なエピソードは、正妻煕子とのものでしょう。一応紹介しておきますと、美人と評判の煕子は、これまた美男子として知られていた光秀との婚礼を控えていました。ところがある日、伝染病である疱瘡（天然痘）にかかってしまい、回復こそしたものの瘡蓋（かさぶた）が顔中に残り、美しい顔は見るも無惨になってしまったのです。これでは面目が立たないと煕子の父は妹の千草を身代わりにしますが、光秀はこれを固辞し、煕子に面会して直接プロポーズしました。この後、二人は仲睦まじい夫婦になったと言われているというものです。（後日談として、この後側室に千草も輿入れしたそうです）真面目で優しく頭も良い。その上外見もよしという光秀ですが、私がなんと言っても好きな点は、やはり丹波の民衆の心を掴んだところでしょう。なんでも水害の多かった同地の治水を成功させたからだそうですが、それだけ民衆の暮らしを考えた人物だったのでしょう。勿論丹波以外の領地である近江坂本でも、彼は未だに慕われているようですし、正直、小泉某はいいですから、彼に首相やって欲しいです、本当に。「鳴かぬなら　放してやろう　不如帰」彼の性質を象徴していますね。

  Nov 6, 2005

• 実はこれが好きシリーズ　その１　マリー＝テレーズ（アングレーム公爵夫人）

  今回より不定期連載致します「実はこれが好き」シリーズ。第一回は、マリー＝テレーズ。正式名マリー＝テレーズ＝シャルロッテ＝ド＝フランスです。彼女はフランス革命で有名なルイ１６世とマリー＝アントワネットの長女です。幼き日の彼女は、文字通り誰からも愛されたとされる青いつぶらな瞳の少女だったそうですが、フランス革命時は家族と引き離され、１４～１６歳の間２年間タンプル塔に幽閉されていたことで知られています。その当時は誰とも会話が出来ず、その間に言語を忘れかけてしまうほどのものだったと言われています。この体験を始めとして、彼女は時代に翻弄され続け、中年期には笑うことすらないほどの冷たく頑なな女性にへと変貌し、ルイ１６世処刑に賛成した人々をフランスから次々と追放、聖書になぞらえて「カインの公妃」と呼ばれるまでの復讐鬼になったということなのです。さて、このように母マリー＝アントワネットにも匹敵するほどの波乱に満ちた生涯を送りながらも、日本での知名度は皆無に等しいのこのお姫様ですが、私には色々と思い入れがあります。というのも、以前あるＴＲＰＧ（後私自身によって、ショートストーリー執筆）において、孤児から地方領主なった貴族を演じさせて貰ったことがあるのですが、彼の妻（政略婚）に、マリー＝テレーズのフランス革命期の幽閉の体験をモデルにした人物をあてていただいたからです。そのお話では、最終的には（現実のマリー＝テレーズよりも境遇が良かったこともあますが）心を解きほぐすことに成功するのですけれども・・・ともかく、人生の岐路は様々な要因があるのだと、現実と架空の二人のテレーズを見ながら、感じたりしています。

  Oct 31, 2005

• 一夜明けて

  千葉ロッテ、優勝おめでとう御座います。あなた方がＮｏ１です。以上、虎ファンより。

  Oct 27, 2005

• ウルザード様

  戦隊シリーズはここしばらく遠ざかっていたのですが・・・マジレンジャーは久しぶりに嵌っております。何が良いかって、そりゃあもちろん「ウルザード様」に尽きます。悪の軍団の幹部でありながら、ただ１人高潔さを持った堂々たる騎士っぷり！「俺は丸腰の敵は斬らん」といった台詞に代表される磯部勉さんの渋い演技も魅力的です。そして何より！顔出しがそれまで声だけであった磯部さんご本人という徹底したサービス！（何もう鼻血ものです。ただ、天空聖者ブレイジェルより魔導騎士ウルザードの方が遙かに格好良かったということも付け加えておきます。磯部さんの顔出しの時も、ウルザードの衣装だったのに（滅そして３４話・・・あれで磯部さん・・・いやいや、ウルザード様の出番は終わりですか！？早期の復帰を切に願います、いや本気で。

  Oct 23, 2005

• ゲームではないですが（何

  私、深夜放送系のアニメーションを見るのも好きだったりします。まあ、良質ならば何でも良いというのが本音ですが（何最近嵌っているのはここ関西では土曜深夜に放送されている「地獄少女」です。ケーブルでの再放送もあるようですので、その分見逃していた分も楽しめるわけですが。感想としては・・・ホラーなのですけど・・・どことなく、悲しい気分になります。本当に怖いのは人間なんだなあと。恨みを買う側も、晴らす側も。何より、地獄行きという描写を蝋燭という暗喩のみで表現してくれているのがいいです。これは直接に表現するより、より恐怖が真綿で首を絞めるようなものへと変貌していくのが分かりますからね。とはいえ、非道な連中を仕事人のように片づけてくれ、最後には地獄へと灯籠流ししてくれる姿には溜飲が下がるのも事実ですが。そう、仕事人と言いましたが、時代劇の影響の強い作品だと思います。それでいて単純な勧善懲悪ではなく、いかな事情があれど、人を呪い、殺すことの十字架は重いものだという斬新な切り口を見せつけてくれるところが好きですね。ともかく、仕置きされる側の非道な連中を見て、自分もああいう人間だということをしっかり自覚しておきたいものです。自らを犠牲にしても良いと思えるほどの恨みを抱えることも、それだけの恨みを他人に抱かせることも。ともかく、ホラーを見て涙を流したのは初めてかも知れません（何ただ・・・「今ここで死ぬか、死んでから地獄行きか」の２択はかなりえげつない気はします（苦笑

  Oct 19, 2005

• 路傍の立て札

  今プロ野球界で嫌われている５人の戦隊。マネー戦隊ゴーマンジャーマネーレッド　ナベツネマネーブルー　宮蛆マネーイエロー　ゴキ谷マネーグリーン　堀豚マネーピンク　ヅラ上世界中の金と権力を我が手にするのだ！ま、こんなこと楽天のブログで書いてる私も私ですが（何

  Oct 18, 2005

• 激怒！お前如きが石田三成を語るな！

  というわけで、今回はかなり怒ってみたりします。私は阪神ファンですので、彼の行動には相当腹に据えかねるものがあるのですが、彼が尊敬している人物を「石田三成」としているのを聞き、さらに怒りを浸透させています。そこで、今回は石田三成ファンからの怒りをご紹介しましょう。石田三成公は、現代で言えば官房長官としての役割を担っており、秀吉の片腕となって数々の内政事業を成し遂げた人物です。組織運営能力も非常に優れており、敗れはしたものの、本来ならば勝ち目のない勝負を互角以上にまで持ち込んだこともまた、評価されて然るべきでしょう。おそらく氏は、このような派手な一面のみを持って「尊敬」していると言っているのでしょうが、私はこれはあくまで三成公の一部であり、それが全てではないと考えています。三成公にこのような側面があったことを忘れてはならないでしょう。まず、彼は江戸時代以降も完全禁止される直訴を、あくまで条件付きではありますが認めております。１９００年頃に田中正造が命懸けで足尾銅山の鉱毒を直訴したことを考えれば、その３００年以上前にその土台が失われたことは残念としか言いようがないでしょう。また、公は公明正大な方でもありました。不正を許さず、他人にも厳しくありましたが、それ以上に自分に厳しくありました。また、主君秀吉に対しても、悪いことは悪いと諫言の出来る人でした。そして何より、公は気骨豊かで清々しい方でした。先に挙げた主君秀吉に対する姿勢もさることながら、認められるならば何をやっても良いと言った法の本質を蔑ろにすることを嫌い、そして強大な勢力にすら決戦を挑みました。自らの全身全霊を持って、戦略的に互角以上の状態を作りだしたのです。そして敗れたりといえど、決して卑屈になることはありませんでした。最後の最後まで望みを捨てず、それは敵の総大将である徳川家康にすら絶賛された程です。翻って、彼はどうでしょう？法にさえ従っていれば、何をしてもいいという法そのものの本質を軽んじる行動。ファンクラブの人間だけが、株主だけが「ファン」であるという傲慢さ、反対の世論が大きくなれば、慌てたように「ファンに真意を問う」というていたらく。そして、少し論破されれば途端に卑屈になる浅ましい姿。何より、味方面をして媚を売るその態度。三成公のお名前を汚しているとしか思えません。三成公を尊敬しているというならば、公の正義感をこそ見習って欲しいものです。

  Oct 13, 2005

• 興奮さめやらぬ

  昨夜は仕事から帰ってきたら優勝が決まっており、胴上げの瞬間は見ることが出来なかったのですが、その後の優勝特番で楽しんでいました。それでもそこまで嬉しい！と感じていないのは、おそらく岡田監督も仰っていた、２年前の忘れ物の件があるからでしょう。今度は日本シリーズ！精一杯応援しますー！

  Sep 30, 2005

• マゾが多いのかな・ゆうメイトも天下り

  新聞紙はこぞって自民過半数を世論調査で見ているようですが、これを見て、私なんかはおかしいなあと思っているわけです。多分、郵政民営化云々で自民のシナリオに乗せられてるんだと思うんですけど、少し考えれば民営化して良いことなんか何一つとしてないのになあとか思うわけです。今まで通りにしておけば、法人税は下がる一方、消費税は上がる一方。庶民増税なんかで言えば、２ヶ月分の給料丸々さっ引かれ、そのうち生活出来なくなって、海外への移住を迫られることも多くなるんじゃないかなあとか思うわけでして。自分で自分の首を絞めるのが好きな人が多いなあとか思うんですけど、日本人って、マゾが多いのかしら？（何あと・・・郵政には３８万人が勤めているから、人数減らすらしいですけど・・・３８万人って、ゆうメイト入ってるんじゃないですか（爆「公務員」が天下るから減らす。「公務員」の勤務人数にはゆうメイトも入っている。つまり、ゆうメイトも天下れる。・・・すごいなあ（何

  Sep 5, 2005

• 守るための力

  現代社会では侵略を否定しているため、正義とされる暴力は防衛「（大切なものを）守るため」の力とされています。今回のテーマは、この「守るための力」に対する考察です。まず、この理論は基本的に抑止力を拠り所にしていますね。つまりは、どこかが戦争を仕掛けてきた場合、それに抵抗しないよりはする方が、今の自分や大切なものを守ることが出来るから、守るための力としての軍隊は必要である。というものです。現代戦争には必ず大義名分があり、それを対外的に認めさせない限りは戦争を起こすことは出来ません。よしんば強行したところで、敗北は必至となります。まず第一に、大義名分自体が抑止力となっていると言えましょう。同時に、これ自体は外交で回避することが容易です。むしろ、軍隊よりも国際社会における対外的な信頼度が「国を守る力」となるはずですから。また、戦争を仕掛けてくる国家や集団は、それが「現実に存在しない限りは攻め込んでくることはありません」。当然ですね。ある日突然宇宙からの侵略者が現れるということはないのです。いや、現実に存在するから防衛が必要なのだという考えもあるでしょう。確かに、話し合いが不可避な場合も往々にして存在することは事実です。ですが、こと戦争になった場合は話が大きく変わります。何故ならば、戦争には莫大な人命と予算をつぎ込まなくてはなりません。すなわち、戦争による損害以上の利益が得られない場合、それを起こすことはまずあり得ないからなのです。これには物的な利益の他に、精神的なものも存在します。不利な戦争を仕掛ける際、この精神、イデオロギーの面から開始されることもあるのですが、それならばなおのこと、外交を行うことで回避はさらに容易になっていくことでしょう。大事なものを守るのに必要なのは、暴力ではなく、常に対外的な信頼を勝ち取る姿勢と言えるのです。いや、守るための軍事力は暴力ではないと仰る方もいるかもしれません。それどころか、軍隊は精神を鍛え、礼儀を叩き込む場だ。軟弱で礼儀知らずを鍛え直すには丁度良いと主張される方さえいるでしょう。なるほど、身近な例で言えば、確かに徴兵制を持つ韓国の男性は皆逞しく、日本でも徴兵制に対してのあこがれる人も増えています。これに対しても反論を行っておきましょう。軍事そのものの純粋目的とは、いかに効率的に敵対者を殺害するかという一点に尽きます。拠点防衛や損害を少なくするという考えも、全てはなるべく効率的に動くための副産物に過ぎません。その点における効率を追求すれば、上意下達システムの徹底は不可欠となります。すなわち、上官の命令は絶対ということです。これを持って「軍隊は礼儀を叩き込む場」とされているのですが、果たしてそうでしょうか？確かに上官や自身の所属する集団の先輩に対する態度は従順極まりないでしょう。ですが、一歩その外に出ればどうなるか？むしろその為に鍛え上げられた肉体や武器の知識を使い、犯罪に利用されることもあるのではないでしょうか？犯罪とまでいかなくとも、所属集団以外の人間を余所者として扱い、彼らに対する態度はむしろ悪くなるはずです。故に、軍隊（それを多かれ少なかれモデルにしている体育会系集団、あるいは効率的に人を傷つけることを目的とする格闘技も加えられます）が礼儀を養う場であるということは否定されます。精神も同様です。確かに精神修行の中には苦行を伴うものもあり、それをモデルにしての発言であると思われますが、あくまで人を効率的に殺害することが目的の軍隊では、精神力の強化は例えそれが行われたとしても副産物であり、なおかつそれ自体も「成功者に限られる」という側面を持っています。成功者に限られるとは、軍隊の目的に対する手段が精鋭の育成に帰結する為、多少の脱落者は仕方がないというスタンスを取っている面にあります。すなわち、軍隊における精神力強化は主目的ではなく、それを主目的としない限りは精神力強化を果たすことは出来ない。もちろん、行動を正確に行うために、ある程度の精神力は必要とされるのは事実ですが、それ自体は別に軍隊に入らずとも可能であるばかりか、その専門的に精神力強化を行うカリキュラムをこなした方が、より効率的に目的を果たしうることは明らかだということになります。さらに、日本が最後に経験した大規模な戦争である太平洋戦争においてすら、自己の正義を全うしようと「（大切なものを）守るために戦った」という理論を振りかざす輩が後を絶えません。これは愚かな意見だと言っておきましょう。戦争には目的があり、その目的以上に兵を使うことは意味がありません。当時の連合軍の目的は、大日本帝国を屈服させ、日本におけるファシズムを根絶することにありました。その為には自らを正義とする以上、無意味な掠奪や虐殺は慎まなければなりません。ところが、日本側の反抗が強くなればなるほど、連合軍は早期解決の為に日本本土への爆撃を繰り返したのです。つまり、自分達を守ろうと勇んだ日本兵は、逆に自ら守るべき者を危険にさらすために戦争に赴いたことになるという、大変皮肉な結果を生むことになったのです。連合軍がそもそも日本に攻め込んでこなければ良かったのだと思われるやもしれませんが、それこそ初めから平和のために外交を上手く立ち回らせておけば回避出来たことであり、何も「守るために戦う」必要などありません。まして、沖縄戦で民衆を見殺しにし、さらにポツダム宣言ですら初めは無視した大日本帝国政府です。その目的が民衆の生命の安全や財産の保障ではなく、国体維持にあったことを考えれば、なおさらと言えるでしょう。日本の民衆が大日本帝国の為に命を張る必要など、これっぽっちも無かったのです。無論、その情報は当時の日本の一般兵に知られていたはずもなく、その意味で彼らを責めるのは酷かも知れません。ですが、その実態が暴かれた現代だからこそ、幻想は打ち砕かれるべきなのです。また、この時に日本を「民主化」させることに成功したアメリカは、調子に乗って様々な戦争を仕掛けることになりますが、それに対する意見は別の機会とします。同じ立場にあった日本の民衆は徹底抗戦せず、朝鮮やベトナムの民衆は頑迷に抵抗し、そして今イラクは混乱の極みにあるのでしょう？お楽しみに。

  Jul 22, 2005

• 困ったもので

  困ったもので、一週間前に時間がないから書ききれなかったことがあるのにもかかわらず、また時が経てば経ったで新しく書きたいことが増える昨今です。人生が有限であることに恨みすら覚えてしまうのは、有り余るほどの知識欲の肥大化なのでしょうか。さて、今回のテーマは・・・日本国憲法の前文から抜粋した文章を「そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」これ、色々な試験に出ますから、覚えておいてください（何ここで一番大事なのは「その福利は国民がこれを享受する」です。何が言いたいか。国政は国民のために行われるのだということですね。私は今某小売店でアルバイトをしているわけですが、そこでよく言われるのは、自分（店側）の都合ではなく、客の都合を考えるというものです。それがあるべきサービスの姿なのですね。国政もそれと同じく、国民へのサービスを基としている以上、国民の為にならなければなりません。ここは管轄が違うからなどと宣うのは、やめにしませんか。

  Jul 11, 2005

• ジルオール　ジェンダー的視点から見たロストール国王夫妻～男尊女卑社会における男という重圧～

  今回は学問的な視点からです。この話をする前に、前提として男尊女卑思想について、少しおさらいしておきましょう。というよりは、何も男尊女卑に限ったことではないですが、尊の部分にカテゴライズされる人間は、卑に当たる人間よりも優れていなくてはなりませんね。そうでなければ、尊の側の人間のアイデンティティが自己矛盾に陥り、悪くすれば自我の崩壊にも繋がるからです。まあ、はっきり言ってしまえば、こんなものはどちらにとっても負担になるわけですが。さて、本題に入りましょう。そもそも、この２人の結婚は政略婚です。王弟であったセルモノーは王位を欲し、エリスの実家であるファーロス家は自家の勢力を伸ばそうと画策していた上でのものでした。ところが、このセルモノー。妙にロマンティストな一面があったようで、自分はエリスを愛せるほどの人間ではないと、冷たい態度をとり続けます。にも関わらず、エリスはセルモノーに尽くし続けます。少女時代より、いつか夫になるべき人を想いながら家事の勉強を続けます。この時点において、エリスは男尊女卑の厳しいロストールの理想的な女性です。と思ったら、時間が来てしまったので、続きはまた後日。

  Jul 4, 2005

• ジルオール　ファーロスの雌狐ことエリスについて語る（エリス様ファンの方、冗談抜きでご連絡ください／割と切実かも）

  知る人ぞ知る名作。先日リメイクであるジルオールインフィニットが発売もされました、ジルオールです。この作品を知っている方はご存じと思いますが、ファーロスの雌狐ことエリス様は、隠れファンこそ多いものの、割と嫌われていることも多いです。理由ははっきりしています。この作品にはキャラクター個々にファンがつく例が多いのですが、その中でも「ゼネテス」「セラ」そしてエリスの政敵の「レムオン」の３人が最大派閥と言われています。そう、ユーザーに大人気のレムオンと政敵であるというのが問題なのです。事実、彼の義妹になるシナリオでプレイすると、本当に極悪人にしか見えませんし。ところが、実は彼女の本質はそこにないということを以下述べていきたいと思います。また、同じくエリスファンの友人とのＭＳＮメッセンジャーでの会話がありますので、そちらも掲載致します。管理人：やっぱり、彼女の良い所は国を動かすほどの謀略家でありながら、実は家庭を思う（性格的には）平凡な女の人という、複雑な人格設定にあると思うもっと言えば、非情になりきれないのよね。アトレイアにしても、実は殺した方が後々面倒なことにならないのに、無理してまで助けるし上坂（仮名）：でも、それを周りにわかってもらえないという不遇さが涙を誘う。わかってもらえないように演じているようにも見えるのがなんとも……管理人：演じている方やよね。唯一の理解者が甥っ子上坂（仮名）：以前チラッとネット検索してみたけど、ごく少数派だけど、地味に地味にエリス様好きｖｖという人々がいるようである（ぉ）管理人：というより、演じないと公の部分で威厳もへったくれもなくなってしまうのよなあ上坂（仮名）:自分のやるべきことをわかりすぎているのが彼女の不幸だよなぁ。アレだけ頭がよければ、自分のことだけ考えていくらでもうまく立ち回れるだろうに。管理人：ゼネさんのことを立ち回りが下手と指摘していたが、一番大本の部分で不器用なのは、実は彼女自身だったような気がする上坂（仮名）:絶対、開発のキャラ担当の人に愛されていると思う（爆）＜エリス様管理人:似ているからこそ、ゼネさんは叔母貴を慕い、エリス様も甥っ子を信頼しているんだろうなあとんだんだ。かなりの愛を感じる＜エリス様上坂（仮名）:兄と夫がそろってダメダメだからなぁ。娘は、要らんところだけ似てしまってるし（爆）ああいう設定は愛情がなければできないよな。もう最高。通好み過ぎ（何）管理人：私の部分では、レムオン兄様に対しても心配する台詞が見える所に、彼女の本質があるのだと思う。「幼い頃からレムオンを見てきたが、あやつは精神的にもろい。　追いつめられた時に、暴発せねば良いが」上坂（仮名）:本当に悪女だったら『もろいところがある。そこがヤツの弱点よ』ぐらい言うだろうが。管理人：レムオンを心配すると同時に、周囲の人間を巻き込むことを恐れているように聞こえたなあ上坂（仮名）:うーん。それこそ母親の言動だなぁ……管理人：「ゼネテスは剣の腕も立つし知恵も回る。だが、致命的なほどに立ち回りが下手だ。主人公。そなたであやつを支えてやってはくれぬか」「主人公。そなたいくつになる？そうか、ティアナと同じか。ティアナは生まれてからずっと王宮育ち故、外の世界を知らぬ。そなたならば良い話し相手になるだろう。だが気をつけるが良い。ティアナは私でさえ手を焼くほどしたたかな娘だからな」上坂（仮名）:あー。なんかもう、こういうところを知っていると、彼女の台詞の一つ一つが本当に重み持って聞こえるのよねー。ティアナと仲良くしてやって、という言葉に、彼女のやさしさとそれゆえの苦しみが如実にでてるなぁ、とか……でも、私も実際ノーブル関連以外のシナリオが凄く色あせて見えるようになってしまった（爆）というか、エリス様らぶ。こういう人にだったら命賭けて使えてもいいです。フリントさんのお気持ちがよくわかります（ぉ）管理人：デジャワの変の時（中略）その時、（エリスにとっては義理の姉に当たる）先代の陛下（セルモノーの兄）の王妃が、幼き娘を連れて自害なさろうとしたのじゃ。私は２人を救おうとしたが、結局王妃は助からなんだ。アトレイアは何とか助かったが、その代償として光を失うてしもうた。だったかな。この変うろ覚え。「その時に毒にも詳しくなった」とも、同時に言っていたなあこのことから推察出来ることは・・・アトレイアは、存在自体が秘密であるということ。つまり、エリスはアトレイアを内密に助けるために、自ら解毒しなくてはならなかった。上坂（仮名）:うぐうぐうぐ（涙）普通は見捨てるよー（涙）今にして思えば、フリントが娘（息子）に手紙持って王妃様に会いに行けといったのも、自分の子供として王妃様に面通しするだけの意義があると思ってといういともあったんじゃないかという気がする。管理人：その通りだと思う。というか、王妃様に自分の息子（娘）を託したかったんじゃなかろうか。もっと言えば、王妃様とゼネさん上坂（仮名）:なんか、圧倒的な信頼感があるっていう感じだもんねぇ管理人：自分が死んでも、（ルルアンタも含めて）この２人に任せておけば、心残りはないと思ったのかもねえ。上坂（仮名）:絶対、見捨てるような人でもない、とわかった上でって言う。管理人：正直、世の中のゼネさん好きの人も、こういう所を見て欲しいなとは思う。ぶっちゃけ、ロストールという国家の単位で物事を見るなら、ゼネさんはかなり嫌な存在よ？貴族の側から見ても、平民の側から見ても。上坂（仮名）:んだんだ。確かティアナにもちょっと突っ込まれてたけど、ある意味不誠実というかなんと言うか。まあ、彼の場合あえてそういう役回りを選んでいるんだろうけど。叔母貴を見習うように。エリス様、誰一人として見捨てられない性格だしなぁ……（涙）＜周囲の人物の不幸多分エリス様がいなければ、ゼネさん完璧に貴族捨てるか、中央貴族としてバリバリやるかの両極端でないかと。管理人：それでいて、本人は夫に振り向いて欲しくて、あの手この手を使う人。正直、一途な人よ。悪女どころか、良妻賢母そのものじゃないか（笑上坂（仮名）:夫を支えて頑張る、ロストール女性の鑑（笑）管理人：「先日兄ノヴィンが死んだ。　居ても居なくても同じような凡庸な男だったが、やはりいなくなると悲しいものだ　これが親族の情というものなのかもしれぬ」なんだかんだ言って、お兄ちゃんには評価がそれなりに厳しい妹（ぁ上坂（仮名）:本格的に害になるような人間に対しては、割と容赦ないですから（笑）管理人：タルテュバに対してのコメントもないしね（爆＜害になる～上坂（仮名）:ボルボラの使い方も、結構アレで何だと思う（ぉ）管理人：そこへ行くと、ツェラシェルやヴィアヴァイには、それなりに親愛を持っているように見えるフリントさんと同じくらいには、ね上坂（仮名）:有能な部下としても当然だけど、わりかし可愛がってそうな。ノーブル反乱のイベントってやった？あ、スタートイベントね管理人：ああ、やったやった。上坂（仮名）:あれと、フリントの子供シナリオを両方やってみると、かなり楽しいよね（笑）お父さん、実はかなりやり手だったのね、とか（笑）管理人：うんうん。両方から見ると、かなり面白い。ゼネさんが「あんたほどの男を手放すとも思えんが」と言ったのも分かるわ上坂（仮名）:というか、確かにあの反乱イベントだけだと、エリス様って極悪人のようだしね（苦笑）管理人：公の顔だからね。仕方はないなんていうか・・・幼い頃から見てきたというところに、政敵でありながら、レムオン坊やでしかないという懐の深さを感じる本質的には、昔から知っている近所の子どもにすぎんのやなあと。（見やすくするため、一部改訂を施しています。そして、転載を快諾してくださった上坂（仮名）さんに感謝します）まとめると「他国を滅ぼす程の謀略家であり、政敵に対しても容赦ない人物」（冷酷）「その実非情にはなりきれず、後々禍根になるであろう人物ですら秘密裏に救う」「信頼している人物のみならず、政敵に対しても私の面では心配しているそぶりを見せる」（情愛）「性格そのものは家庭的で、料理もうまい」「信頼出来る人物を見捨てることはない」「生き方は意外すぎるほど不器用」ということが言えます。スタッフに愛されているであろう複雑で深い設定のエリス様。もっと評価されても良い気はするのですけどね。で・・・エリス様ファンの同志の方。冗談抜きで連絡暮れると嬉しいです。ええ（爆

  Jun 28, 2005

• ふと、るろうに剣心の再放送を見て

  ちょっとした愚痴です。この作品に、相楽左之助という人物が登場するのですが・・・この人、赤報隊の生き残りという設定にもかかわらず、名前のモデルは新撰組（近藤派）の原田左之助なんですよね。でもねえ・・・赤報隊の２番隊が、新撰組（近藤派）と対立した御陵衛士（新撰組伊東派）で構成されていたことを考えると、このキャスティングはちょっとどうかなあと思ってしまいます。まして原田は御陵衛士の重鎮にして新撰組最強（京洛一の剣の使い手）とも謳われた服部武雄を討った人物でもあるのです。この作品は、ここで赤報隊にスポットを当てたことは良いと思うのですが、どうせなら、御陵衛士にも配慮が欲しかったなあと思う次第です。そう、私御陵衛士贔屓の人間で、彼らのように通説では悪し様に言われながらも、よくよく記録を見れば実はそうでもないという人物達が好きなんですよねえ。大河も、ジャニーズタレントばっかり出してないで、こういう敗者にこそスポットを当てて欲しいなあと思うのです。明智光秀・石田三成・そしてこの御陵衛士などにねえ。（いや、冗談抜きで石田治部は面白いと思うのですが。忍城の真実、朝鮮の役に対する批判意見と戦略眼、関ヶ原に至までの手腕。そして何より、彼を取り巻く人々との友情。青年漫画向けかもしれませんが・・・１クール単位で良いから、やってくれませんかねえ）

  Jun 27, 2005

• 教育実習

  さて、私は現在地元の学校に教育実習に行っています。高校はとても居心地が良かったものの、中学では大苦戦・・・早く終わってくれないかと思ったものですが、最近少し考えを改めてきています。というのも、あることに気づいたからです。中学は生徒が思春期にはいることもあり、とても不安定な時期となっています。また、学生闘争から続く失政で、子どもにとって、教員（大人）は敵だという認識が広まったこと、世情が多様化してしまい、躾を含めた学業以外での教育も学校に科せられるようになったことが合わさり、授業以前の状態が続いています。そんな中、例えば不登校の生徒に対する家庭訪問や、いじめ問題などでの子どもへの呼びかけなどによって、真面目に働く教員ほど労働が過密になってしまい、常に精神的に追いつめられた「ピリピリした」状態になってしまうのです。そして、そんなベストコンディションとはほど遠い状態にある教員が生徒の味方になれるはずもなく、教員と生徒の対立が続くことになるという悪循環を生んでいると言えるでしょう。（無論、肉体的・精神的な暴力によって生徒を統率しようとする体育会系的（実際に体育教師ではないとしても、精神的な体育会系を表す）な教員が中学では主流を占めていることも、この原因の１つでしょうが。）この状態を打破する為には、中学教員の負担を少しでも減らすこと以外に道はないといって良いでしょう。そして、最も効果的な手段は、１学級辺りの人数を減らすことにあると思われます。まあ、当然と言えば当然ですね。人数が減れば、その分１人辺りに割ける時間が増え、諸処の問題にもじっくりと取り組むことが出来ます。つまり、癌で言う早期発見早期治療が可能になるのです。こんな状況であるにもかかわらず、「教師が楽をしたいから」と皮肉めいたことを言い続けている公明党。学校が悪いのは教師が無気力だからだと、現場も知らずにいい加減なことを喚き散らしている民主党の太鼓持ち漫画「クニミツの政」などには本気でむかっ腹が立ちますね。続きちなみに、現在麻痺しかかっている中学校の教育が完全に麻痺してしまった場合について。将来的に何が起こってしまうのか。ご説明致しましょう。まず、学校で折角勉強する場を提供しているのに、それを棒に振っているわけですから、それに伴って「国際競争力」とやらも低下するでしょうね。学力低下が取りざたされているのは、そこに問題があります。次に、「荒れた学校」とは、一種の無法状態です。そんな状況に慣れきった人間は、治安の悪い状況でも何とも思わないでしょう。また、実際に暴力等を行う人間も比例して多くなりますので、関連して日本全体の治安が悪くなります。ここまで言うと、「学校に行かなくても立派な人はいる」だの「学校の勉強は役に立たない」という声が聞こえてくるかも知れません。ですが、それはあまり賢い意見とは言えません。まず、前者ですが、これはそういった人物がいるのは間違いありません。ですが、考えてみて欲しいのです。学校に行くことを放棄した（貧困やその他やむを得ない事情で放棄したのであればともかく、義務教育の恵まれた環境で、ただ勉強をしたくないからという理由での拒否）人間全体の中で、立派な人間がどれだけいるのでしょうか？ほんの一握りを指して、全体のように語ることは出来ないはずです。そして後者ですが、これも私は一笑に付すことが出来ます。「それは、学校の勉強を役立てていないからだ」例えば、会計士とまでは行かなくとも、店舗を経営する（雇われ店長職含む）仕事の場合。簿記と呼ばれる程度の会計技能が必要不可欠ですね。この簿記を得るためには、連立方程式が解けることは前提とされて（いるはずです。簿記は昔勉強したはずなのですが、どうにも記憶があやふやですので／苦笑）います。そして、連立方程式を解くためには、小学校の算数のうち、かなりの分野が必要になります。成人してから沢山の面倒で高価な講座を、無償で受けることが出来る義務教育は、かなり利用者にとっては素晴らしいものであると言えるでしょう。これ以上は面倒なので言いませんが、この例１つを取ったしても、学校教育は重要なのです。他にも、それそのものは役に立たなくても、思考能力を養うという理由もありますね。いずれにせよ、学校教育を軽視する人間には、是非とも米百俵を勉強して貰いたいものです。

  Jun 20, 2005

• 藤井寺球場

  私は阪神ファンではありましたが、以前毎日藤井寺球場を横目にしておりましたので、それなりに愛着は持っておりました。先日の市民フェスタを持って、完全閉鎖と決まったようです。それを知ったのはフェスタ当日の夜でしたので、赴くことは出来なかったのですが、また１つ時代が移っていくのだなあと感じました。本当に寂しいことですね。ところで、今私は母校で教育実習をさせていただいているわけですが、なかなかに面白いものですね。教えると言うよりは、生徒の成長をサポートする立場として、本当に色々考えさせられます。自分で考えなければならないことも多く、甘えを取り除かせてくれます。しっかりと調べないと通用しませんしね。勉強に戻りましょうか。

  Jun 7, 2005

• 避妊と中絶

  この件に関しては、色々と難しいとは思います。ですが、ここは私の空間なので、敢えてこの言葉を。私は人間が他の動物と違い、性交を生殖以外の目的（コミュニケーション）で行うことを理解しています。（社会学の考え）ですが、生物学の問題で言えば、その行為は生殖以外の何者でもないわけですので、人間を人間たらしめている社会性と、生命体としての仕組みとの食い違いが生まれてくるわけです。あくまで私の意見ですが、避妊と中絶は責任を持って行うべきだと考えております。無論、無責任に中絶を軽く見ているわけではありません。ですが、完全な避妊が存在せず（限りなく０に近づけることは可能ですし、その努力は当然必要ですが）失敗する可能性がある以上、望まないものを強行しなければならない義務は存在するのでしょうか。いずれにしても、責任を持つことは大事でしょう。それがどのような結果や決断を産むとしても、です。倫理の問題はあるでしょうが、この辺りは本当に微妙だと思います。あくまで私は社会学に思考の基礎を置いているため、社会を重視する意見を持ちました。

  Jun 2, 2005

• 間空きすぎ

  というわけで、かなり間が空いてしまいましたが。２４時間では正直足りません。やりたいことが多すぎです（何なるべく簡潔にいきましょうか。本日は名前（看板）についてです。グループの名前に対するイメージというのは、皆さん多々あるとは思います。ですが、現実世界には多数の正義が存在し、自らを悪人だと主張する人間はまず存在しません。つまり、思想的なグループの場合、その名前には彼ら自身の正義（もしくは、一般的に受け入れられやすいものを使っている）が現れていると言えるでしょう。例えば・・・日本の隣国である豚の国ですが、あそこの正式名称は「朝鮮民主主義人民共和国」です。そう、どこが民主主義やねんと言いたくはありますが、看板は民主主義なのです。これは建国当時の東側体制は紛いなりにもマルクスらの思想を表向きは重んじていた為、階級闘争を無くすという意味で民主の名前を使ったことが考えられます。（ちなみに、マルクスの思想や学問は現代の一般社会にも実は応用されている箇所が少なくありません。例えば、我々が当たり前のように使っている「資本主義」という言葉は、マルクスの造語です）（それとはあまり関係はありませんが、マルクスと論争を繰り返していた社会学者マックス＝ヴェーバーのマルクスに対する批判は的を射た非常に建設的であり、後の思想にも影響を与えています。思想は１人の手で作られるのではなく、多くの人々の協力によってこそ創られるものなのでしょう。閑話休題）また、豚の国の独裁グループの名前は「労働党」と言います。そして、イギリスの与党の名前も「労働党」です。名前という看板にこだわるのであれば、イギリスも北朝鮮の仲間ということになりますね（笑また、イラク戦争に反対したイギリスの政党は「自由民主党」同じ島国の自由民主党でも、極東の自民は、積極的に派兵を促していますね。逆パターンで言えば、かつてのドイツのナチス党の正式名称は「国家社会主義ドイツ労働者党」そして現代のナオナチは「国家民主党」です。先程も述べましたが、その時代に合わせて、いかにも世の中に迎合するような名前を使っていることが分かります。何でもそうですが、物事の本質を見抜く目は大事ですね。

  May 24, 2005

• 心を持つロボットは可能なのか

  古くは鉄腕アトムに始まり、最近ではアイ・ロボットなどで知られるように、心を持つロボットは昔からフィクションの世界で登場し続けていました。では、現実に心を持つロボットというのは可能なのでしょうか？私個人の見解を述べるなら、答えは「可能」です。以下にその理由を挙げていきます。その前に、心とは何なのか？もしくは、心を持っていると周囲から認知されるにはどうすればいいのか？まずそれを定義する必要があるでしょう。（続く）

  Apr 25, 2005

• フジとライブドアの裏に隠された本当の反日

  今ニュースをにぎわせている中国の反日デモですが、今そんなことがちっぽけに思える「反日行為」が今行われています。この「反日」は凄いですよ。中国の暴力デモ（暴力を用いた時点で、デモとは認めたくないですが）もいただけませんが、それを遙かに超えるスケールで、私たちの財布に直接影響しますので。それは何かと言いますと、フジとホリエモンこと堀江社長のライブドアの争いに関係しています。何を言っているんだ、どちらも日本の企業で、どこにも反日の要素がないじゃないかと仰る方もいらっしゃるかもしれません。ですが、それは表面上だけのことです。皆様、疑問に思うことはないでしょうか？「そもそも、ライブドアはどうやって８００億円も資金を準備することが出来たのか？」８００億円だなんて、並大抵のことでは用意できません。悪名高き読売のナベツネではありませんが、そんな「聞いたこともない企業」が、あっさり用意できるものではないのです。ライブドアの後ろにいるのは誰なのか？答えはリーマン・ブラザーズというアメリカの投資銀行です。では何故わざわざアメリカの投資家がライブドアに力を貸したのか。見方を変えると分かり易いです。「リーマン・ブラザーズはライブドアを手先に使い、ある儲けを掴もうとした」では、それはどのような儲けなのでしょうか？まず、リーマンは関連会社であるサンライズファイナンスを使い、６千万を無利子で借ります。そんな都合の良い資金提供をしてくれるのはどこの銀行やサラ金なのでしょう？なんと日本銀行、すなわち日銀です。日銀は経済活性化の為、３０兆円を無利子で融資しています。それをリーマンを始めとする外資が、ダニのように群がって奪っていきます。日本国民の為のお金を、余所様の国が賭博（株売買）に使っているのですね。そして、よしんば成功したとしても、そのお金は日本の経済活性化に使われることはまずないでしょう。こういうのって、私はれっきとした反日経済活動だと思うのですけど、どうなのでしょう？

  Apr 22, 2005

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