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○久々に、予約しておいたミュージカルを観劇。
日比谷の日生劇場にて上演されている「モーツァルト」。 実はそれほど期待するわけでもなく、市村正親や松たかこ といった馴染みの俳優が出演している、ということだけで 前評判を全く知らずに観に行ったのだが、東宝が力を入れている だけあって、「レ・ミゼラブル」や「ミス・サイゴン」といった 大作に負けない良作だったと思う。 時代背景を反映して、衣装は華やかだし、主演含め、みな声が良い。 松たかこは狂おしい感情表現から、愛らしい仕草、伸びやかな歌に 至るまで、一昨年頃の「ラマンチャの男」に比して、格段の進歩を 見せていた。 その生涯から、決して幸せな物語で終わるわけでもない、 「モーツァルト」だが、起伏に富むストーリーと巧みな演出に しみじみと心に残る作品だった。帝劇ですぐに再演されるそうなので、 また観に行ってみたい(但し、松たかこ出演は今回限りらしい)。 ○帝国ホテルのやや古めかしすぎる雰囲気をぐるりと回った後、 そばのタイ料理屋「ティーヌン」へ。ここは元々、早稲田にあった 本店が繁盛して、次第に支店を広げていったお店で、僕にとっては タイ屋台料理の初体験の店だっただけに思い出深い。 ただ最近、地元のさらにネイティブなタイ料理屋に通っている せいか、日本人に合うように味付けされた料理はどうも物足りなく 感じる。トムヤムラーメンって、こんなに甘かったっけ? ○日曜日は遅起きの後、祖母の家へ。両親が先に到着しており、 いとこの姉妹をまじえて、久々に親戚の集まる日となった。 旅行添乗員をやっているいとこから、最近の状況は厳しいとの 話を聞く。また、最近なぜか白バイ隊に所属となったらしい、 消息不明(?)のうちの弟の話で盛り上がる。ポリシーのない彼も 人並み以上に色々経験しているのがスゴイ。 よく慣れたカナリアがばたばたと部屋中を飛び回る。このカナリアも 弟の勤務していた派出所への届け物らしい。なぜ、うちの祖母が 預かっているかはさっぱり分からないが、結構気に入っているらしい。 ○夜、電車の乗り換えの際に新しくなった丸ビルに行ってみる。 一通り、レストランフロアを回る。香港最高峰の「福臨門」や名門洋食の 「グリル満天星」等、受けのいい一流どころを集めたのは評価できるが、 狭い中にごみごみと店が並んでいる印象はやや興ざめだ。リッチな デパートのレストラン街といった感じ。 そんな中では、比較的リーズナブルでありながら、高級感も漂う 中華料理店「筑紫楼」へ。ここは恵比寿に本店があり、何度か行ったことが あるが、さすが丸ビル店は本店よりも洗練された内装とサービスが心地よい。 支配人のような振る舞いの男性のサービスがやたらいいなあ、と思っていたら、 しっかりサービス料をとられていたが。といいながら、中国人ウェイトレスたち は、ミスをすると、お客の前でもしっかり嫌な顔をするのはさすが(?)である。 ここは「ふかひれそば」が絶品で、「ワンタン入り蛯子麺」、「北京ダック」と ともに頼む。ふかひれスープの超こってりした濃厚なスープは心底うまい。 「北京ダック」は、店外からでも、ガラスごしにぶらさがっているのが、 見えて、かなりリーズナブルなので頼んでみたが、「PEN」にも北京ダックの 美味しい店として紹介された「富麗華」に比べると、相当味に差がある。 あのじわっとした油の染み出る味わいが物足りない。多少肉がついていて、 それだけ食べてみると分かるが、レバーのようで美味しくない。 北京を訪れた時、夕食が「北京ダック」食べ放題だったので、満腹になるまで 食べ続けた覚えがある。チープではあったが、あれはあれで満足度は高かった なあ、と思い出にふける。 食後の杏仁豆腐も天下に轟くほどの名品なので、大変おいしくいただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2002.10.18 10:37:41
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