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2002.02.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
もうすぐ日本でも公開のはじまるファンタジー映画「ロード・オブ・ザ・リング」。
その原作が、伝説的な大河小説と言うべき「指輪物語」です。

ちなみに私がこの本を読み通した(当時は、ぶあつい本で6冊。今回の映画化はその
うち前半の2冊のハズ)のは、すでに15年も前のことなので、実は細かいところは
忘れてしまっています。でも、主人公フロドたちと一緒に冒険の旅に出ていた頃の、
あの興奮は一生忘れることができない大切な時間でした。

「指輪」(ファンの間ではこの単語だけで通じる)は、あらゆるファンタジー小説、
ゲームの元祖である、と良く言われるように、確かに現在に通じる全てのモチーフを
そなえています。例えば、彼が創作した怪物であるオークやバルログ、主人公で
あるホビットやエルフといった種族のイメージは、その後、様々なファンタジーゲーム
に登場するスタンダードなものとなりました。

また、展開的にも、様々な物語に影響を与えたことは間違いがありません。
・平和に暮らす平凡な主人公の元に突如訪れる魔法使い。
・多くの仲間と共に行く冒険の旅。
・主人公の苦悩と成長。
・それぞれの使命を持ち離散していく仲間たち。
・限りない力を持つ指輪をめぐる善と悪の壮絶な戦い。

この物語の骨格をなすこれらのモチーフがなければ、ひょっとしたら、
「ドラゴンクエスト」もあるいは「スターウォーズ」さえ生まれなかったかもしれ
ません。

そして、この物語の魅力は何よりも、「完璧な異世界を構築した」ということ
に尽きます。人が物語にふける大きな理由の一つが、現実とは別の想像の世界で
思いっきり羽を伸ばしたい、というものです。作者のトールキンは言語学の教授であり、
その探求の究極の形として、自分だけの異世界の構築を目指しました。それゆえに
彼は架空の言語体系や地理、歴史、神話に至るまで緻密に世界観を構築したのです。

私たちは、「指輪物語」に触れる時、その壮大な異世界の一端を垣間見たような
錯覚に陥ります。主人公たちと同じ場所、同じ時間を共有し、さらにその先をも
訪れたくなる冒険心と勇気が芽生えてくるのを感じるのです。それこそが、物語を
読む醍醐味であり、語り部としての至上の喜びであり、「指輪」は充分にその欲求を
満たしてくれます。

「指輪」がアメリカで大ブームを巻き起こしたのは1960年代ですので、
それから実に40年を経て、このたびようやく実写映画化される(一度、
アニメ映画となっている)ことになりました。嬉しいことに今回の映画化は、大変な
評価を受けているようです。ただ、壮大な三部作ですので、全て完結するまでにも
随分な時間がかかります。ゆえに、未読の方には、まず一度、原作の扉を開いて
みることをおすすめします。



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最後に、海外の小説を読むにあたって、実は何よりも大事な翻訳という
作業において、言語学者たるトールキンの意図に忠実に、
"Lord of the Ring"を「指輪物語」と、"Middle Earth"を「中つ国」と、
その他、様々な和語に置き換えた故・瀬田貞二さんの翻訳に敬意を表します。

【オススメ度】★★★★★+(5段階)





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最終更新日  2004.02.20 11:42:12
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